初めてのマイホーム購入。物件探しを始めて10日、1軒目の物件内覧で築44年の物件購入を決めたご夫婦。かなりのスピード決断ですが、希望条件すべてを満たした完璧な物件ではなかったそう。それでも購入を即断できたのは、立地や日当たりの良さなど、理想の暮らしを叶えるために絶対譲れないポイントを満たしていたから。「リノベーションするつもりだったので既存の内装は気にせず、管理の良さを重視しました」と旦那様。大事にしたい条件が明確だったからこその決断でした。
広く明るく居心地よく
間取りづくりでポイントにされたのはリビング。大きな掃出し窓がふたつある日当たりの良い開放的な空間をリビングにされました。おふたりで映画鑑賞をしたりのんびり過ごしたいというご希望で、天井にはホームプロジェクターを設置。180度回転する金物で取り付けてあり、壁2面への投影ができるようになっています。他にも旦那様が筋トレ、奥様がヨガを楽しむなどスペースとしても存分に活用されています。「リビングは広くて一番居心地がいいです。他の部屋の広さを妥協してでも優先した甲斐がありました」と奥様。
大切なものを厳選して快適に暮らす
室内すべての壁と天井は白で統一し、床材も白っぽい仕上げの無垢フローリングを使用。撮影スタジオをイメージしすっきりとした空間に仕上げられています。また、家具も含めおうち全体が白・グレー・ベージュでコーディネートされています。「ソファの色はデザイナーさんに相談して決めました。内装だけでなくインテリアの相談にものってくれて、参考になりました」と奥様。
インテリアの色数を限定した一方で、照明の色はオレンジ系と白系の2色が切り替えられるようになっているというユニークな照明の楽しみ方もされています。
収納はリビングに隣接したウォークインクローゼットに集約。将来、子供部屋として使われる前提でつくられたスペースです。ご夫婦ともに持ち物は少ないというお二人。「ウォークインクローゼットに入るだけしか持たないと決めていて、新しいものを買ったら元々持っていたものは手放すようにしています」と旦那様。とはいえ極限まで何も持たないというわけではなく、どのお部屋にもミニマルな空間にひねりのある小物がディスプレイされていたり、ご自身が心地よいと感じるルールで空間のアレンジを楽しんでいらっしゃいます。
それぞれのこだわり
旦那様は物件探しからコンセプトメイクまでおうちづくりをリード。玄関土間に自転車を置くことも旦那様のご希望でした。お友達と一緒に玄関土間の塗装DIYもされたそう。お引越し後に「植物に興味が湧いてベランダで植物を育て始めました」という旦那様。お引越しから2ヶ月ほどで、多肉植物など小さな鉢が50個以上。植物の育て方を調べながら日々愛情を注いでいらっしゃいます。
奥様のご希望が反映されたのはキッチン。こだわったのは広さと収納容量。購入予定のキッチンシェルフのサイズをデザイナーに伝え、理想を形にされました。「システムキッチンの背面部分にも作業スペースがあって使いやすいです。食器洗浄機も活躍してくれてます」と奥様。
価値観にあわせて家と暮らしをつくる
自分たちでつくることに魅力を感じてリノベーションを選ばれたご夫婦。一番大切なものを中心に据えて取捨選択していくスタイルが、物件探しからリノベーション、インテリアにまで貫かれていました。
面積 | 62.88m² |
---|---|
間取り | 3LDK→1LDK+WIC |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2018年7月 |
完工時築年数 | 築44年 |
場所 | 東京都世田谷区 |
家族構成 | 夫婦 |
リノベる。では、リノベーションの“費用のこと・物件のこと・ローンのこと”など
「リノベーションの基礎講座」を随時開催しております。
リノベる。では、マンションの一室を再現した体験型ショールームで、仕上がりを見て、さわって、感じられるから、安心してリノベーションできます。