【Vol.64】リノベる新オフィス移転レポート④ようこそ、リノベる新オフィスへ!(後編)

2020.12.13
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リノベる本社新オフィスのみどころを紹介する後編。新オフィスに隠された仕掛け、こだわりを引き続きご紹介していきます。
前編はこちらから(撮影:古末拓也)

<みどころ④>リノベるのオフィスは、各所にコミュニケーションの工夫がある

本社2階には社員やゲストがランチや休憩に使える「キッチン&バー」があります。人気の“おむサンド“専門店「サプライスニッポン」のメニューが楽しめるのはもちろんのこと、そこにはコミュニケーションを生むための工夫が散りばめられています。


例えばキッチンのカウンターは1メートル10センチ。少し高くすることで、インフォーマルな会話が生まれることを期待しています。一方、カウンターロングテーブルが置かれたバーは、仲間でゆったり議論しアイディアが生まれる場所になることを意図して、背面にホワイトボード塗装を施しました。

同じく2階のライブラリースペースには建築雑誌などのアイディアソースや建材のサンプルが充実。お客様との設計打ち合わせや社内打ち合わせなど、雑誌やサンプルを広げての長時間の打ち合わせも快適に過ごせるように、ファミレスのようなシートを設置しました。


さらに、3階のKIOSKとテックショップはさながら「まち」の中の「お店」の位置づけ。KIOSKにはプリンターや文房具が置かれ、ちょっとした作業や社員同士が立ち話ができるスペースも。「テックショップ 」ではICTの活用を進める中で、困りごとや各種設定、不具合、デジタルデバイスのレンタルなどに対応します。

 

<みどころ⑤>リノベるのオフィスには、古きものへの敬意がある

オフィスが入るたつむら青山ビルは1972年、約50年前に造られました。工事途中に既存の石膏ボード壁を撤去したところ、レリーフ作品を発見。この作品の中に、たまたま、リノベるが大事にしている「マル」のモチーフがありました。これも何かのご縁?ということで、竣工時に設置されたこのレリーフに敬意を表し、壁を残すことに。50年前の職人とのコラボ!?が実現しました。

他にも、当時の工事の後をデザインとして採用したところが随所に。2階を構成する「みち」「まち」の床は、50年前の職人が残したコンクリートのハケの跡を活かし、階段室3階の天井は解体して出てきた躯体をそのまま残しデザインとして見せています。


一方、バーに置かれたダイニングテーブルは、1800年代のファーマーズテーブル。実際に当時の農家で使われていたものです。椅子はコーポレートカラーのオレンジ色で統一した様々なビンテージの椅子を並べました。

そのほか各所にも最新の家具の中にところどころビンテージの家具がさりげなく配置されています。「古いものに敬意を払い、活かす」は、リノベるが常に大切にしている世界観です。

<みどころ⑥>リノベるのオフィスは「育てる」オフィスである

階段の手すりは、ステンレスですが、レザーのカバーで包まれています。手に触れる部分を大事にする」という意図があります。

 

さらにドアの小口など、手が触れる部分にはCopper(銅)を採用。思わず手入れしたくなるような仕掛けです。手が触れる部分を中心に随所にCopper(銅)をアクセント素材として採用しています。

新オフィスの「完成」はゴールではなく、スタート。これから使い続ける中で変化を楽しむことができる、みんなで「育てる」オフィスなんです。

<みどころ⑦>リノベるのオフィスは、暮らしの一部である

「うち」は住まいよりも集中できるスペースを目指しました。2階のオフィスエリアは居心地のいい「うち」ゾーンを感じてもらうため、フローリングで仕上げ、床を15センチ高く。おうちの軒先や縁側のように様々な出会いを誘発するため、歩いている人と座っている人の目線が合う仕掛けになっています。

 

また、3階オフィスの上には「イカリング」と呼んでいるアッパー照明を設置しました。このリングの下に集うことによって、帰属意識つまりそれぞれの部署の「うち」感覚が生まれることを意図しています。
さらに、窓の上には「光の水平線」と呼んでいる照明を設置。朝・昼・夕と外の明るさと連動して、光量と色温度が変化します。昼に向かって白く明るくなり、夕方に向かってオレンジがかって暗くなる。室内にいながら、日が昇って落ちていく様子が感じられる、暮らしのリズムを感じる仕掛けです。

リモートワークの普及に伴い、住まいで働く機会が増え、働くことは暮らしの一部であると実感された方も多いかと思います。私たちリノベるは「オフィスも暮らしの一部」と捉え、オフィスが豊かな暮らしの場となるよう、自らが試し、楽しみながら、オフィスを育てていきたいと考えています。

***
2回にわたって新オフィスのみどころを紹介してきました。まだまだオフィスの魅力を伝え切れていない部分もたくさんあるんです。ぜひ、お近くにお越しの際はお立ち寄りください。みなさんをお迎えできる日を楽しみにお待ちしています。

<関連記事はこちらから>
【Vol.63】リノベる新オフィス移転レポート④前編

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