信濃町の賃貸で愛猫1匹と共に暮らしていた、M様と彼女さん。住宅ローン控除や将来的な資産価値などのメリットを考えるようになり、物件購入を検討し始めました。古い建物の味わいを生かす中古リノベーションに魅力を感じていたことから、物件探しの段階で、千駄ヶ谷の[リノベる。]のショールームへ。いくつか物件を内見し、現在のお住まいの購入を決めました。
幼い頃から馴染みのある街での暮らし
おふたりが内見した物件は中野周辺で5、6軒。「実家が近所にあり、昔からこのあたりに親しみがありました。新宿まで歩いて30分ですし、荻窪方面へのアクセスも良くて、利便性の面でもこの街での暮らしを希望していました」とM様。最終的に購入を決めたのは、築50年の団地でした。決め手は、ノスタルジックな外観と共用部のデザイン。「実家もこの団地と同じくらい古い物件だったので、築年数は全く気になりませんでした。耐震面の不安はありましたが、耐震基準適合証明で解消されました」と話します。
機能性重視の収納設計とキャットウォーク
2LDKだった間取りを、リノベーションでワンルーム+WIC(ウォークインクローゼット)+ストレージ(収納)に変更。もともとあった収納に加えて、新たにウォークインクローゼットと玄関の土間をつくりました。さらに、リビングの一角には小上がりをつくり、寝室兼収納として活用できる設計に。「リビングは生活感を排除して広く見せたかったので、見えるところに物を置かなくてすむ設計にしてもらいました。リビングと収納スペースをドアを隔てて分けることで、猫が本や衣服にいたずらしてしまう心配もなくなりましたね(笑)」とM様。
この家に引っ越して、新たに愛猫を1匹迎えたM様がこだわったのはキャットウォーク。リビングの天井をぐるりと囲むように配置され、猫ちゃんが自由に動きまわれる機能性の高い設計です。「物件を探す前から、もう1匹飼うつもりだったので、2匹の猫がぶつからず快適に遊べるよう、ふたつの上り口や階段、休憩スペースを設計してもらいました」と話します。カーテンレールやワークスペースに造作されたテーブルの位置を生かし、機能性とインテリア性の高いデザインに仕上げています。
色の統一感とかたちのアクセント
天井とリビングの壁は、躯体あらわし。ストレージやウォークインクローゼットの壁は白色の水性塗装、廊下など一部の壁はカチオンという珍しい塗料を使用してグレーでまとめました。M様は「狭いスペースはあえて白色の壁にすることで、広く見せるようにしたんです。カチオンは質感がおもしろくて、モルタルよりも費用もおさえられました」と語ります。
クールな印象のデザインの中、ストレージと洗面所のドアに付いた猫用の出入り窓は、共にかわいらしいアーチ状のかたち。「全体的な部屋のトーンや細かなパーツは彼がメインとなって考えてくれたのですが、このふたつのかたちだけは、私の強い希望で実現しました(笑)」と彼女さん。おふたりのアイデアによって、統一感ある空間に効果的なアクセントが生まれました。
クールな印象の中にも温かみを感じる家
「リビングが広々としているので、友だちを気軽に招きやすくなりました」とM様。彼女さんも「もともとインドア派でしたが、この家に引っ越してますます外に出なくなっちゃいましたね」と話します。おふたりのこだわりをいいとこどりした空間は、クールな印象の中にも温かみが感じられます。
面積 | 60.59m² |
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間取り | 2LDK→1LDK+WIC+収納室 |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2019年3月 |
完工時築年数 | 築53年 |
場所 | 東京都杉並区 |
家族構成 | 2人暮らし |
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