「新築マンションも見に行ったのですが、間取りや、壁・フローリングなどの素材に自分たち好みのものが見つからなくて…」と語るご夫婦。話し合いの末たどり着いた結論は、中古マンションを自分仕様に創り上げるリノベーション。「ないのならば創っちゃおう」でした。
『大型犬可・広さ重視』が物件選びの条件だったというおふたりが出会ったのは、持て余すほど広い洋室が目玉の93.5㎡物件。使い方が限られる間取りのため買い手が付いていなかったそうですが、間取りを総変更するリノベーションにはかえって好都合。管理人さんと直接話す機会もあり、最終的にここしかないと決断したそうです。
そんなご夫婦が目指したのは、ヘリンボーン床、コンクリートあらわしの壁、天然木の建具を活かしたヴィンテージテイストのお住まい。その一区画には、秘密めいた雰囲気のプライベート図書室が。「大好きなマンガや本に囲まれるスペースをつくりたい」という想いを叶える、ふたり専用のスペースです。リビングに大きな書棚をつくるのではなく、あえて独立させることで特別な空間になっています。
旅先の写真を飾るリビングの壁はコンクリートあらわしとなっており、写真の良さを引き出すギャラリースペースとして活躍しています。キッチンはSIC(シューズインクローゼット)兼パントリーと隣り合った間取りになっていて、買い物から帰ってそのままキッチンで直行できるようになっています。奥様のご要望でキッチンはクローズ型に。「集中して料理したいということもありますが、それ以上に、キッチンは調味料などがどうしても出したままになるのが気になっていて。部屋の雰囲気を壊さないためにも、キッチンごと隠してしまえるクローズ型がいい!と以前から決めていました」。
こだわりの動線においてもう一つ特徴的なのが、『寝室』『WIC(ウォークインクローゼット)』『プライベート図書室』『洗面所』の4つが扉でひと続きになっている点です。アクセスしやすいのはもちろん、窓と反対側の部屋にも風が流れるよう配慮されています。
玄関そばの部屋は現在1室として構成されていますが、ダークグリーンとブルー2つのドアを設置。将来子供ができた時に室内を仕切れば2部屋に早変わりするよう、ライフステージの変化を見据えて設計されたお住まいです。
面積 | 93.5m² |
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間取り | 1LDK→2LDK+図書室+WIC+SIC |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2016年4月 |
完工時築年数 | 築27年 |
場所 | 神奈川県横浜市戸塚区 |
家族構成 | ふたり暮らし |
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