ご利用サービス | ご自宅リノベーション |
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面積 | 71.28㎡ |
間取り | before:3LDK
after:1LDK+WIC+SIC 間取り図(before/after)を見る |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC) |
リノベーション 完工年月 |
2023年7月22日 |
完工時築年数 | 築38年 |
場所 | 東京都江東区 |
家族構成 | ファミリー(子供1人) |
旦那様の祖父母のマンションを引き継いで、奥様・子供と3人で暮らすS様ご家族。 これからも長く住んでいくために当時築38年のマンションをリノベーション。
当初は今ある間取りを中心に、なにから考えたらよいかを悩まれていましたが、打ち合わせを通じて、理想の家族の在り方への想いを深堀りさせていただきました。
ゼロから様々な可能性を提案することで、S様は住まい方の選択肢と子供の成長を見据えた生活イメージが一気に広がっていったそうです。
きっかけ
妻の妊娠がリノベーションを考えはじめるきっかけになりました。
当時、私は大学卒業後の就職にともなって、江東区エリアにあった祖父母のマンションでひとり暮らしをはじめ、その2年後に妻とマンションでの同棲生活をはじめました。
江東区エリアは周辺が静かで自然豊かなだけでなく、交通の利便性に優れているためとても住みやすい地域でした。
同棲生活をはじめた段階では、憧れだった戸建てを買う話が出ていたのですが、祖父母から引き継いだ住まいに住み慣れてからは、戸建てを郊外に買うメリットを感じなくなり、このまま生活がしやすい江東区エリアに住み続ける方がいいという決断に至りました。
ただ、住んでいたマンションは築40年くらいで設備もだいぶ古く、妻が妊娠したことで「子供には今よりももっと快適な部屋で過ごしてもらいたい」「自分たちらしい暮らしをつくりたい」という想いが強くなり、リノベーションを決意しました。
比較検討
リノベーションを検討し始めた当初、妻はリノベーションをして旧祖父母の住まいに住み続けるイメージがわかず、戸建ての購入と迷いがあったそうです。リノベーション会社を検討する際には、リノベーションで住み続けられる住まいが実現できそうか、サービス内容よりもホームページに掲載されている事例を見て比較することに。
マンション選びからサポートしてくれる会社もありますが、私たちはマンションを選ぶ必要がないため、どちらかというと住まいづくりの完成イメージに重きを置いて探しました。
リノベる。のホームページには暮らしの雰囲気を知ることができる温かみのある写真が多くあり、将来の暮らしのイメージがつきやすかったです。そこで、まずはリノベる。の相談会へ足を運ぶことにしました。
選んだ理由
リノベる。に決めた理由は、予算内で最大限にやりたいことができそうだと感じたからです。
相談会では、ライフスタイルコンサルタントの加藤さんから、ライフプランに合わせてたくさんの間取りや具体的なデザインイメージ、事例写真を見せてもらいました。キッチンから子供の様子を見れる間取りや、リビングの中にワークスペースをつくることで集中しながらも家族の声を聞けるようにしたり、想定していなかった幅広いアイデアを提案いただいたおかげで、イメージがつきやすかったです。
親身に話を聞いてくれる加藤さんの人柄もあり、相談会に参加したその日に依頼しました。
カウンセリング
リノベーションについて何も知識がなかったので最初はイメージがつかず、何をどうしたらいいのかわからないままのスタートでした。しかし、カウンセリングを通じて「家族が増えたときにどうやって生活していくか」を考えるようになってからは、リノベーション後の具体的な生活イメージが一気に広がったのです。そして、リノベーションではお部屋が綺麗に新しくなるだけでなく、ゼロから間取りを組み立てられることを教えていただきました。
未来の生活に目を向けて私たちの新しい暮らしをメインに考え、提案いただいた複数のプランから決めました。
リノベーション前は収納場所が少なくタンスが多く置かれていたため、住まいの狭さを感じていました。そこで、子供が生まれて荷物が増えたときに備え「パントリーとシューズインクローゼット」をつけることに。リビングやキッチンについても子供を見守りやすい設計にしていきました。
その他にも、加藤さんから私たちのイメージやこだわりを踏まえた提案をしていただき、クローゼットの配置次第で間取りをカスタマイズできるなど、私たちだけでは考えつかないようなアイデアがポンポン出てきて驚かされましたね。
住まいづくり
いよいよ住まいをつくっていく段階で、私たちは「明るい部屋にしたい」という想いがあったため、壁や天井は壁紙を張り替えたほうがいいと考えていました。
しかし、担当デザイナーの増田さんから天井のつくりについて「あえて設備をむき出しにしませんか」などの提案を受けて、お部屋の明るさや印象のつけ方にはさまざまな手段があることに気づき、発想が変わりました。打ち合わせを重ねていくなかで、選択肢を広げることができたのがよかったですね。
また、夫婦の思い出を住まいにも取り入れたく、キッチンは「カフェっぽくしたい」というこだわりがありました。そのときに増田さんから「ただのカウンターではなく飾り棚を取り付けることでカップや子供の絵本などを置くことができる。そうするとより実用的に使えてカフェの雰囲気も出せる」と提案をしていただきました。
おかげで子供の成長やライフプランに合わせて住まいも成長していくことに愛着が生まれました。このカフェ風のキッチンで、夫婦でコーヒーを飲む時間も大切にしていきたいと思っています。
S様ご夫妻は、リノベーション後のイメージとして漠然とオシャレなお部屋にしたいというご要望がありました。
そこで、「オシャレ」を大きなキーワードとして挙げ、お二人の思い描く住まいのイメージをひも解いていくことからはじめました。
どういったことがオシャレなのかの認識をすり合わせ、様々な写真を見比べながら住まいのコンセプトを決定していきました。このとき大切にしたのは、オシャレの要素を具体的に言葉にしてもらうこと。お二人が思い描くオシャレをお家の中に取り入れることで、ワクワクしながらリノベーションを進めていただけたのではないかと思います。
子供が生まれることで忙しくバタバタした生活になることが想定されたので、日常の中にお二人で決めた愛着ポイントが目に入るように設計しました。そうすることで少しでも心が豊かになれるようにしています。
住んでみて
1年住んでみてリノベーションして特に良かったところは、お部屋の統一感が出る「差し色」があることです。タイルの色やドアの色、寝室の壁紙の1面やトイレを水色にすることで統一感が出ました。見た目のオシャレさが特に気に入っています。
「明るいお部屋づくり」を意識する一方、落ち着く場所はあえてトーンの低い色を使うことで、心が休まるように工夫しました。
お気に入りの場所
広いカフェのようなキッチン
飾り棚は使い勝手がいいだけではなくてディスプレイみたいにも見えるため、見た目も気に入っています。来客があったときにも雰囲気を褒めてくれるので嬉しいです。
心をくすぐるデザインが魅力のパントリー
パントリーは見た目が特に好きで、入口のアーチが可愛いため毎日キッチンに立ったり日常の中でふと見たりするとテンションが上がります。
区切りのないワークスペース
ワークスペースは入口が狭くなっていて個人の空間として使えます。部屋をしっかり区切っていないので、圧迫感も感じず自分のスペースをしっかりと確保できるのが助かっています。
家の中の声も聞こえるので、一緒の空間にいることがわかるのも嬉しいですね。
複数人で利用できる洗面所
洗面台とミラーボックスをずらしたところがポイントで、複数人で洗面所に立ったときにそれぞれが不便なく洗面所を利用できるのでスムーズです。
近い将来、子供が大きくなったときに家族みんなで洗面所を使える日を楽しみにしています。
今回のリノベーションでは「可変性」と「愛着」を大きなテーマとしています。シンプルであまりつくりこみすぎないことを前提にプランを考え、住み続けていくなかで新鮮さが続くように意識しました。
生活のバリエーションが増えたり、生活スタイルに合わせたお部屋の変更ができたりする点がポイントになっています。子供の成長によってお部屋の使い方の可能性を広げられるかが、リノベーションへの期待として大きかったと思います。
住設機器の使い方の部分で工夫をしたところは、洗面所の生活導線を意識したことです。家族が増えると朝の身支度が一緒になることも多いと思います。限られた空間をうまく活用できるよう、お客様の想像していない部分をリノベる。側から提案できたよい施工例になりました。
リノベを検討する人へ
リノベーションの一番の魅力は自分の好きなようにゼロからデザインできるところだと思います。
可能性が無限大過ぎて迷ったり、何から決めていいのかわからないことが多かったのですが、住まいづくりのプロと一緒に設計をしていくことで、自分たちの考えつかないことも提案してくれて理想を超えた満足のいく住まいができました。
最初は完成がイメージできていなかった住まいづくりも、打ち合わせを重ねていくことで本当に自分たちが求めている住まいがつくり上げられていく過程がとても楽しかったです。
実際に住まいが完成して、リノベる。のみなさんと一緒につくり上げたという実感が湧きました。この達成感がリノベーションの醍醐味なのだと思います。
早くリノベーションをしたいというお気持ちが強かったお二人が気にされていた点は、予算と工期についてでした。
まずはその不安を払拭するために、具体的な出産にともなうスケジュールを組んで、おふたりの負担にならないように打ち合わせや施工を進めていく提案をしました。
ゼロからはじまったリノベーションのため、当初は「子供が生まれたあとの生活が全く想像できない」とおっしゃっていました。
おふたりは「今暮らしている住まいの間取りをどのように使っていくのか」と考えていましたが、固定概念をなくしていただくため一度今の間取りのことは忘れてもらうように意識しました。
カウンセリングを進める中で、「お部屋の数がどのくらい欲しいかではなくてどういう家族でありたいか、子供にはどのように育ってほしいのか」というところからお話をお聞きしています。これからのイメージからライフスタイルを細かく聞いていくことで「どういう暮らしをしていきたいのか」「どのような生活がいいのか」を一緒に考えました。
そして現地調査へ伺ったときにお部屋の天井や壁を叩いて音を聞いてもらいながら、今住まわれているお部屋の構造を一緒に体感してもらっています。
ゼロベースでリノベーションをはじめる場合、知らないことが多くどのようにリノベーションができるのかわからない方がほとんどだと思います。
だからこそ私たちがカウンセリングを通して住まいの課題やライフスタイルを深堀りし、お客さまからこだわりや要望を引き出すお手伝いをしています。