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リノベーションで叶えた
子供の成長を見守り続けるおうち

N様のストーリー

きっかけ

保育園探しとともに検討をはじめた物件探し
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子供が生まれて2か月が経った頃から、妻が復職をすることを見据えて保育園を探すことになり、それと同時にマンションの購入を検討し始めました。

当時、私たちは千駄木近辺の賃貸マンションに住んでいました。
千駄木は妻が独身の頃から住んでいて、そのまま結婚後も住み続けていた街でした。人情味のある商店街や街並みがとても好きで、できれば千駄木でマンションを購入したいと考えていましたが、千駄木近辺は中古マンションでも価格が高く、私たちが手の届きそうな物件は築50年など築古の物件しかありませんでした。

千駄木に住み続けたい想いはあったのですが、築50年のマンションを終の棲家とできるのか、耐震性はどうなのか気になっていました。


そんな時、妻がInstagramでリノベる。の「耐震セミナー」を見つけました。築古マンションの耐震性について理解を深めるためセミナーに申込みましたが、正直なところ、この段階では自分たちがリノベーションをすることを全く想像していませんでした。

「耐震性」はもちろん、住まい方に合わせた街選びをご提案
04-13
コーディネーター:小野寺
「耐震性」はもちろん、住まい方に合わせた街選びをご提案

千駄木(谷根千エリア)で物件を探されていた背景について、N様からは、個人店が多く人情味があり子育てがしやすそう、散歩が楽しめそうだからとお伺いしていました。これらに加え、今後のお子様との生活を考慮すると、65平米以上の広さが必要になるであろうと考えましたので、ご予算内で、広さを確保できて、且つ、お二人の暮らし方に合っている街ということで、江東区での物件探しをご提案しました。

ご主人は千葉のご出身、奥様は九州のご出身で江東区にお住まいになったことがないため街のイメージが湧かないようでしたので、まずはいくつか江東区の具体的な街(南砂町や東陽町)を挙げ、ご検討いただけるようにお話をしました。

セミナー当日はマンションの耐震性とエリアのお話に留まりました。その後、お二人で江東区の物件を探す中で、同区内なら新築マンションの購入も検討できる価格であることが分かり、次にカウンセリングにお越しになった際には江東区の新築マンションと中古マンションとで迷われていました。中古マンションのリノベーションも気になり始めたものの、築年数や管理状態を不安に思われていましたので、物件担当の峰岸に相談をし、まずは実際に中古マンションを内覧し、ご自身の目で不安な点を確認いただくことをご提案しました。

比較検討

「新築マンション」と「中古マンション+リノベ」で悩みながら
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リノベる。のセミナーで小野寺さんにお話を伺った後に、検索するエリアを江東区に変えて物件を検索してみると新築マンションの購入も検討できることがわかりました。


江東区内で建築が予定されている新築マンションの中から、自分達の予算で購入できそうな物件に絞り、オンライン見学会も予約しました。リノベーション会社は複数社で検討をしていませんでしたが、最後まで、新築マンションと中古マンション購入+リノベーションのどちらが良いか迷っていました。
新築マンションは外観、共有部分、内装全てが綺麗であり、リノベーションは自分達の好きなようにできる。そのどちらをとるのか、どちらがいいのか、自分たちでは決めることができませんでした。


その状態で、再度リノベるへカウンセリングに伺い、小野寺さんへも正直に新築マンションと迷っていることをお伝えしました。

選んだ理由

住まいのコンセプトと物件ツアーが決め手に
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妻は育休中に、ドラマや情報番組でリノベーションのことを知り、Instagramでもリノベーションの事例を見ていたので、マンションを購入するなら「こんな間取りにしたい」とのイメージがぼんやりあったようです。


新築マンションと中古マンションの購入とで迷う中で、再度リノベるのカウンセリングに伺った際、「広いリビングでそれぞれが好きなことをして過ごしたい」と小野寺さんに伝えたところ、広めのリビングに家事動線が考慮された「mimamori house」というコンセプトをご提案してくださって、それが中古マンションを購入しリノベーションをすることを決意した決め手になりました。


加えて、中古マンションの築年数や管理状態に対する私たちの不安を、峰岸さんが物件ツアーで払しょくしてくれたことも大きかったです。

カウンセリング

今だけでなく、未来も見据えた「mimamori house」
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カウンセリングでは、私たちの今後の暮らし方についてご質問をいただきました。仕事はリモートなのか出社なのか、子供が大きくなったらやりたいことは何か、などです。まだ子供が生まれたばかりで、今後の生活をあまりイメージできていない時期でしたので、「とにかく子供が可愛くて、子供にたくさんの本を読み聞かせたい」という希望をお伝えしました。

「mimamori house」というコンセプトをご提案いただいたときに、私たちの生活について考えてくれていることがとても伝わりました。小野寺さんがこれまでご提案してきたお客様の事例やご自身のご自宅のリノベーション経験を踏まえて「こうした方がよいです」と提案してくださる間取りや動線のアイデアは、私たちの心に響きました。


例えば、私たちは子供から目を離さないように対面式のキッチンが良いと思っていましたが、壁付けのキッチンにして後ろにカウンターを設ける提案をいただきました。その方が、子供が大きくなって一緒にキッチンで手伝いをしてもらう時に、空間を広く取ることができるからと。小野寺さんは暮らしの中のシーンやその時の動線を踏まえて間取りの話をしてくれたので、とてもイメージがしやすかったです。

大切なのは、リノベーションで今、叶わないことを叶えるという視点
04-13
コーディネーター:小野寺
大切なのは、リノベーションで今、叶わないことを叶えるという視点

カウンセリングの際、N様とお話して印象的だったのは、「お子様が大きくなったらやりたいことはありますか?」との質問に対して「子供が可愛すぎるので、子供の成長過程に合わせてたくさん絵本を読んであげたい」と仰っていた点です。
このお話からどうしたら子供の成長を見守れるようになるか、どうしたら家がお二人の子育ての時間を確保できるかを考えて「mimamori house」というコンセプトを提案しました。

4人暮らしを想定して間取りは3LDKをご希望されていましたが、まだリノベーションの詳細イメージをお持ちでない部分も多かったので、事例やショールームをたくさんご覧いただき、N様がどのようなお部屋をつくりたいのか、イメージを膨らませていただくことにしました。そのひとつとして、私のリノベーションした自宅の動画もお見せしました。


今回のN様のおうちづくりでは、カウンセリングでご紹介した事例やショールームの実例のアイデアが各所に散りばめられています。

リノベーションに興味を持たれる方の中には、生活動線の改善や家事の時短にご興味を持たれる方は多くいらっしゃいますが、機能面で「便利そう」と思うのみで、なかなかご実施に至らないケースもあります。
「今は取れていないとしても何に時間を取りたいですか?」「今はできていないけれど、どんな時間を過ごしたいですか?」などをお聞きして、その時間を確保するためにリノベーションで協力する、リノベーションでいま叶えられていないことを叶える、という視点でお部屋の機能をご提案することが大切だと思っています。

実際に見て、イメージを持っていただくことを大切に
04-15
物件担当:峯岸
実際に見て、イメージを持っていただくことを大切に

リノベるの通常の物件選定の進め方では、まず「マイソク」と言われる物件情報を100枚程度用意して、その中からお客様のご要望に合う物件を選定していきます。N様の場合は中古マンションがどういうものかイメージが出来ていないようでしたので、まずは中古マンションを実際にご覧いただくとイメージがつきやすいのではないかと考え、複数の中古マンションを見て回る物件ツアーをご提案しました。


お子様が生まれて2か月ほどのタイミングでしたので、当日は車でご自宅近くまでお迎えに上がり、検討している江東区内の中古マンションを何件かご覧いただきました。

1件目の物件は、以前に私がご紹介したことがある物件で、駅からマンションまでの道のりや近隣に商業施設がある暮らしやすい物件でしたが、築古物件によくあるスキップフロアで、階によってはエレベーターが止まらないため嫌厭されていました。ただ、N様にご案内したお部屋が、エレベーターが止まる階で南向きのお部屋だったので、とても気に入ってくださり、数件見た中から最終的にこのお部屋を選ばれました。

物件探し

休日の過ごしかたをイメージできる街選び
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物件探しで、峰岸さんに近くの商店街を案内いただいた際、「自由に回ってきてください」と家族で商店街を見て時間を作ってくれました。


私たちは千駄木のにある商店街の雰囲気が好きでしたが、案内してくれた商店街も活気がありファミリー層も多く、休日にここで自分たちが買い物をしているイメージを持つことができました。また、子供に絵本を読ませたいとの話を伝えていたことで、絵本を借りることのできる近くの図書館も案内してくれました。

物件の見学時には峰岸さんがメジャーで天井までの高さを計ってくれたり、柱が抜けるかなどもその場で説明してくれたりしたので、リノベーション向きの物件かどうかもその場ですぐに判断することができました。

最終的に決めたのは一番最初に見た物件です。
その時はまだ新築と並行検討をしていましたが、内覧の際に、風通しがよく明るかったことや「玄関から入った右側を使ってリビングを広めにできそうですね」とお話してくれたので、リノベーション後のイメージもできました。
内装はリノベーションで変えることができたとしても、日当たりと風通しは変えることができないので、内覧時はその点を重視していました。

生活をイメージしながらの街選びをご一緒に
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物件担当:峯岸
生活をイメージしながらの街選びをご一緒に

私自身も子育てを経験しているので、これから子育てをするN様には、物件を内覧するだけではなく、新しい街が安心で暮らしやすいかどうか、体感してもらうことを重視しました。
リノベるで一緒に物件を選ぶことのメリットは、どんな街がよいのか、自分達だけでは見つけられないところを一緒に見つけることができる点だと考えています。

N様は商店街がお好きと聞いていたので、ご紹介するマンションの近所の商店街を回っていただき、休日にお買い物をするイメージを持っていただいたのと、図書館も周って子供用の絵本のコーナーを見ていただきました。


車で物件をまわる際にも、実際に住んでからの生活をイメージできるように「周辺の公園にはここからだと自転車で10分ほどで行けます」などお住まいになる駅まわりだけでなく、エリアや市区全体の距離感が伝わるようにご説明をするようにしています。

また、安全面に関してハザードマップなどを用いての確認はもちろんのこと、これからお住まいになるエリアが安心して住めるのか、様々な視点で一緒に確認をしていきます。

おうちづくり

家事動線と大事にしている家具を活かしたおうちづくり
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設計を進めるにあたって、事前に小野寺さんから「あらかじめイメージを共有しておくとスムーズに進みます」と聞いていたので、Instagramで妻が気に入った画像の間取りやテイスト等と、手書きで書いた間取りをリノベるのアプリで送っておきました。
また、小野寺さんのカウンセリングや内覧を通して、ファミリークローゼット、洗面台の後ろにアイロン台、リビングにワークスペースがおうちの中に欲しい設備として明確になったので要望として伝えました。自分達で持ち込みたい家具もいくつか決めていたので、それも先にお伝えしています。

おうちづくりにおいて、子供との今後の生活や将来どのように空間を使いたいか、できる限りイメージを具体的に伝えました。例えば、寝室はファミリークローゼットを作ったため、寝るだけの空間があれば良いことをお伝えしました。

妻が復職を控えていたので、できる限り効率的に家事ができることや、物が散らからないように工夫することもポイントでした。
各部屋にクローゼットを作ると洗濯物を分けてしまう必要があり家事に時間がかかってしまうので、ファミリークローゼットで一か所にしまえるようにしました。また、キッチンの作業台はリビング側は腰壁で見えないようになっていますが、キッチン側は棚になっているのでお皿を取り出してそのまま作業台や食卓に並べることができます。こうした家事動線を考えて取り入れた工夫が時短に繋がっています。

リビングのアクセント壁については、どのカラーにするか最後まで悩んでしまいました。
サンプルのサイズが小さいので、壁一面となった時のイメージがなかなか湧かなかったのですが、坂巻さんは「この色にしたほうがよいです」とはっきり言ってくれました。私たちの好みをよく理解してくれている坂巻さんなので、提案を信頼して選定することができました。

将来的な変更も見据えた余白のあるご提案を
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デザイナー:坂巻
将来的な変更も見据えた余白のあるご提案を

N様からアプリで共有いただいた写真や間取りを参考にしながら、最初のお打ち合わせでは間取りを3パターン提案しました。その中に、N様が想像していた間取りに近いものがあり、間取りはそちらをベースに進めていくことになりました。


共働きということで家事動線を意識して間取りのご提案していましたが、詳細を詰めて行く際に、「ここには何をしまいますか?」とお聞きしてお持ちの物をカテゴリ分けし、「それをしまうためには高さをこのくらいにしましょう」という風に収納物を具体的にイメージしながらサイズを決めていきました。

持ち込みの家具が多かったので、チェスト、ベッドなどは実際のサイズを確認しながらお部屋の広さや配置を決めていきました。
持ち込みの家具が多い場合、他のメーカーの同様の商品のサイズも調べたうえで、家具を買い替える際にもおうちが使いにくくならないようにという点を考慮して設計をするようにしています。

住んでみて

自由に変化させて行く、余白のある暮らし
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まだ空いているスペースがあるので、こどものピアノや観葉植物を置くなどして、子供の成長とともにおうちを変化させていきたいと思っています。    


予算の関係で諦めたこともありましたが、色々なショールームを見せていただいて、そこで見て素敵だなと思った設備や仕様を少しでも取り入れたことで、自宅の様々な場所がお気に入りの場所になりました。例えば、トイレの床に少しだけヘリンボーンを取り入れたこともその一つです。
妻は復職して時間がないので、自分たちの生活スタイルに合わせた間取りや機能を取り入れ、最短で家事をこなせるようになり、そこは本当によかったと感じています。

お気に入りの場所

ショールームでのお気に入りのポイントもふんだんに取り込んで
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ファミリークローゼッ​ト

チェストをいくつか設置する想定でお伝えしていましたが、中でもお気に入りのチェストが常に廊下から見えるように、坂巻さんが設計してくれました。
元々使っていたお気に入りの鏡は、ファミリークローゼットと洗面所の両方から近い場所に設置し、着替えた後やメイクをした後すぐに鏡を見られるようにしてもらいました。
鏡は一度設置してしまうと容易に位置の変更できないと坂巻さんからご説明いただきましたが、この位置にして良かったと思っています。

 

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ランドリースペース

洗濯物をしまう棚として収納家具を使いたいと伝えたところ、その高さに合わせて作業台を設計してくれました。元々、洗濯機を置く予定だったスペースは、お風呂を広くすることを優先してそこには置けなくなったのですが、そこを掃除用具入れにすることを提案してくれ、そちらの案を採用しました。目隠しのカーテンを取り付けたのも坂巻さんの提案です。

 

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小上がり

表参道ショールームの小上がりを見てから憧れがあり、ぜひ取り入れたいと思っていました。
予算の関係で一度は諦めましたが、最終見積りを見て、やっぱり小上がりを入れたいと思ったので坂巻さんに相談し、他の費用を削って小上がりを入れてもらいました。風通しの良い出窓は、春や秋はとても気持ちが良くて、ここで横になって過ごすこともあります。小上がりの周辺には、あらかじめコンセントも設置してもらい、小上がりの床下をすべて収納にしたことで実用性も高く気に入っています。

 

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照明

玄関を入って正面の壁にある照明は、有楽町のショールームで見た照明が気にいったので、どこかで取り入れたいと坂巻さんに相談しました。「ここのライトは少し斜めにつけて将来的には絵を飾ったら素敵だと思います」とアドバイスをいただいたので、この玄関の正面の位置に設置しました。

引っ越し後に、早速、絵を飾ってみたら本当に素敵でお気に入りのポイントになっています。

​これも住んでからの余白を意識して設計して下ったからこその楽しみ方かなと思っています。

住んでからの余白を残しての設計を大切に
04-14
デザイナー:坂巻
住んでからの余白を残しての設計を大切に

N様のやりたいことがたくさんありましたが、やりたいことをすべて取り入れると、これからの暮らしで変化を楽しむ余白がなくなってしまうので、どこまでを実現するかN様と一緒に詰めていきました。


小上がりも、はじめは部屋の使い方が限定的になってしまうため提案しなかったのですが、どうしても取り入れたいとのご相談があったので、少しサイズ感を落とし、部屋の窓際に置くことで2つめのソファとしても使えるようにしました。

N様のおうちは、隠す収納が多いのですが、玄関においては横長に広く使うようために、閉じて隠すのではなくオープンにして、見せる収納とすることをご提案しています。
ベビーカーを2台置くことができるゆったりとしたスペースなので遊びに来たお客様のベビーカーも置くことができます。


玄関の収納は、右側に靴、左側にレインコートや遊びに使った道具を置くなど、物によって置き場所を変えるようにしています。
靴の収納棚を設計した時は、持っている靴の数をお聞きして棚板の枚数を決めていきました。靴の横幅も意識して、4足がピッタリと綺麗におけるように設計している点がポイントです。

リノベを検討する人へ

暮らしの中の困りごとを解消できるリノベーション
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リノベーションをすると決めてから、Instagramでリノベーションされた方の住まいをチェックしたり、今の暮らしの中でも「これがあったら便利」というのを想像したりしながら、設計に盛り込んでいただきました。暮らしやすい家を作ることができるのは、リノベーションの良いところだと思います。自分たちで作っていくことが、とても楽しかったです。
3時間にわたる設計の打ち合わせは毎回あっという間で、打ち合わせの後に次の打ち合わせでは「これを言おう」など思いついたことをメモしていました。

新築だと間取りが決まっていますが、リノベーションなら間取りにこだわることもできますし「ここにコンセントがあったほうが便利だよね」などの、生活している中で気づく困りごとが解消できるメリットがあると思います。注文住宅は高額ですが、リノベーションなら頑張れば手が届くこともあるので、日常生活のルーチンや困りごとの解決方法としてリノベーションを検討してみるのも良いと思います。

間取り図

(before / after)
Before madori_before
After madori_after
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