業務用かと見まごうほどのスケールを誇る、ステンレスの大型厨房が出迎える家。鉄製のフライパン、銅製の玉子焼き器、中華鍋、寸胴鍋、ソースパンなど、多種多様な調理器具が丹念に磨かれ、インテリアのような存在感を醸しています。
ご友人を招いて料理の腕を振るうのが趣味だというご主人のこだわりは、話しながら料理が楽しめるキッチン。大火力調理は背面で、その他の調理はカウンターに向かってできるセパレート型をチョイス。食品やキッチン雑貨を収納できるパントリーが備えてあり、見せる収納と隠す収納が上手く使い分けられています。
LDKは、建物の躯体に付いたGLボンド痕(既存の壁工事に使われていた接着剤の痕)を活かしたデザインに。壁と同系色のソファを主役に、ブラックのダクトレール照明や時計がアクセントになっています。
寝室壁はまるで現代アートのよう。壁と梁の段差を利用して間接照明を仕込み、壁は墨汁デザインの壁紙を選んでいます。壁紙にしたのは実はコストカットのためで、当初は塗装を希望されていたのだとか。「部屋に変化が生まれたので、結果的に正解でした」とご主人は語ります。
ウォークインクローゼット(WIC)内にはチェストを持ち込み、棚とハンガーラックと併用して多機能収納になっています。
シャワールーム・洗面所はホテルのような雰囲気に。元々の浴室スペースが狭く、リノベーションで拡張できなかったため、思い切ってシャワールームにしたのだそう。バスタブを設けないことで空間を広々とさせ、レインシャワーでリラックスタイムが楽しめます。
玄関には大型の開閉式靴箱とスポーツグッズを格納できる場所を確保。玄関からは死角になるよう配慮されています。
引き算する視点を持ちながら、理想の厨房と住まいを実現したご主人のセンスあふれるお住まいが出来上がりました。
面積 | 65.4m² |
---|---|
間取り | 3LDK→1LDK+WIC |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2016年10月 |
完工時築年数 | 築42年 |
場所 | 東京都品川区 |
家族構成 | 単身男性 |
リノベる。では、リノベーションの“費用のこと・物件のこと・ローンのこと”など
「リノベーションの基礎講座」を随時開催しております。
リノベる。では、マンションの一室を再現した体験型ショールームで、仕上がりを見て、さわって、感じられるから、安心してリノベーションできます。