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【Vol.84】みんなで選ぶ『リノベる2023トピックス』~TOP10~
2023年は皆様にとってどんな年でしたか。
今年は人も街も動き出し、侍ジャパンが世界一になったり、史上初の藤井聡太八冠が誕生したりと力強いニュースが生まれました。同時に、ChatGPTなどAIの進展に驚かされたりと「革新」の多い一年でもありました。
リノべるにおいても、引き渡し件数が今年で累計5,500戸を突破し、ここからさらに加速していこうと、これまでにない挑戦や新たなスタートをきることができた1年でした。
昨年に引き続き、今年もリノベる社員を対象に2023年の出来事をランキング形式で振り返る『リノベる2023トピックス』を開催しました。全社員を対象にアンケートを集計し、その中の最も印象に残ったという回答が多かったトピックTOP10をご紹介します!
堂々の第1位には、積水化学工業とリノベるの資本業務提携がランクイン。
2023年4月に積水化学工業と資本業務提携を締結し、今年は永く住み継がれるサステナブルな循環型社会の実現を目指し、両社のシナジーを最大化する事業領域を探索しながらパートナーシップを構築してまいりました。
積水化学とリノベるは、技術力とデザイン提案力を掛け合わせることで、ZEH水準リノベーション普及を推進し、良質な住宅ストックが循環する新たな循環型住宅マーケットを創造、カーボンニュートラル社会の実現に寄与して行きたいと考えています。
「SDGs」や「サスティナブル」が馴染みのある言葉になり、世界中で環境配慮の取り組みが行われていますが、古い建物を活かして長く住めるようにするリノベーションは、脱炭素社会を実現するための大切な解決策の一つです。更に省エネリノベーションにより、建築物の使用時のエネルギー使用量を減らすことも可能です。
今年は積水化学工業と、マンションのZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準リノベーションの提供を開始しました。新築だけでなく、今あるマンションの省エネ性能を高め、日本の住宅の質を上げていこうという取り組みです。
既存ストックの9割が断熱性能が不足する中で、日本の住宅を、夏は涼しく冬は暖かく、エネルギー消費量は少なく、電気代も節約される、そんな快適な住まいになるよう、まずは省エネレベルの高い、ZEH水準リノベーションを買取再販事業、法人・個人向けのリノベーション請負事業の3つのチャネルで手掛けていきます。
「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」の実現のため、両社のシナジーを最大化させ、更に成長を加速できるよう精進してまいります。
2位はJICNからの資金調達でした。JICNは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、日本政府により設立された民間企業85社の出資を原資に脱炭素に資する事業への投融資を行うファンドです。リノベーションによる既存ストックの長寿命化と省エネリノベーションによるGHG削減貢献と、経済と環境の好循環の観点を評価いただき、支援を頂けることとなりました!
これは、新築も含む住宅・不動産・建設領域における出資一号案件であり、エポックメイキングなニュースとして各種メディアでも大きく報道を頂きました。
リノベーションは、経済的・環境的な負荷を抑えながら、自分らしい暮らしや魅力ある地域を実現する手段です。
今回のご支援に身を引き締め、「お客さま」「住宅・不動産・建設産業」そして「社会」、それぞれが直面する課題に、テクノロジーとアイディアを以て向き合い、価値に変えることで、ミッションである「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」の具現化を加速してまいります。
皆様は、リノベるの手掛けるリノベ済みマンションがあることをご存知でしょうか。
ワンストップリノベーションサービスで知られるリノベるですが、実は今年から”あなた”の暮らしにフィットするリノベーション済みマンション「リノベる。U」(読み:リノベる ゆー)をスタートしました。
世の中にリノベ済みのマンションが増えていく中で、画一的な間取りや内装に満足できず追加リノベーションのご相談を頂くことも多くなっており、今まで5,500戸超の暮らしに向き合ってきたリノベるだからこそ造れるリノベ済みマンションがあるのでは…!ということで始まりました。
蓄積したアイディアとノウハウを注入し、生活動線を意識した間取りから、設備・素材の選定まで行い、快適で暮らしやすく、コストバランスのとれたリノベ済みマンションを提供してまいります。
引き渡し件数が累計5,500戸を突破した節目に、リノべるのお客さまに感謝の気持ちを伝えるべく、リノべる表参道オフィスにて、お客様向け感謝祭「リノべる。ThanksParty」を開催しました!
当日は、2階のステージで第一部「パーティー」の後、地下の「b1./ビーワン。」で第二部「文化祭」という二部制のプログラム。20組53名のお客さまに参加いただき、担当スタッフとの久々の再会や、お客さま同士のつながりが生まれ、盛会となりました。
代表の山下智弘が起業してから2023年11月11日で満20年を迎えました。それを記念し「リノベる株式会社」の前身となる「株式会社es」を含む、アルムナイ(卒業生)の皆様をお招きし、改めて感謝を伝えるイベントを東京と大坂の2会場で開催しました。合計100名近いアルムナイの方々が集合し、懐かしい話や近況報告など様々な会話が生まれ、代表の山下をはじめ既存社員も加わり、大いに盛り上がりました。
卒業した後も「久しぶり」と自然と会話が始まり、互いの成長を喜び、応援しあえる。リノベるの底力は、こうした「人」であると実感し、胸が熱くなるイベントになりました。
最後に集合写真をパシャリ。
リノベる東京オフィス
リノベる大阪オフィス
6位は喜ばしいダブル受賞のトピックです。プロジェクトマネジメントおよび総合企画、設計・監理・施工を担当した賃貸住宅「コンフォリア高島平〜アップサイクル・デベロップメント〜」と、企画から設計・施工を担当した近畿大学のインキュベーション施設「KINCUBA Basecamp(キンキュバ ベースキャンプ)」が2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。
これは、2021年の運動施設と飲食店のリノベーション複合施設 [SWEET AS]、2022年の地域参加型リノベーション複合施設 [BOIL]に続き3年連続の受賞です。
コンフォリア高島平〜アップサイクル・デベロップメント〜
KINCUBA Basecamp(キンキュバ ベースキャンプ)
これらの事例を手掛けた法人様向けCRE・有効活用ソリューション事業「都市創造事業」
の公式サイトもリニューアルしましたので、ぜひご覧ください。
📍都市創造本部公式サイト
7位にはリノベる表参道オフィスで開催したイベントがランクイン。「永く愛され循環するモノ」をテーマに、青山骨董通りのまちにひらくインテリアイベントを開催しました。
『建築家の椅子30脚展』は、国内外30名の建築家により近現代に設計された椅子30脚を展示販売するエキシビションで、来場者は椅子が設計された当時の時代背景や建築家の哲学を知ることができるだけでなく、実際に試座し、椅子の質感、素材感、強度などを体感いただくことができました。
同期間のうち2日間限定で、ヴィンテージアイテムやデザイン雑貨を販売する青空市場『Vintage&Design Market』も開催し、総勢600名にご参加いただき、盛況となりました。
今後も皆様の住まいづくりやインテリア選びのきっかけになったり、地域の方に喜んで頂けるようなイベントを開催してまいります。
『Vintage & Design Market』の様子
『建築家の椅子30脚展』の様子
8位には4月から始まった新企画「偏愛くらし」がランクイン!
誰もが持っている自分らしい「すき」の気持ち。その「すき」に正直に、心をみつめなおして見つけた愛のあるくらし。それを「偏愛くらし」と名づけ、中古マンションリノベで叶った、ちょっとニッチでとっても幸せな「偏愛くらし」をWEBコンテンツにてお届けしました。
第1弾は「猫」をテーマに猫のための猫リノベーションをされた住まい、第2弾は「キャンプ」でたっぷりギア収納の土間がある住まい、第3弾は「インテリア」で憧れのソファから始まった住まいを取材し、ルームツアーとしてnoteとYouTubeにて公開しました。
家探しをするとき、駅徒歩、間取り、㎡数などの一般論に無意識に合わせていませんか?「私が本当にしたい暮らしってなんだっけ?」「好きなものから始まる住まいづくり」を知るきっかけになればと企画しました。「偏愛」から始まる住まいづくりを覗いてみませんか?
今年もありがたいことに様々なテレビでも取り上げていただきました。
『ヒルナンデス!』では「リフォーム達人の家覗くンデス」のコーナーにて、設計デザイナーの平尾と、リノベる夫婦として、元ライフスタイルコーディネーターとデザインパートナーの脇野夫婦の自邸をそれぞれ紹介いただきました。
ヒルナンデスで取り上げられた事例が気になる方は公式noteにまとめておりますので、ぜひご覧ください。
- 平尾邸:#1‐1 所有すれば自分で設計できるんだ。子ども誕生を機にリノベを決意_物件購入のキッカケ編(リノベる。スタッフの家づくり)
- 脇野邸:#7‐1 物件購入から3年で買い替え・2度目のリノベを決意!リノベる夫婦の運命の出会い_住宅購入のキッカケ編(リノベる。スタッフの家づくり)
関西で人気の『やすとものいたって真剣ですhttps://www.asahi.co.jp/itaken/』でも平尾邸、天野邸、お客様の自邸を紹介いただきました!
住まいづくりの参考にぜひご覧ください。
TOP10入り最後は、長野県初となる都市公園の利活用「Park-PFI」を活用した「スタラス小諸」が長野県小諸市飯綱山公園に竣工したトピックがランクインしました。
施工中も公園を利用される方に「何ができるんですか?」とお声掛けいただくことも多かった本施設。農業と食文化の振興を目指し、1次産業から3次産業までを体験、見学でき、公園利用者と地域住民が積極的に交流できる体験型複合施設になりました。
オープン初日、浅間山山麓の絶景をはじめとする素晴らしい景色も楽しめるレストランには平日にもかかわらず多くのお客様にお越しいただきました。
リノベるでは、基本計画支援、基本設計支援、実施設計、内装設計、各種申請業務、施工、インテリア、Park-PFI公募支援を担当させていただきましたが、引き続き地域を巻き込んだイベントの提案など、積極的に運営面での価値づくりにも参加していきたいと考えております。ぜひお立ち寄りください。
その他TOP10入りは果たせませんでしたが、2023年らしい、新しい取り組みや変化をご紹介します。
■リノベーションオブザイヤーで2作品がノミネート&1作品が特別賞受賞!
都心の隠れ家ペントハウス
KINCUBA Basecamp
一般社団法人リノベーション協議会が開催する2023年を代表する魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテスト「リノベーションオブザイヤー2023」の授賞式が12月に実施されました。
全国からエントリーされた計267点から、選出されたノミネート作品は67点。
温かい応援を受け、リノベるからは下記2事例がノミネートされました。
さらに、近大発ベンチャー創出拠点「KINCUBA Basecamp」は、日経アーキテクチュア編集長の佐々木大輔氏からの特別賞として「インキュベーション・リノベーション賞」をいただきました!
佐々木氏からは、「キャンパスの目の前にあった元書店の建物をリノベーションした、大学のインキュベーション施設。間仕切りがなく、完全に仕上げない仮設のようなデザインは、まるでガレージのようだ。写真からは、学生たちの熱気、新しいモノを生み出す活気が街にあふれ出している様子が伝わってくる。起業支援に積極的な大学の姿勢をうまく形に落とし込んでおり、各地で増える同種施設のモデルになるといえるだろう。空き店舗を情報発信拠点として新たな場に再生することと同時に、学生や地域の人々に親しまれた風景や記憶も継承している。世界的なテック企業のいくつかは、ガレージから始まったとも言われている。この施設から、世界へ羽ばたくユニコーンが登場することを期待したい。」という嬉しいコメントを頂くことができました。
オーナー様をはじめご尽力いただいた関係各所の皆様、誠にありがとうございました。これからも「まちの新しい価値」の具体化と、「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」すべく、誠心誠意取り組んでまいります。
■アップサイクルワークショップを各所で開催
リノベるでは、「まちのあたらしい価値になる」を目指して、様々なエコ廃材を使ったアップサイクルワークショップを開催しています。木の端を使用したおもちゃ作りや、廃材を使ったDIYイベントなど、アップサイクルなモノづくりを通じて、「捨てられてしまうものでも自らの手を加えることで愛着のあるものに変えていける」というメッセージも伝えられたらと思っています。
来年も引き続きイベントを開催予定ですので、ぜひチェックいただけると嬉しいです!
- 【Vol.78】 リノベーションで地域と繋がるオフィスづくりを。/「TOKYO OTOKOミシン」で愛着のわくモノづくり!イベント潜入レポート
- 夏休みの自由研究にぴったり! 「STARRACE KOMORO(スタラス小諸)」で アップサイクルDIYイベント開催
■新コンテンツ『next STORY byリノベる。』を公開
今年はお客さまとの「共創」を伝える新しいWEBコンテンツ『next STORY byリノベる。』を公開しました。
これから住まいづくりをされる方の中には「住まいづくりがどのように進むか不安」という声もあり、住まいを一緒に作る楽しさ「体験」の価値だけでなく、専門家が寄り添う「安心」を、これまで蓄積された「共創」のエピソード通じて伝えるWEBコンテンツを制作しました。お客さまのかしこく素敵な暮らしをぜひご覧ください。
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いかがでしたか?
振り返ると今年は様々な新しい一歩を踏み出した1年だったと感じております。
社員からも、
「3つに絞れないほど多くのトピックスのある年でした!」
「新たなチャレンジが感じられた1年でした!」
「濃い一年でした。ミッションの実現に向けて熱量を上げて取り組みます!」
「変化の多い一年だったと感じています。」
など、新しい挑戦と濃いトピックスへのコメントが多くありました。
今年は改めて、住まいづくりの楽しさ、素敵さをお伝えする企画をスタートしたり、カーボンニュートラルといった地球規模の課題に対する新しい取り組みや発信をスタートできたりと、ミッション「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」の実現に向けて、力強い一歩を歩むことができました。
リノベーションは、自分にとっても地球にとってもよいこと。
そして、かしこくすてきな選択であること。
これからも目の前のお客様1組1組に丁寧に向き合いながら、パートナーの皆さま、業界の皆様へ、様々なナレッジを共有していけるようより一層精進いたします。
2024年もリノベるにぜひご期待ください!