ご利用サービス | 物件探し + リノベーション |
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面積 | 55.37㎡ |
間取り | before:1LDK after:1LDK+WIC 間取り図(before/after)を見る |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 (RC) |
リノベーション 完工年月 |
2023年4月 |
完工時築年数 | 築38年 |
場所 | 東京都江東区 |
家族構成 | ひとり暮らし |
賃貸の更新時期を見据えて物件探しを始めたK様。
はじめに見たのはリノベ済み物件でしたが、自分に合うと感じられずリノベるでのフルリノベーションを決意。
築古物件への不安や、住んだことのないエリアでの物件探し・物件購入など、一つひとつ解決しながら、こだわりのキッチンがある自分だけのおうちをつくり上げました。
白やグレーを基調としたシンプルな空間に、お気に入りの家具が彩りを加えています。
きっかけ
マンションの購入を検討する大きなきっかけは、フルリモートの会社に転職したことでした。
これまでは、ただ帰って寝る場所でしたが、自宅で仕事をする時間も増えたので住まいの環境を充実させたいと考えました。
ちょうど賃貸の契約更新も近かったので、改めて賃貸やリノベ済みの中古物件などを様々なサイトで探しました。実際にリノベ済みの物件も数十件見に行きましたが、どれも画一的に見えて、自分が住みたいと思う物件には出会えませんでした。
そんな時、Instagramでリノベーション会社の広告を目にするようになりリノベーションに興味を持ちました。フルリノベーションは自由度が高く、内装を自分の好きなようにしたい自分に合っているのではないかと考えました。
比較検討
リノベるに訪問する以前はリノベ済み物件を検討していたので、インターネットで検索し内覧に足を運んでいました。私の周りに家を買っている友人が少なかったので、友人・知人には相談せずインターネット検索で情報を得ていました。
同時に、リノベ済み物件を紹介してくれる仲介会社の方にも、分からない点を聞いて知識を深めていきました。
リノベ済みの物件を契約する方が良いのではと悩んだこともありましたが、賃貸でもありそうな内装だったり、逆に個性的すぎたり、どうしても自分に合うと感じることができず、契約には至りませんでした。結果的には、フルリノベーションを選択して良かったと思っています。
よい物件に巡り合えないまま時間が過ぎていく中で、リノベるのワンストップサービスの話を聞き、リノベるを利用するメリットがとてもよくわかりましたし、スケジュール感もイメージできたので、ワンストップリノベーションの会社はリノベるのみを検討し、他社比較はしませんでした。
選んだ理由
カウンセリングで大尾さんからリノベるのサービスのご説明を受けて、サイトに書いてあった「一気通貫でサポート」の理解が深まり、その点に魅力を感じました。
カウンセリング・物件探し・設計の各担当者の連携をリノベるの中でやってもらえることで、何をしたいからこのような物件を探している、こういう背景があってこのデザインを希望しているなど、私の背景を含めて把握していただき、それを各工程の担当に引き継ぎして共通認識としてもらえる点が私自身にメリットがあると感じました。
カウンセリングで大枠の予算感、スケジュールが提示されたことも、すぐに決断ができたポイントです。自身で思い描いていたリノベーションが進められるイメージを描くことができました。
カウンセリング
カウンセリングでまずは、築古物件への不安を正直にお話しました。
これまで、あまり古い物件に住んだことがなく、水回りの設備は古いままなのだろうかや、ゴミ捨て場などの共有設備でリノベーションで変えることができない部分はどう考えればよいのかなどの、自身の持つ具体的な不安について質問をしました。
質問に対して大尾さんから、水回りの設備もリノベーションで取り換えられること、共有設備については管理状況も踏まえて物件のご紹介がいただけるという回答をいただき不安が払しょくされました。
不安が解消され、予算も考慮すると、中古マンションを購入しフルリノベーションをすることが自分にとってはベストな選択であると腹落ちできました。
リノベーションで工事後のサポートも不安要素ではありましたが、リノベるのアフターサポートは設備機器などについて10年のサポートがあるなど、非常に充実しており安心ができました
不安がなくなると、具体的なおうちづくりに対してとても前向きになれたので、自身がリノベーションで叶えたい具体的なイメージをお話しました。
リノベーションで特にこだわりたいポイントとしてキッチンをあげました。
大学からひとり暮らしを始め、社会人になってからも、仕事後にお酒を飲みながら料理をすることが自身の気分転換になっていたため、キッチンで過ごす時間を大切にしたいと考えていました。
K様は転職される前はご自宅は帰って寝るだけの場所だったようですが、フルリモートのお仕事になりご自宅を過ごしやすく充実させたいという想いをお持ちでした。
また、ひとりでも楽しめる、ふたりでも過ごせる、子供ができたら家を売って住み替えるという、ライフステージによってお住まいを可変的にご利用になるイメージをお持ちでした。そこで、ライフステージの変化にも対応できるように、お部屋の広さは50平米以上を想定しました。K様のやりたいことをベースにしながら、余白を持ったおうちづくりを意識し、キーワードや要素を整理していきました。
K様のお部屋づくりのキーワードはお酒と料理という点は明白でしたが、より具体的にK様の理想の暮らしを「住まい」と「町」に繋げていくために、お酒はいつどのようなシチュエーションで飲むことが多いのか、外で飲むときやお酒を購入する時はどのようなお店が多いのか等、キーワードを深堀りしながら、理想を叶える条件の整理をしていきました。
K様が元々住んでいたのは東京の西側エリアで、リノベ済み物件もその周辺でご覧になっていましたが理想の物件に出合えていませんでした。
物件探しに際し、K様には門前仲町ショールームをご案内しました。ご自宅から近いショールームはほかにもありますが、少し広めの部屋での一人暮らしをイメージして頂きやすいよう、敢えて門前仲町にしました。
通常、物件カウンセリングの際にご希望条件をお伺いしますが、前日に、いくつか質問させていただきました。K様に幸せになっていただきたいとの峰岸の思いが強く、K様のお話を伺う中で「清澄白河が良いのではないか」とのイメージを持っていました。ただ大切なのは、それがK様の叶えたい暮らしに合っているかどうかなので、事前にさまざまな質問をした上で物件の相談に臨むことにしました。
物件探し
私は学生時代に上京して、これまで東京の西側エリアにしか住んだ経験がなかったので、物件もまずは馴染みのある西側エリアで探していました。
リノベるに来る前に内覧していたリノベ済みの物件もすべて西側エリアの物件でしたし、もし自分だけで物件探しをしていたら、現在の住まいのエリアが選択肢に入ることはなかったと思います。
リノベるでの物件探しもはじめは私の希望の西側エリアを中心に見ていましたが、条件に合う物件が少なく、条件に合う物件に出合えたと思ったら先に買い手がついてしまい思うようにいきませんでした。そんな時、峰岸さんから東側のエリアにある物件をご紹介いただきました。
正直なところ、住んだこともなくイメージがわかなかったので、はじめは乗り気ではありませんでしたが、峰岸さんから「K様に合うと思います。ワインや飲食店、美術館なども近くにある素敵なエリアです」とご提案いただいたので東側エリアの物件も何件か内覧に行くことにしました。
実際に見に行ってみると街並みや自転車での移動の便利さがイメージができ、4~5件見た中から一番初めに見た物件に決めました。
峰岸さんが、私が物件探しの前に記入したコンセプトシート(リノベーションに関するアンケート)に書いた「ワイン」というキーワードを意識してくれて、「この街には美味しいワインの店があるので、K様にこの街を紹介したいと思いました」と物件紹介をしてくれました。そのおかげで、なぜ私にとってこの街がよくて、なぜこの物件なのかの納得感があり、住むエリアを変える決断ができたのだと思います。これは、他の仲介会社とは異なる、リノベるを利用することの付加価値だと感じました。
K様は、これまでお住まいのエリアとは別のエリアを希望されていました。初めて住むエリアになりますので、予算はもちろんですが、K様が好きな飲食店めぐりができるかどうかを前提に検討を進めました。
個人店を中心としたビストロめぐりが大好きとのことで、三軒茶屋や下北沢などのサブカルチャーが盛んなエリアの物件も提案しましたが、すぐに売れてしまいました。清澄白河エリアの飲食店情報を調べたり、車で周辺エリアを回ったり。K様に清澄白河までの自転車での行き方などをお伝えしました。
何件か物件を見た後、最初に見た川沿い物件に決まりましたが、契約が近づくにつれて、K様の中で金銭面や設備に関して徐々に不安が濃くなり、リノベーション費用見込みローンの考え方やスケジュールに対し懸念点があるとのお話がありました。
私の方で改めて懸念点に対する回答や今後の流れについて再度お電話と対面でご説明をし、ご納得いただいた上で契約に臨むことができました。
中古マンション購入にご不安をお持ちになる方に対しては、金銭面や設備などご不安に感じる部分に応じて、その方が説明を聞いて納得できるまで時間をかけてお話をしています。
おうちづくり
設計の打ち合わせに臨む準備として、自分で描いているイメージをパワーポイントで作成して設計の田村さんに渡しました。
こだわりのポイントとしてはキッチンで、その他にお部屋はお店のような雰囲気を持たせたい点、収納を多く持ちたい点もありました。
キッチンは田村さんと一緒にショールームへ出向いて選びました。
イメージ通りのキッチンが見つかったので導入する前提でリノベーションの予算に組み込んだのですが、予算がオーバーしてしまい、キッチンの金額を抑えなくてはならなくなりました。
予算を調整していく際に田村さんから、キッチン本体のグレードを少し下げたとしても、パーツを好みのものに変えることで理想のキッチンに近づけることができると提案してくれました。その提案通りに、キッチン本体のグレードは落とし全体の予算を下げ、コンロと水栓は自身が入れたいパーツにすることで、理想のキッチンに近い形で予算内に収めることができました。
田村さんには様々なご提案をいただきました。お店のような雰囲気にしたいという要望に対しては床材を塩ビタイル、収納を多く持ちたいという要望に対しては部屋が狭くならずに大容量の収納スペースが取れるウォークインクローゼットをご提案いただきました。
リノベーションでは希望のイメージを叶えようとすると予算が超過してしまうことも多いかと思いますし、私の場合もそうでした。「予算は超えたくないけどできる限り希望を叶えるものを提案してほしい」という私の抽象的な要望にも田村さんは都度応えてくれました。
このおうちづくりの工程は、自分に合うおうちをつくりたいと始めた私のリノベーションにおいてクライマックスでしたし、田村さんとは納得いくまで膝を突き合わせて話をさせてもらいました。
K様からは設計に際して、広いLDKにしたい、対面キッチンで外やLDKが見えるようにしたい、長く住みたいので飽きが来ないシンプルなデザインにしていきたいというご要望をいただきました。K様は家具にこだわりをお持ちで、家具を変えたとしても常に家具が主役になるおうちをイメージされていました。
ただシンプルにするだけではリノベの面白味がないので、ところどころで躯体を残す方向でLDKの全体のイメージをまとめていきました。
イメージが言語では伝わりにくい部分もあるので、私からPinterestでイメージを見せながらK様の好きなテイストを理解し、共通認識としていきました。
白・木・グレーをバランスよく入れたいとお話を進めていきましたが、あまりむき出しでラフすぎるのも嫌だというご希望だったので、何点か写真を見せながら、壁を塗装しない場合はこんなイメージ、K様のマンションの築年数だと躯体はこれくらい壁の地が荒く出るかもしれない、というように詳細を詰めていきました。
料理がお好きでキッチンにこだわりもあり、はじめはアイランドキッチンをご希望でしたが、予算的にアイランドキッチンは入れることが難しかったので、壁付けのキッチンをリビングの方に向けて設置し、腰壁のカウンターをつくることをご提案しました。
アイランドキッチンを入れるとK様のご要望であるウォークインクローゼットのスペースを確保しにくいこともあり、壁付けキッチンに腰壁を付けて設置するメリットをご説明し、それによりウォークインクローゼットの設置も叶えられることをお伝えしました。K様にもメリットを感じていただけたので、この方法で進めることにしました。
住んでみて
すべてが気に入っています。
仕事を終えて、自分が気に入っているキッチンに立てることで人生の満足度があがりました。賃貸でも利用していたワインセラーを広いリビングに設置できましたし、広い空間の中に自由に家具が設置できるということは、以前の賃貸でできなかったことなので満足しています。
部屋はシンプルにしたいと考えていましたが、フローリングで色を変えるくらいしか自分の中には選択肢がありませんでした。家具・インテリアにこだわりがあったので、どんな家具にも合うように塩ビタイルを選んでよかったと思っていますし、提案してくれた田村さんに感謝しています。
楽しむ場であるリビングはワークスペースとは切り分け、寝室兼ワークスペースはリビングと異なるインダストリアルな雰囲気にしたいという希望も叶いました。たくさんのリノベ済み物件を見てきた中では感じられなかった、自分だけの要望が叶えられた満足感がとても強いです。
私の場合は、リノベーションしたことによって仕事にも趣味にも身が入るようになりましたし、これまでは自転車で出かけることもなかったのですが、街もとても気に入ったので、休日は自転車で出かけ気分転換をするなど、行動や考え方にも変化がありました。
お気に入りの場所
キッチン
海外っぽいデザインのコンロがお気に入りです。
キッチンのランクをあげなくても、コンロと水栓を自分が選んだものを設置することができたので、自分のやりたいことが実現でき満足しています。
アイランドキッチンではないですが、キッチンに立ちながらテレビをみたり、外を眺めながらお酒を飲むことができ、このレイアウトにしてよかったと思っています。
寝室の中にあるワークスペース
リビングとは違うテイスト、かつ仕事に集中できるスペースにしたいと考えていました。
ワークスペースは座ると壁しか見えないので、仕事にとても集中できますし、元々のくぼみをうまく活用できたスペースです。くぼみを利用しているので、寝室の中というよりは、仕事をするためのスペースという印象になっています。
リビングと異なるインダストリアルな雰囲気にできている点も気に入っています。
どんなデザインの家具にも合うリビング
家具は最近そろえ始めましたが、塩ビタイルの床に合うデザインを選んでいます。ソファーや棚も最近買いましたが、これも色味は部屋の雰囲気を考えながら決めました。また、細かい点ですが、玄関に入ってからリビングまでの空間で抜けがあるようにしたかったので、リビングの扉は、扉の透明の部分をどの幅でどの位置に入れるかを何パターンもシミュレーションしながら決めていきました。
ウォークインクローゼット
元々は、部屋の壁に沿って一面に収納を設けたいと希望していましたが、それだと部屋が狭くなってしまい、広いLDKが叶わないということで、LDKに入った左手にウォークインクローゼットをつくることを田村さんが提案してくれました。
収納はこの1箇所のみですが、大容量で洋服以外のものも全てここに収納できるので、リビングも希望通りに広く取ることができました。
収納の設計をする際は、お客さまにご自宅のクローゼットの幅を計っていただくようにしています。まずは、そのクローゼットにパンパンに洋服が入っているのか、もしくは空きスペースがあるのかを聞いてから必要な容量を想定して設計していきます。
K様の場合も、お洋服をたくさんお持ちでしたが、「断捨離して少し洋服を減らすことができるとウォークインを少し狭めてLDKを広めに取れますがどうですか?」と現在の暮らしから変えられる部分があるかどうかも聞きながら、スペースの取り方を決めていきました。
洋服を減らすことによってLDKを広くすることができるというメリットを伝えることで、お客さまが「それなら頑張ってみます」というモチベーションになることも多いです。
インテリアは将来変更が可能ですが、家の仕様・間取りなどの変更は容易ではありません。お客さまがインテリアも含めてリノベーション予算をお考えの場合は、インテリアにかける費用を減らした分で、ウォークインクローゼットを設置できて広いリビングも実現できます、というように減額した分で具体的にどのようなメリットを得られるかをお伝えして価値判断をしていただくように心がけています。
お客さまのライフスタイルに踏み込まないと良いものができないのがリノベーション設計であり、そこまで踏み込んで設計するからこそ、おうちで過ごす時間をより幸せに過ごしていただきたいと思える点が、この仕事の醍醐味だと考えています。
リノベを検討する人へ
率直にリノベーションをお勧めしたいです。
検討する際には自分自身での情報収集も必要ですが、リノベるの担当の方々はこちらが伝える情報を深堀りして、あらゆる不安に応じてお話をしてくれるので、まずはリノベるのショールームに行くなどの具体的なアクションを起こすことで、自分に合っているかどうかもわかると思います。
私もそうだったように、はじめは不安に思う方も多いと思いますが、自分の目や耳で確認してみることがいいと思います。
私もはじめは築年数の古さに不安を感じていましたが、築年数が古いと何が不安なのか、それはどうすれば払しょくできるかを掘り下げて、私の話を聞きながら解決してくれたのがリノベるの担当の方々の存在でした。
行動を起こして、築古物件を自分の目で見ながら、リノベるの方に注意すべきポイントを聞くことで、不安が払しょくでき、リノベーションをすることを決意できました。
リノベーション後の生活に対する満足度は100%あがると思います。
するしないで、人生が大きく変わり行動や考え方にも変化があったと思うので、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
K様が賃貸ではなく物件購入を考えられている理由は、家賃がもったいないからという点と、今後のご結婚やお子様の誕生も見据えて、リノベーションで可変性のある住まいを手に入れたいという点でした。
賃貸からの住み替えを検討する中でリノベ済み物件を複数ご覧になった結果、暮らしやすく綺麗な内装ではあるがどこか賃貸にもありそうな物件や、こだわりの強い方がお住まいになりそうなエッジのある物件など、ご自身がしっくりくる物件に巡り合えなかったということで、リノベるにお越しくださいました。
カウンセリングでは、築年数が古いマンションの購入についてご不安があったので、その不安の一つひとつにお答えをしていきました。
築年数の古さは多くのお客さまがご不安に思われる点ですが、そのご不安を払拭し、リノベーションに前向きになれるようにお話をするようにしています。