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大好きな料理を楽しめる
キッチンが主役のおうち

T様のストーリー
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T様のおうちづくりスタッフ
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きっかけ

大好きな料理のあとの無駄な動きをしたくない
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元々は​賃貸に住んでいましたが、住んでいた部屋が狭く、自分たちに合っていない生活動線にストレスを感じながら暮らしていました。
生活動線の中でも特に、大好きな料理の後、少し離れたダイニングテーブルへ料理を運ぶのに、いちいちキッチンの反対側を回らないとテーブルに並べることができず、この無駄な動きをなくしたいと思っていました。​また、賃貸のキッチンでは調理スペースに食洗器を置いていたので、食材を切るスペースが狭くそれが嫌で自宅での料理を諦めて外食をすることも多かったです。

これらのストレスを解消するために、ダイニングテーブルの役割も果たして調理スペースも十分に確保できるコの字型キッチンのある家を作りたいと考え、注文住宅とマンションのリノベーションを検討し始めました。ただ、東京で注文住宅を建てるとなると土地が高額で、希望のエリアでは難しいとわかってきたので、現実的な選択肢としてマンションのリノベーションが第一候補になりました。

 

 

比較検討

​理想の間取りの想像を超えた提案を求めて
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実は、リノベるのカウンセリングに行ったタイミングで、すでに別のリノベーション会社でマンションを購入しており、そのままワンストップサービスでリノベーションもお願いする予定で話を進めていました。

ただ、その会社との打ち合わせでは、私たちが用意した「理想の間取り案」をそのまま綺麗に清書したような間取りしか提案されず、どこか物足りなさを感じてしまいました。
妻は、色々なリノベ会社のInstagramをフォローしていたので、その中から比較検討をしてみて、どの会社も同じような提案であれば、このまま同じ会社で進めていこうと話し合いました。

当初利用していた会社と、リノベる、さらにもう1社と、3社の話を聞きました。1社は価格面で折り合いが合わず、残りの2社のリノベーションプランと費用、スケジュールを比較して決めていくことにしました。

 

 

選んだ理由

想像と期待を超えた提案にワクワクして
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リノベるの提案が他社と変わらない内容と価格で出てきた場合は、正直これまでの手間もあったので、最初に相談していた他社で進めようと思っていました。ですが、リノベる平尾さんのカウンセリングを受けたところ、私たちの想像を超える提案が出てきました。

もう1社との打ち合わせでは、希望通りの内容がただ図面に落とし込まれていくのみで「自分で考えないと進まないのかな?」と感じていましたが、平尾さんは、希望を踏まえた上で、私たちでは思いつかないような新たな間取りのご提案をいくつも出してくれました。

その全てが、想像と期待を超えたるものでしたので、リノベーションについてリノベるで進めていくことに決めました。

また、もう1社からは賃貸の更新時期までにリノベーションを完工させることは難しいと言われていましたが、リノベるでは、そのスケジュールも間に合うと言われたので、更新料を払う必要がないという金銭的なメリットもありました。

​お客様のご状況に合わせて寄り添う提案を
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コーディネーター:平尾
​お客様のご状況に合わせて寄り添う提案を

T様のカウンセリングはオンラインで、ご予約は奥様がされ、ご主人はカウンセリングの途中からの参加でした。

他社仲介で物件が決まっていること、そのお部屋をどのようにリノベしていきたいかある程度のイメージが固まっており、やりたいことがExcelで一覧化されていました。

そのイメージやご希望をお聞きしながら、私からは「こうするともっと良くなる」とプラスの提案をしていきました。
また同時に、見落としがちなポイントや考慮すべき点が漏れていないかも確認をさせていただきました。
T様の場合はご自宅でお仕事をされる際のワークスペースをどこに設置するのかが、お二人がお考えのプランから漏れていたので、ワークスペースについてのアイデアをお伝えしました。

リノベーションのプロとして「ある程度どうしたいかが決まっている方」「
こういう暮らしがしたいが、どうしたいか思い浮かばない方」、それぞれの方のご状況に応じて、寄り添ってご提案するようにしています。

カウンセリング

できるだけストレスのない家事動線を目指して
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キッチン動線の課題を解決できるように自分たちでリノベーションの間取り案を作っていたので、そのプランを平尾さんに見せながら、なぜこのような動線改善がしたいのか、なぜコの字型のキッチンがよいのかなどをお話していきました。

キッチンまわりの動線と併せて改善したかったのが、洗濯の工程です。
洗って、干して、たたんで、しまう、という当たり前の工程をなんとかリノベーションによって圧縮・短縮できないかと考えていることを平尾さんにお伝えしました。
購入した物件は、洗濯物を干す場所を十分に確保できない広さでしたが、部屋の中で洗濯物を干すことも抵抗がありました。

平尾さんにお話したところ、ご自宅で使っているというガス乾燥機の設置を提案してくれました。ガス乾燥機は設置の制約も多いためマンションに設置するのは難しいケースもあるとのことでしたが、現地調査をしてもらった結果、幸いにも設置が可能だとわかったので、ガス乾燥機のアイデアをリノベーションプランに盛り込んでいただくことにしました。
どのように洗濯工程が改善できたか、平尾さんご自身の体験談を聞くことができたので、ガス乾燥機の設置で洗濯が楽になるイメージを持つことができました。

​将来のことも考え、余白を意識したプランを
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コーディネーター:平尾
​将来のことも考え、余白を意識したプランを

お二人から、ランドリールームを作りたいとのご希望がありました。
そのご希望の背景には、洗濯が好きで洗濯の工程をポジティブに捉えているのか、もしくは洗濯が嫌いで工程を短縮して楽にしたいのか、その両方が考えられます。お客様がどのような心境からご希望の間取りイメージを持たれているのかを伺うようにしていますが、T様の場合は後者でした。

「いかに工程を楽にできるか」をお考えでしたので、私自身が自宅に設置しているガス乾燥機をご提案しました。
ガス乾燥機はマンションに設置できないケースも多いので、実際に設置できるかどうかを現地で調査をした上でご提案をしています。

ご夫婦でリノベーションを検討されているお客様には子育てについてどのようにお考えかも聞かせて頂くようにしています。
その回答によって、将来的に子供部屋を設ける場合はどうするか、住み替える可能性を考慮して手を入れすぎないようにしておくかなどを設計段階で検討しています。

おうちが完成した後にT様から、「平尾さんはとても正直な人。ただ、いいですねと同意をしてくれるのではなく、プロの視点でいい悪いの判断をしてくれることがよかったです」とメールをいただいたことが忘れられません。今でもその言葉を大切にして仕事に励んでいます。

おうちづくり

​家電の住所を全て決めていきながら
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賃貸から住み替えることを検討した理由のもうひとつが「帰りたくなる家をつくりたかった」です。玄関を開けた瞬間に、家の表情が見えるような住まいにしたいと考えていました。

玄関はどうしても暗くなりがちなので、内窓をつけ、部屋に抜ける感じを作りたいと希望を伝えました。

妻とは、「せっかくリノベーションをするのだから、リノベーションらしいことをしよう」と話し合い、できる限りコンセントをたこ足配線にしなくて済むようにしました。アレクサを置く場所やブラーバ(床拭きロボット)を置く場所など電化製品の定位置をすべて最初に取り決めてから、コンセント位置を決めていきました。
賃貸ではキッチンまわりにコンセントがなくて不自由していましたので、ダイニングテーブルの脇にもコンセントを設置しました。

ある程度、間取りやテイストのイメージを持っていましたが、表参道ショールームで打ち合わせをした際に、平尾さんがアレクサでカーテンを開けているのを見て「いいなぁ」と思い、それもプランに取り入れました。

設計が始まると、取り入れたいアイデアをどこまで言っていいのかを迷いましたが、「ブラケットライトは気に入ったもの見つけたので、それを購入して設置したい」「Instagramで見つけたこのタイルを入れたい」など要望を細かく伝え、設計の山神さんが上手に設計に組み込んでくれました。
最もこだわったキッチンも、コンロやシンク下の収納、食洗器など私たちが気に入ったパーツを、山神さんが間取りにフィットするように設計をしてくれました。

キッチンを主役に木の温もりと明るさを感じる空間
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キッチンを主役に木の温もりと明るさを感じる空間

玄関を開けたときのお部屋の表情を重視されていたので、キッチンが主役で双方が帰ってきたときに玄関に向けて「おかえり」を言えるような明るいシーンをイメージして設計をしました。

私の自宅でも取り入れているルーバー天井も、ご提案した内容のひとつです。
建築はどうしても平面的でのっぺりしてしまうことが多いので、ルーバー天井を入れることで、光を柔らかくしたり、自然に近づけたりすることができます。またご提案の背景として、奥様が木が好きとおっしゃっていたこともあります。

今回、キッチンがお二人の一番のこだわりポイントであることは明白でしたので、そのキッチンを主役の場所にできるように設計していきました。
細かな点ですが、キッチン側はフローリング面から一段下げていて、ご主人がコの字型のテーブルで仕事をしているときに、キッチンで料理をされている奥様と視線が合うように合わせています。奥様は身長が高いので、視線を合わせるために敢えて段差を利用する設計としました。

また、T様とお話していると、新しいことがお好きな方だと感じましたので、カーテンはアレクサでコントロールできるようにする、照明は持ち込まれたブラケットライト以外をスマートライトでコントロールできるようにするなども提案し、採用いただきました。

​住んでみて

暮らしの中で「楽になる」ことを考えるきっかけ
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とても快適です。
賃貸の頃と比較して、家で料理をする頻度が増え、外食が著しく減りました。前の住まいでは叶わなかった3口のコンロをフル稼働させ、テーブルいっぱいに料理を広げることができるようになりとても満足しています。
今回のリノベーションでは家事が楽になるような家電や設備を選び導入しました。
通常の食洗機と超音波食洗機の併用、干す手間も省けて短時間で乾くガス乾燥機、浄水器のついたタッチレス水栓、アレクサ経由でのお風呂の自動湯貼りなど、いずれもその効果を発揮してくれ、煩わしい家事が楽になったことを実感しています。

住み始めてからも、いかに家事を楽にできるかを常に考えていますし、考えること自体が楽しくなりました。そう考えるようになったのもリノベーションがきっかけです。

また、自分でこだわって好きに作り上げた空間だからこそ「大事にしよう」という気持ちになれました。完成した状態をできる限りきれいに保つように努力しよう、そんな気持ちにさせてくれたのもリノベーションのおかげだと思っています。

お気に入りの場所

効率的な動線をいかに作り上げるかにこだわって
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キッチン

横並びの3口のコンロを入れることが理想でした。このコンロは住宅展示場で見て気に入ったので自分たちでも調べ、造作キッチンに入れてもらいました。
普通の3口だと、手前2口を使うと奥の1口が実質使えなくなりますが、このコンロは3口を横並びで一気に使うことができるのでお気に入りです。
魚はフライパンやオーブンで焼くことにして、敢えて魚焼きグリルは設置しない引き算をしています。

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ランドリースペース

ランドリースペースは寝室を抜けた奥に設けています。
お風呂はまだ交換して間もない状態でしたので、今回のリノベーションでは変更はせず、手前の洗面スペースとランドリースペースをリノベーションしました。
ガス乾燥機で乾かした洋服は直結する寝室のクローゼットにしまいやすく、洗濯の際の家事動線はかなり改善されました。リビングダイニングが明るい印象なのに対して、寝室とランドリールームは落ち着いた色味で対照的な雰囲気にしています。

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テーブルのコンセント

リビングダイニングは、妻がナチュラルな雰囲気が好きなのでカフェのような空間にしています。
コの字型のテーブルに座りキッチンに立つ妻と会話をしながら仕事をするシーンを想像し、卓上にはコンセントを設置しました。
USB端子をダイレクトにさすことができるコンセントが重要なポイントで、カフェにいるような雰囲気がとても気に入っています。

お客様の個性は、家づくりに添えるスパイス
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デザイナー:山神
お客様の個性は、家づくりに添えるスパイス

T様のおうちづくりでは、全体の内装の方向性は私から提案して統一感をコントロールしながらも、タイルやブラケットライトは、奥様が選ばれたものを取り入れていきました。

お客様ご自身が調べて設置されたい設備を見つけてきた場合は、できる限り取り入れるようにしています。
料理も調味料を変えると味が変化していくように、お客様に面白いエッセンスをもらいそれを組み合わせていくことで、同じようなテイストのお部屋でもそのお客様だけのおうちに仕上がる、これがリノベーションの醍醐味だと考えます。

造作キッチンの設計も難しかった部分はありましたが、コンロ、食洗器、引き出し収納を当て込んである程度の大きさの目安を付けた後は、どこに炊飯器を置くかなど、より詳細な図面を書いて、T様とイメージの相違が起きないように進めていきました。
キッチンの真ん中にある柱は、全て取り去ることは構造上できませんでしたが、できる限り左右で断裂しないようにしたいというT様のご希望に沿って可能な範囲で凸部が少なくなるように施工のメンバーとも連携して調整をしました。

リノベを検討する人へ

​どこにもない「自分たちだけの家」を感じられる
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コンセントの位置を決めるだけでも、リノベーションはやる価値があると思います。
自分たちの生活動線に合わせたおうちを作れるのがリノベーションの良さだと、作ってみて改めて実感しました。

新築マンション、リノベ済みのマンションは、既視感がありますが、自分でリノベーションした家は、どこにもない「自分たちだけの家」と感じることができます。

狭い土地に2階・3階建てを建てる注文住宅では、上下移動の動線もありますが、マンションでは平面での移動のみなので導線面でメリットがあると思います。
もちろんリノベーション費用は安いものではありませんが、かけた費用を超える満足が得られると思います。

間取り図

(before / after)
Before madori_before
After madori_after
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