新婚のご夫婦が新居に選ばれたのは、緑が窓一面に広がる築27年の中古マンションでした。
角住戸ならではの窓から広がる資産
一般的な間取りに物足りなさを感じていた旦那様と、留学先のスペインで古い建物を大切にする価値観に親しんでいた奥様。中古物件に抵抗感がなかったおふたりの物件探しはとてもスムーズだったといいます。
通勤の便のいいエリアで4件ほど内見。駅からのアクセス、低層階、価格などの希望をバランス良く満たす角住戸の物件に出合います。広さの面で勝る物件は他にありましたが、リビングの窓から見える森の借景が決め手になり、購入を決意されました。
風通しと暮らしやすさ
間取りの特徴は、玄関からLDKへまっすぐ伸びる廊下とキッチン・洗面所・ベッドルームをつなぐ動線がぐるり回遊できるところ。家事や身支度がしやすいだけでなく、こもりがちな水回りの空気を循環させ、気持ちよく暮らせる工夫です。
寝室のサイズは最小限にし、暮らしの中心となるLDKの広さを優先しました。リビングのソファは丸みを帯びた形状のものを選び、窓に向かって配置。動線を遮らず、自然と眺望を楽しめるようになっています。
ウォークインクローゼットはふたり分の持ち物が収まるサイズにし、生活スペースをスッキリと保てるようにしました。きれいな状態をキープするために、リノベーションしてからお掃除の回数が増えたそう。
眺めのいい多機能スペース
リビングの一角、眺望を堪能できる窓際には折りたたみできる壁付けテーブルを設置。ご夫婦並んでお仕事したり、普段はワークスペースとして活用されています。梁には洗濯物を干すためのバーが取り付けてあり、室内干しスペースとしても利用可能。ロールスクリーンを取り付けるための補強もしてあり、空間を区切ってゲストルームとして活用することも計画されています。
ふたりの理想の融合
旦那様が最初にイメージされていたのはブルックリンスタイルの内装。キッチン背面のタイルや躯体現しの天井に表現されています。
ご夫婦ふたりで料理をすることもあるというキッチンのタイルに選んだダークネイビーが、お部屋のテーマカラーになりました。リビングのドアや玄関の壁紙にも同じ色を選び、空間に上品さをプラス。
家全体を白、木、ダークネイビーでまとめ、落ち着いたベースを整えています。そこに奥様がセレクトした洗面所の特徴的なタイルやカラフルなペンダントライトが色を添え、おふたりならではのオリジナルミックススタイルが完成しました。
IoTは奥様が担当し、全体と細かい部分のまとめは旦那様、とデザイン以外の役割分担もうまく機能したといいます。「家づくりの過程でお互いを尊重しつつ受け入れる覚悟が増して、一緒に生活をしていく実感が得られました」と旦那様。
おふたりの理想をかけ合わせてつくった新居で、新しい生活が始まっています。
面積 | 71.82m² |
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間取り | 1LDK+フリースペース+WIC→1LDK+ワークスペース+WIC |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2020年5月 |
完工時築年数 | 築27年 |
場所 | 東京都練馬区 |
家族構成 | ご夫婦 |
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