建築設計のお仕事をされているご主人は、理想の間取りと仕上がりのイメージを明確に思い描いていたといいます。お住まいになる物件と照らし合わせながら、理想を実現できるようデザイナーと話し合いを重ねて家づくりを進めていったそうです。
回遊できる間取りが特徴
子供部屋を中心に、リビングダイニング-寝室-WIC(ウォークインクローゼット)-玄関土間へと回遊できる間取りが特徴的なお住まい。お部屋づくりに取り入れたいとご希望だった素材は、ガラス窓、構造用合板、ステンレスキッチン、ラワン合板、アクセント壁(青・ライトパープル、ティファニーブルー)。個性のある素材を多く用いながら、それぞれが邪魔し合うことなく調和するよう、慎重に検討を重ねて取り入れたそうです。
モルタル、構造用合板、ステンレスが織りなす空間
黒いモルタルの玄関土間から続く廊下の壁は、構造用合板(通常は下地として用いられることが多い材料)が使われ、独特な雰囲気です。廊下のガラス引き戸を開けると、現れるのはステンレス製のキッチン。背面には、廊下の壁と同じ素材を用いた構造用合板のパントリーがあり、空間を引き締めています。リビングに進むと、青い壁とラワン合板の造り付け家具が設置され、落ち着いた雰囲気の空間に切り替わります。
さらに奥に進むと、リビングと一体化したオープンな寝室があります。WICの先にある子供部屋は、ライトパープルが映えるかわいらしい空間です。2人のお子様が快適に過ごせるよう、造り付けの2段ベッドが設けられています。寝室と子供部屋には、向こうが見えにくい模様つきのガラス窓を用いて、空間をゆるやかに隔てています。
限られた空間の中で、理想を実現させた回遊性
意匠の異なる各部屋のつながりを持たせ、回遊性のある間取りにすることで、限られた空間の中で理想を実現することが叶ったというご夫婦。ひとつの住まいの中で素材の個性が際立つ、さまざまな風景が楽しめる家ができあがりました。
面積 | 72.64m² |
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間取り | 3LDK→1LDK+ベッドスペース |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2016年8月 |
完工時築年数 | 築42年 |
場所 | 大阪府三島郡 |
家族構成 | 20代ご夫婦+お子様2人 |
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