ご利用サービス | 物件探し + リノベーション |
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面積 | 59.40㎡ |
間取り | before:3LDK after:1LDK+WIC 間取り図(before/after)を見る |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 (RC) |
リノベーション 完工年月 |
2023年9月 |
完工時築年数 | 築35年 |
場所 | 神奈川県大和市 |
家族構成 | ファミリー |
リノベるとお仕事をされたことがきっかけでリノベーションに興味を持ったI様。ご実家に帰る選択肢もありましたが、首都圏でマンションを購入してリノベーションをすることを決意。
将来の住み替えも見据えて、無理せずに叶えられる範囲で自分たちの希望をリノベーションで叶えることを目指しました。間取りをメインにプランを考え、賃貸では叶わない自分たちの生活動線にぴったり合うおうちを手に入れました。
きっかけ
私が仕事でリノベるのサポーター(リノベるでリノベーションされた方)と接するファンイベントのお手伝いをした際に、皆さんの体験談を聞いて、とても素敵だと感動したことがリノベーションを考え始めたきっかけです。
仕事で関わるまでは、リノベーションとはどんなもので、どのように進めるのか全く知識がありませんでした。
そのあと妻に、リノベるでリノベーションをしたいと話しました。
実は妻は、かなり前からリノベるのinstagramをフォローしていて、この時初めて、リノベーションされた方のおうちの写真を見ることが好きだということを知りました。
仕事を通して、リノベーションの進め方はなんとなく分かったものの、実際問題、マンションを購入してリノベーションをすることが自分たちの予算的にできるのかを知るために、まずは個別相談会に行くことにしました。
比較検討
リノベーション会社で話を聞いたのはリノベるだけです。
妻は、リノベる以外のリノベーション会社のinstagramもよく見ていましたし、Youtubeでお部屋のルームツアー動画もよく見ていたようです。
どちらかというと、マンション購入と賃貸とで比較をおこないました。
というのも、検討当時は私の母が亡くなった直後で、夫婦の間では、私の実家である愛知に戻って父と近居をするという話を進めていたタイミングだったのです。
私としては、一旦は首都圏で暮らすことで結論づけたつもりでしたが、妻は父のことを気にしていてマンションの購入に乗り気ではなかったので、夫婦の間でマンション購入についての温度差がありました。
妻はリノベるの個別相談に行ったあと、「リノベーションされた賃貸に住むという選択肢もある」と、マンション購入ではなく現状では賃貸に住むことも提案していました。
選んだ理由
カウンセリングに行った段階では、まだ妻の中でマンション購入に迷いがありましたが、「まずは話をきいてみよう」くらいの軽い気持ちで伺いました。
リノベるのサービスを利用しようとなったのは、話を聞いて、中古マンション購入とリノベーションをしても、今の家賃とさほど変わらないと分かったからです。
またもし、物件探しを進めても見つからなかった場合は、申込金の返金が可能であることも後押しになりました。
カウンセリング
当時の住まいから一番近い溝の口ショールームに行きました。
カウンセリングの段階では、愛知に帰るかもしれない可能性が残っていたので、サービスの利用を決めたということではなく、まずは金額面の話を聞いてみようくらいの軽い気持ちで伺いました。
いくら私たちがリノベーションをやりたいと思っていても、金銭面で今の家賃と大きく乖離があれば、その希望は叶えられないと思っていました。
カウンセリングでは、私たちの置かれている状況として、愛知に帰り父と近居する可能性がある点も正直にお話しました。藤田さんは私たちの状況もご承知のうえで、快く金銭面の考え方などを教えてくれました。
おうちづくりに関して、I様ご夫婦からは「現実的で無理せずに叶えられる範囲で自分たちの希望をリノベーションで叶えたい」とお話がありました。
お子様が生まれたこと、ご主人がリモート勤務になったことで、今のお住まいが手狭になられていました。ご主人に気を使いながらお子様をあやすことも多かったようで、お互いに気を使わずに生活をしたいと感じ始めていらっしゃいました。
この段階では物件や空間について具体的なイメージはお持ちでなく、「もし物件が見つかってイメージがついたら具体的に考えていきたい」とのことでした。
ご希望を全て叶えようとすると広いお部屋が必要となり、住み慣れたエリアでの物件探しが難しくなる可能性があるため、私からは、間取りの取り方を工夫して広々とした空間を叶えている事例をお見せしました。
I様からは「間取りでそういう工夫ができるんだ、そういう使い方もありだね」と間取りを中心に考えるリノベーションに面白味を感じていただきました。
今後の住み替えの可能性も踏まえ、設備や仕様は当社の推奨するものを使い、間取りを自由にできるプランにてリノベーション費用は少し抑える方向とし、物件探しを進めていくことにしました。
カウンセリングを担当した藤田から、内装はリノベるの推奨する仕様で間取りを自由にできる進め方でリノベーション費用を抑えるという方針を聞いていました。
ちょうどその仕様と似ている桜新町ショールームでお打合せを行い、お部屋の雰囲気についてイメージを持っていただければと考えました。
リノベるには複数のショールームがあり、それぞれがお住まいになるお客さまをイメージして作っていますので、お客さまのご要望に近いショールームにお越しいただくことで、お客さまもイメージを持ちやすくなります。
お二人ともご実家が遠く、お子様が生まれたばかりの奥様にとっては、これまで住み慣れたエリアで暮らし続けることが子育ての助けになるとのことで、賃貸で住んでいたエリアを中心に物件を選定していきました。
物件探し
物件が見つからなかった際に申込金が返金されることを知ったので、自分たちの予算で物件が見つかるか、物件探しを進めてみることにしました。ただ、そのタイミングになっても妻の中に迷いがまだありました。
物件の希望条件を峰岸さんに伝える場で「お二人のご家族やお友達はどのエリアに住まれていますか?」と聞かれて、妻は改めて、大学で上京してから多くの時間を今の住まいの沿線で過ごし、友人も沿線に多く住んでいることを認識しました。峰岸さんに「子育てするにはお友達が近くにいたり、使い慣れてる路線のほうがいいですよね?」と言われて、そこで初めて妻は「そうかもしれない。子育てが落ち着くまでは私と子供の生活を優先して考えてもいいのだ」と感じたようです。
私も何度も同じような話をしていたのですが、初めて会う第三者の峰岸さんがそのように言ってくれたことが、妻の心の後押しになったようです。
ようやく、妻も物件購入に前向きになったので、希望の沿線で物件を5件ほどピックアップして内覧に行きました。最終的に、街の雰囲気で今の住まいに決めました。子供連れの方が多く、ファミリーで暮らすイメージができたのと、賃貸で悩んでいた部屋までの道が平坦でないことが解消できるという点も決め手となりました。
私が初めてI様ご夫婦にお会いした時は、まだ首都圏でマンションを買ってリノベーションをするという気持ちが固まっていませんでした。
お話を伺ったところ、奥様は、ご主人のお父様の「地元に帰ってきてほしい」という要望を断り首都圏で暮らし続けることは、お父様に悲しい想いをさせてしまうのではないかと思っていらっしゃるようでした。
そのお話を聞いて、「お父様は、自分の大事な息子の奥様にも幸せになってほしいと考えているのではないか」と率直にお伝えしました。
奥様からは、初めて会ったのに自分の気持ちを代弁してくれた、ととても感動してくださいました。その後すぐに、お父様に確認をしていただき、首都圏に住み続けることで問題ないことが確定したので物件探しを進めていきました。
おうちづくり
峰岸さんとの物件探しの際に、私たちの予算では、設備を自由に選ぶことができるフルリノベーションだと物件に費用をかけられないとのお話がありました。
そのため、設備はリノベるが選定した仕様のものを使い、間取りで暮らしやすさを追求できるプランをご提案いただき、そちらで進める前提で物件価格とリノベーション費用を予算内で割り振りをして決めました。
キッチンやトイレ、洗面、床材などはリノベるが選定したものを使うということで仕様やイメージを見せていただきましたが、とても素敵で自分たちの好みでしたし、プロが選定してくれたものだから間違いないという安心感もありました。
設備の仕様が決まっていた分、打合せでは暮らしやすい間取りを考えることに集中できました。
間取りは、私の方がこだわりが強く、デザイナーの杉田さんには「開放感」と「おこもり感」というキーワードをお伝えしました。
開放感は渋谷の桜が丘ショールームのイメージがあり、壁と扉をできる限りなくし、玄関から入ったときの抜け感を出したいと思っていました。
杉田さんが出してくれた3案をもとに、より開放感が出せるように、一緒に間取りをブラッシュアップしていきました。
ワークスペースは土間に作りたい、リビングはできる限り広くしたい、お気に入りの冷蔵庫が部屋に入る導線から見えるようにしたいというように、私たちの希望を叶えるための間取りを作りました。
扉は可能な限りなくし、寝室の扉も妻を説得してなくしましたが、「洗面所だけは絶対に扉があったほうがよい」という杉田さんと妻の女性の意見を聞き、洗面所は扉をつけました。(笑)
ご主人がリノベるの渋谷・桜ヶ丘ショールームをご覧になっており、桜ヶ丘ショールームが理想の間取りとお話してくれました。
お部屋づくりのキーワードは「開放感とおこもり感」。
できるだけ建具をなくし、開放感のあるお部屋にするために、スタンダードな間取り、遊びのある間取り、折衷案の3案をまずはご提案しました。
すべて開放感のあるつくりにしてしまうと収納スペースの懸念も残るので、収納は閉じた空間にすることを提案しました。ご主人の「狭い場所も落ち着く」という言葉からこの案を取り入れることにし、メリハリをつけていくことで奥様とも合意していきました。
特にご主人がこだわりをもたれていたのが土間で、ウォークインのスペースを半分にしてでも土間を広げたいとのことでした。
そのため、土間について中・大・とても大の3パターンでご提案をし、土間を広げると収納が狭くなるため、他に収納をもう1箇所設けた間取りに変更をしました。
土間はワークスペースも兼ねるとお聞きしたので、コンセントや照明計画もワークスペースをつくる前提で提案をしました。
住んでみて
玄関土間が広くなり、賃貸の時に抱えていた、狭いし段差があって使いにくいストレスを解消できて妻がとても喜んでいます。
また、帰ってきたてすぐに玄関で時計を外し、クローゼットで服を着替えて、洗面所で手を洗いリビングに行く流れがスムーズになったことで、物をあちこちに置かなくなりましたし、部屋が散らからなくなりました。賃貸では、ここまで自分たちの行動動線に合う物件を見つけることはできないので、間取りを自分たちの動きやすいようにできたことはリノベーションの大きなメリットだと感じています。
洗面スペースは、広さや動線についても細かくこだわりを伝えずに、プロにお任せしたら間違いないとの思いでお任せしました。実際に住んでみてスペースの広さや動線の良さに気づき感動しています。
賃貸では洗面所が狭く、お風呂上りに遠く離れたクローゼットまで着替えを取りに行っていました。今は洗面所が広くて収納もたっぷりあるので、その場で着替えをしてそのまま髪を乾かすことまで完結できるようになりました。これまでと比べると、生活スタイルも変わったと感じています。
普遍的でシンプルな仕様のデザインであるからこそ、これから自分たちで好みの家具を備えていくことがとても楽しみです。
お気に入りの場所
リビングダイニング
前の家ではダイニングが狭く開放感がなかったのですが、今の家では広々と使えるため、ダイニングにいる時間が圧倒的に長くなりました。帰宅時に玄関を開けるとダイニングスペースがゆったりと見えるのがとても気に入っています。
洗面スペース
賃貸と比較して各段に広くなったことがとても良いです。プランの指定のタイルがかわいいので気に入っています。
賃貸では、ユニットの洗面台で収納も外に置いていましたが、今では鏡の裏に大きな収納があり物をたくさん収納できます。洗面台にゆったりしたスペースがあるので物は置けますが、鏡の裏の収納が大容量なので洗面台をすっきりした状態に保てます。
ワークスペース
土間にワークスペースを設けたので、仕事の時と同様に靴をはいて仕事をすることでオンオフの切り替えができています。以前の家では扉を閉めた状態で仕事をしていたので閉塞感がありましたが、開放感のある空間で仕事ができるようになり、仕事に取り組む気持ちも晴れやかになりました。
I様に今回ご利用いただいているプランは間取りの「可変性」に重きが置かれていて、寝室は将来的に分けて使えるようにご提案しています。
設備の仕様が事前に決まっていることをデメリットに感じる方もいるかもしれませんが、設備を決めながら進めるリノベーションでは着工後に金額が増加してしまうこともあります。
その点、今回のように仕様は決まっていて間取りだけを変更する場合は、着工後の金額の増加はほとんどありません。
また、設備を一から選べることで、間取りから設備、見積りまでを4回のお打ち合わせで全て決めなくてはいけないため、間取りをじっくり集中して考える時間が少なくなってしまいます。一方で、設備の仕様が決まっていれば、間取りに集中して考える時間を取ることができます。I様のように、土間の広さを3プランでシミュレーションして考えることもできるので、より暮らし方や使い方を考慮した間取りを実現することも可能です。
お打ち合わせ回数が少ないことで、その分お引き渡しまでの期間を短くでき、物件を購入してから早くお住まいになることが可能となります。
I様のご主人へまずはインテリアサービスのご案内をお電話でさせていただき、その際にお好きなインテリアのテイストやお持ちの家具・家電についてお話を伺いました。
前のお住まいからお使いになっているステンレスの冷蔵庫がとても好きなので、ダイニングスペースはこの冷蔵庫に合うテイストの家具が良いというご要望がありました。
ダイニングテーブルを選定する際には、カジュアル、シンプル、長く使える、お子様がいても扱いやすいことを検討の軸に置きながら、ダイニングテーブルの組み合わせを何点か考えていきました。
私が考えたプランをオンラインミーティングでお見せしながら、「これは少し違う」「これは結構好き」などI様の好みにどれが近いかを見ていただいた後、実際にご覧いただくため店舗に足を運んでいただきました。
店舗でご覧いただいた後に、「とても好きなテイストで時計も気になってしまいました」とおっしゃっていただき、時計もリノベる経由でご購入いただきました。
インテリアサービスでは、ただ物を売って終わりではなく、お客さまのその先の暮らしを彩り愛着を持っていただけるもの、その先の楽しい暮らしを想像してもらえるご提案を心がけています。
リノベーション工事においては、解体してみないとわからない点もあります。
I様のお宅では解体後に、壁を躯体のままにすることが難しい箇所があり、壁を塗装せざるを得なかったことがありました。
I様のおうちは仕様が決まっているため、お客さまに楽しんでいただけるのは間取りと電気配線なので、できる限りお客さまのご要望に応える施工となるよう工夫しました。
建具が少ないのは施工する側からすると進めやすい点ではありますが、だからこそ、扉をつけない部分の塗装の仕上がりには気をつかいました。
配管についても、躯体あらわしで配管が見えてしまうので、配管を通す位置にも細心の注意をはらって施工しています。
柱一つ取っても、どちらの面がきれいに見えるかなど、素材そのものが目につくところに設置されることを意識し、無垢材で木が反っているものがあれば大工さんに直してもらい、お客さまが心地よく暮らしていただけるよう細部まで気をつかっています。
リノベを検討する人へ
興味のある方は、まずは相談会に行ってみると良いと思います。
相談会のあとに何度も営業のお電話をいただくことはありませんでしたし、そういう不安をお持ちの方も気軽に参加してみることをお勧めします。
予算が心配な方も、間取りだけを自由にできるプランなど、リノベるから様々な進め方をご提案いただけますし、きっとリノベーションを実現できる方法が見つかると思います。
特に物件は大きな金額の買い物で心配もありますが、マンションの資産価値をプロが見てくれます。
物件を買ってリノベーションをし、ライフスタイルが変わったら売って住み替えることもできるので、そこまで身構えなくても大丈夫だと思います。
中古マンションを購入するだけでは、土間を広くして段差を解消したり、二重サッシにして部屋の断熱性能をあげることも叶わなかったので、リノベーションしたことで付加価値をつけることができました。
中古マンションなので、自分たちがやりたいと思っているイメージが叶わないこともありますが、こだわりたいポイントがある方にはとても合っていると思います。
物件選びの際、物件の立地だけはリノベーションで変えられないので、自分たちで周辺を歩いてみて車通りや騒音などをしっかり確認してから物件を選ぶことをお勧めします。
I様ご夫婦の奥様が元々リノベるのファンでInstagramをフォローしていました。
偶然、ご主人がリノベるとお仕事をされ、リノベるのサポーターの方がリノベるでの体験価値をお話されていたのを聞き、ご興味を持たれてご夫婦でセミナーに来てくれました。
将来的にご主人のご実家がある愛知に行く可能性もあり、住み替えも考えていらっしゃるようでした。
ちょうどお子様が生まれたばかりで、保育園はどうするか、奥様のお仕事はどうするかなどの問題もあり、カウンセリングの当日に結論が出なかったので一度持ち帰り、お二人で相談いただくことになりました。
カウンセリングでは、お客さまが何に不安を感じているか一緒に考えるようにしています。お客さまのお気持ちや温度感を解きほぐしながら、その方に合った進め方を提案することがカウンセリングでは重要だと考えています。
カウンセリングから2週間ほどで、I様ご夫婦から結論が出たとご連絡をいただき、その後のプロセスを進めていくことになりました。