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家が寒くて暑い…大きな原因は窓! しかし「断熱」でイメージする家のパーツNo.1は「壁」 61%が断熱に興味あり。一方で対策不実施の理由は「わからないから」 ~一都三県の住宅所有者へ「住まいの断熱に対する意識調査」を実施~
テクノロジーを活用したリノベーション・プラットフォーム事業を全国で展開する国内No.1(※1)のワンストップ・リノベーション事業者であるリノべる株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山下 智弘、以下 リノべる)は、20代~50代の東京、神奈川、埼玉、千葉の住宅所有者550名に対して、住まいの断熱および窓に対する意識や対策状況について調査を実施しました。
実施背景:
コロナ感染予防対策の一環としてテレワークが推進されるなど、自宅で過ごす時間が長くなることで、住まいの快適さに関心が高まっています。近年、住設系メーカーなどでも断熱に注目した製品や実証実験などが多く行われるようになりました。一方で、気象庁によると、今年の冬はラニーニャ現象の影響で寒冬の傾向(※2)となることが予測されています。このような状況の中、一般の方が住まいの断熱に対してどのような意識を持っているか、特に窓の断熱に対してどのような対策を行っているのか調査いたしました。
内窓を設置することで断熱を実現「リノベる。東京 表参道本社ショールーム」
【調査サマリ】
■断熱への関心
断熱に関心のある方は61.6%
■「断熱」でイメージする家のパーツ
外部と接する面積が大きいパーツが上位にランクイン
1位「壁」41.8%
2位「窓」33.8%
3位「床」9.6%
■”冬”に住まいから逃げるすべての熱の量に対して窓から逃げる熱の量は?
実際に逃げる熱の量は「52%」(※3)!
しかし、42%の方が50%未満と回答
「わからない」と回答した方は、16.4%に上る
1位 30%(18.4%)
2位 50%(16.5%)
3位 わからない(16.4%)
・実際は、冬に室内の熱の52%が「窓」から流出し、夏はなんと74%の熱が流入(※3)
■窓の断熱対策の実施状況
対策実施者は45.4%に留まり、半数以上が未実施
対策を行わない理由は、方法や効果が「わからなかったから」
費用や効果などを知ったで無実施と判断した方は21.6%に留まる
対策を行った方の半数以上が、効果を理解し実施を判断
行わない理由
1位「方法がわからなかった」(31.9%)
2位「費用対効果がわるかったから」 (21.6%)
3位「効果がわからなかった」(19.5%)
行った理由
1位「効果が明確だったから」(56.5%)
2位「値段が妥当だったから」(32.5%)
3位「工事手配や設置が簡単だったから」(5.8%)
【調査結果】
■断熱への関心
断熱に関心のある方は61.6%
20代~50代の東京、神奈川、埼玉、千葉の住宅所有者550名に対して調査をしたところ、半数以上が関心がある、という結果となりました。断熱は寒さを防ぐだけでなく、夏の暑い外気も防ぐ効果があります。昨今の異常気象により、今年の夏も熱中症による死亡者が増加し、この冬も大変厳しい寒さが予想されています。今後も断熱に関する関心は益々高まりそうです。
■「断熱」でイメージする家のパーツ
外部と接する面積が大きいパーツが上位にランクイン
1位「壁」41.8%
2位「窓」33.8%
3位「床」9.6%
一般の方の認識1位は「壁」となり、外部と接する面積が大きいものが断熱をイメージするパーツと結びつく結果となりました。ちなみに、冬に壁が流出させる熱の量は 19%、床は 9%(※3)というシミュレーション結果からもわかる通り、住まいの熱を大きく逃がしているパーツとは言えません。実際には、「窓」が最も熱を流出しているパーツで、33.8%の方が正解でした。壁の断熱材などは住宅などの建築現場などでも見る機会が多ため、視覚的にもわかりやすいことも影響していると考えられます。
■”冬”に住まいから逃げるすべての熱の量に対して、窓から逃げる熱の量は?
実際に逃げる熱の量は「52%」!(※3)
しかし、42% の方が 50%未満と回答
「わからない」と回答した方も 16.4% に上る
1位 3割(18.4%)
2位 5割(16.5%)
3位 わからない(16.4%)
・実際は、冬に室内の熱の 52% が「窓」から流出し、夏はなんと 74% の熱が流入(※3)
窓から逃げる熱の量について質問をすると、一般の認知では 42% の方が実際に逃げる熱の量よりも少ないと予想。実際には、冬に室内の熱の 52% が窓から流出し、夏は 74% もの熱が流入しているというシミュレーション結果が出ています。夏に窓際にいると暑いのは、直接日差しが当たるなど、大量の熱が入っているからということが、このシミュレーション結果でわかりますね。調査で「わからない」と回答した方が 16.4% もいるように、窓から熱が流出や流入しているというイメージが多くの方にはまだないようです。
■窓の断熱対策の実施状況
対策実施者は45.4%に留まり、半数以上が未実施
対策を行わない理由は、方法や効果が「わからなかったから」
費用や効果などを知ったで無実施と判断した方は21.6%に留まる
対策を行った方の半数以上が、効果を理解し実施を判断
・行わない理由
1位「方法がわからなかった」(31.9%)
2位「費用対効果がわるかったから」 (21.6%)
3位「効果がわからなかった」(19.5%)
・行った理由
1位「効果が明確だったから」(56.5%)
2位「値段が妥当だったから」(32.5%)
3位「工事手配や設置が簡単だったから」(5.8%)
「断熱」に興味があると回答した方に対して、窓の断熱対策の実施、不実施の理由を調査したところ、不実施の理由1位は「方法がわからなかった」(31.9%)、3位「効果がわからなかった」(19.5%)となり、51.4%の方が「わからない」ことがネックとなり実施に至らなかったことがわかりました。費用や効果などを知ったで無実施と判断した「費用対効果がわるかったから」と回答した方は、21.6%に留まる結果に。一方で、対策を実施した理由1位は「効果が明確だったから」(56.5%)となるなど、効果が明確であることが行動につながるという結果となりました。
■総括
今回の調査では、断熱に興味はあるものの、実際に対策を行っている方は少ない結果となりました。これは、情報や理解の不足が招いた結果と言えそうです。断熱は、住まいの快適さだけではなく健康や経済性、地球環境にも良い影響を与えます。例えば冬、結露が防げることでカビやダニを防ぎ、アレルギーや風邪などの病気を引き起こしにくい環境を作ることができます。また家庭で消費するエネルギーの30%を占める冷暖房の使用量を抑えることにもつながるため、政府が今年10月に宣言した「2050年カーボンニュートラル」を実現するうえでも有効と言えるでしょう。
海外と比較をすると、日本の断熱への関心度や法規制は大変低い傾向にあります。WHO(世界保健機関)は「住まいと健康に関するガイドライン」(※4)を2009年に発表し、寒さによる影響から人命を守るための室内温度として、18℃以上を勧告しています。また、イングランド公衆衛生庁は、18℃未満は血圧上昇・循環器系疾患の恐れ、16℃未満は呼吸系疾患に対する抵抗力低下、5℃未満は低体温賞を起こす危険大と細かく設定(※5)しています。日本の消費者庁も、特に高齢者において冬場の家や居住施設の浴槽における事故の死亡者が多く、温度差におけるヒートショックに対して注意喚起(※6)をするなど、住まいの温度に関しては情報の発信を行っております。一方で、未だ日本は断熱が義務化はされておらず、2020年に予定されていた次世代省エネ基準(断熱基準)の適合義務化が延べ床面積300㎡未満の住宅や建築物、及び中・大規模マンションで延期となるなど、各国と比較すると断熱後進国と言わざるを得ない状況にあるのも事実です。
日本において当たり前とされてきた「住まいの寒さ」は、世界基準では当たり前ではなく、様々な断熱方法で解決できる問題です。中古不動産+リノベーションをご提供している「リノベる。」でもお客様を対象に、YKK AP株式会社協力のもと、過去にお引き渡しをしたお客様向けの室内窓の設置サービスのご案内をスタートいたしました。ミッションである「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」の具現化に向けて、寒さや暑さに適応した快適な住まいのご提供に努めてまいります。
▼調査概要
調査方法:webアンケート方式
調査対象:20代~50代の東京、神奈川、埼玉、千葉にお住まいの住宅所有者
サンプル数:550名
調査実施日:2020年11月25日(水)~2020年11月26日(木)
調査主体:リノベる株式会社
※ 本リリース内容を掲載いただく際は、出典「リノベる調べ」と明記をお願いいたします。
▼リノベる株式会社 概要
2010年より中古マンション購入とリノベーションのワンストップサービス「リノベる。」をスタート。リノベーション空間を備えたショールームを日本全国各地に展開し、物件探しから住宅ローン、リノベーションの設計・施工・インテリアまで、中古住宅購入とリノベーションの一連の流れをワンストップでサポートしています。また「都市創造事業」として、一棟リノベーション・コンバージョン、商業施設・オフィス設計など事業者向け不動産再生事業を行っています。人が集まる空間をデザインし、まちの魅力を高め、まちと人をつなぐ。企画、建築設計、施工をサポートし、未来に続く価値を生み出します。
累計3,000戸超のリノベーション実績によって蓄積されたノウハウと、日本全国の不動産から工務店、金融機関まで網羅するネットワーク、積極的なテクノロジー活用で、中古住宅購入とリノベーションのワンストップサービスにおいて国内No.1の実績を有しています。さらに、そこから得られたデータ・知見をもとにリノベーション業界に特化したプロダクトを開発、業界に提供するプラットフォームサービスを展開しています。2019年9月には、株式会社MFSと共に、リノベーションの住宅ローンマッチングに特化した合弁会社「モゲチェック・リノベーション株式会社」を設立。不動産、建築、金融の領域で、テクノロジーの活用とオープン化を推進しています。
※1 ワンストップ型リノベーション件数(リフォーム産業新聞社刊『中古住宅市場データブック2015』)
※2 気象庁『向こう3か月の天候の見通し12 月~2 月』https://www.jma.go.jp/jp/longfcst/pdf/pdf3/001.pdf
※3 YKKAP株式会社 提供
※4 WHO Housing and health guidelines:World Health Organization 2018.11
※5 [Cold Weather Plan – Making the case]Public Health England
※6 消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!-自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_042/assets/consumer_safety_cms204_20201119_02.pdf
会社名:リノべる株式会社
代 表:代表取締役 山下 智弘
資本金・資本剰余金:24億3,986万円
設 立:2010年4月
所在地:本社 東京都港区南青山5丁目4‐35 たつむら青山ビル
事業内容:テクノロジーを活用したリノベーション・プラットフォーム事業、マンション・戸建てのリノベーション、一棟リノベーション・店舗・オフィス・商業施設の設計施工及びコンサルティング
コーポレートサイトURL:https://renoveru.co.jp/
リノベる。URL:https://www.renoveru.jp/
「都市創造事業」サービスサイトURL: https://renoveru.co.jp/citycreate/