吉祥寺でアートに触れよう。地元民に愛される「感性を育てる」スポット4選

吉祥寺でアートに触れよう。地元民に愛される「感性を育てる」スポット4選

“住みたい街”として不動の人気を誇る吉祥寺。住みやすくて都心へのアクセスや治安がよいのはもちろんのこと、市民のための芸術文化が豊かに花咲く街としても知られています。今回は初めての人でも気軽に立ち寄れて、感性を磨ける吉祥寺らしいアートスポットをご紹介します。

吉祥寺らしい、市民に寄り添う美術館

三鷹の森ジブリ美術館

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近隣市民枠なら当日でも入れる、地元民に優しい美術館。

『風の谷のナウシカ』など、名作アニメーション映画を数多く世に出した宮﨑駿(みやざき・はやお)氏が館長をつとめる「三鷹の森ジブリ美術館」。さまざまな作品・作家の企画展示が行なわれているほか、ジブリ作品の絵コンテ、また『天空の城ラピュタ』に出てくるロボット兵のオブジェや『となりのトトロ』のネコバスの遊具なども展示されています。

「三鷹の森」と名前がついていますが、三鷹駅・吉祥寺駅のいずれからも歩いておよそ15分とほぼ同じ距離。井の頭公園の中をゆっくり散策しながらアクセスできるので、晴れた日ならが吉祥寺からのアクセスが断然おすすめです。もちろん吉祥寺駅からもバスを利用することができます。

三鷹の森ジブリ美術館
【住所】東京都三鷹市下連雀1-1-83 (都立井の頭恩賜公園西園内)
開館時間】10:00〜18:00
休館日】火曜日
【公式サイト】http://www.ghibli-museum.jp/

武蔵野市立吉祥寺美術館

市民のための、気軽に立ち寄れるアートスペース

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武蔵野市立吉祥寺美術館」は、吉祥寺駅北口から歩いておよそ3分。ショッピングセンター「コピス吉祥寺」A館の7階に位置しています。晩年を吉祥寺で過ごした野田九浦(のだ・きゅうほ)による日本画をはじめ、およそ2,000点もの作品を収蔵。常設展示のほか、企画展示も行なわれています。

また著名作家らを招いての講演会や、作品づくりを体験できるワークショップも不定期で開催されていて、生活と芸術とが出会う場として機能しています。入館料も100円と格安で、小学生以下や65歳以上、また障害のある方は無料で入館できます。企画展示室は、市民の作品を発表する「市民ギャラリー」としても利用されていて、こちらの入館は無料となっています。

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小さな施設ということもあってか、ロビーには誰でも利用できるソファが置かれており、“市民が憩える美術館”という呼び名がとてもよく似合います。賑やかなビルのフロアをひとつ上がったところにこんな静かな空間があるというのが、なんとも吉祥寺らしいですね。

武蔵野市立吉祥寺美術館
【住所】東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7階
【開館時間】10:00〜19:30
【休館日】水曜日
【公式サイト】http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

とっておきのシアターで、吉祥寺らしい特別な空間を楽しもう

吉祥寺シアター

“街で演劇をする”魅力を届ける場所

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吉祥寺駅北口から歩いておよそ5分のところにある「吉祥寺シアター」は、芸術文化の振興を目的として武蔵野市によって建てられた総座席数239の小劇場。2015年に10周年を迎えました。若い世代に人気の小劇場系演劇やモダンダンスを通して芸術文化を発信する貴重なスペースになっています。

演劇の街というと下北沢や新宿といった地名を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はJR中央線沿線や京王井の頭線沿線に拠点を置く劇団や養成所も多く存在しています。両線が乗り入れる吉祥寺もまた、新たな演劇の街として注目を集めています。

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デザイナーズマンションかと見まごうような、あの東京国際フォーラムを設計した佐藤尚巳(さとう・なおみ)氏によるモダンな建築もこの劇場の大きな特徴のひとつ。吹き抜けの天井からは、太陽光がまるで木漏れ日のように差し込むよう設計されており、ホワイエの居心地は抜群です。

バルコニーや建物の内外に設置されたベンチなどフリースペースが多く、また駐輪場をしっかり完備しているあたりがまさに「吉祥寺的」。市民に開かれた公共劇場であるからこその特典がそこかしこに見て取れます。1階にはスイーツはもちろん、丁寧に作られたお食事メニューも豊富な洒落た内観のカフェも併設されているので、お芝居を見る以外のときにもおすすめ。「人が集う」という言葉がとても似合う場所です。

吉祥寺シアター
【住所】東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22
【開館時間】公演によって異なる
休館日】不定休
【公式サイト】http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/

吉祥寺オデヲン

こぢんまりとした昔ながらの映画館を楽しむ

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吉祥寺オデヲン」は吉祥寺から徒歩3分のところにある、1954年に開館した老舗の映画館です。老舗といっても館内はとてもきれいで、人気のデートスポットとしても知られています。こぢんまりとした館内はとても落ち着きがあって、大型シネコンとは違った風情を楽しむことができます。「誕生日月割引」という珍しいサービスを実施していて、一般料金1,800円のところ誕生月は1,100円で鑑賞できるのも嬉しいポイントです。

吉祥寺の映画館として存在感を発揮してきた「バウスシアター」が2014年に閉館して以来、「吉祥寺オデヲン」は吉祥寺の映画文化を支えてきた最後の聖地とも言える存在となりました。紆余曲折を経て、現在映画を見られるのは全部で3スクリーン。ここで上映されるのは全国で1館しか上映されないようないわゆる「単館系映画」ではなく、1地区で2館以上の劇場で公開するような「拡大系」と呼ばれる人気作品が中心です。

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小規模な映画館というと、ついつい観客を選ぶようなオルタナティヴな作品を期待してしまいますが、それでは“市民の映画館”という感じじゃない。遠くからわざわざ出かけていくような都市圏のシネコンとも、コアな映画ファンが集まるミニシアターとも違って、近所に住む人が、気が向いたときにふらりと気軽に立ち寄れる場所として、いつまでもそこにあり続けてもらいたいものです。

吉祥寺オデヲン
【住所
】東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16
開館時間】各階によって異なる
休館日】なし
【公式サイト】http://cinemaodeon.jp/showing/

次の休みは、吉祥寺でアートに触れてみよう。

豊かな自然があり、お買い物や食事をする場所にも事欠かない。そんな住みたい街として人気を集めるだけあって、なんでも揃う吉祥寺ですが、アートや芸術文化に触れられるスポットが多いというのもこの街の大きな魅力のひとつです。どれをとっても敷居の高いところがなく、地元の人に寄り添った温かみや優しさを感じられ、筆者はますます吉祥寺のことが好きになりました。今回ご紹介したスポットで気になる場所があった方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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