5年前に中古マンションを購入されたH様。当初からリノベーションしたいという思いがあったものの、工事費用のためのローンが通らず断念。部分リフォームのみおこなったそうです。
住み替える?住みつづける?どうする?
当時はご夫婦とお子様1人の3人家族でしたが、5年の時を経て2人目のお子様が誕生し、住みにくさを感じるようなったと言います。
検討したのは、「住み替え」or「今の住まいをリノベーション」。夫婦で話し合いを重ね、子供たちのコミュニティを優先することを第一優先とし、物件は今のままリノベーションで住みにくさを解決することを決めました。
空間の高さを活かして61.48㎡をフル活用
家族4人では手狭に感じていた61.48㎡を、リノベーションでいかに広く使えるようにするかがポイントでした。
間取りを1LDKにして、奥様念願の広々としたリビングを実現。空間の高さを活かし、小上がりとロフトをつくり、延べ床面積を広げています。昼間はフリースペースとしてそれぞれ使い、就寝時間になるとベッドスペースに早変わり。
また、子供部屋はあえて設けず、小上がり・ロフト上・フリースペース・リビングの造作カウンターの計4つをお子様たちの活動スペースに。
「個室をつくると部屋がどうしても狭くなってしまうので、オープンスペース内に居場所をつくりました。その時々にあわせて自分で好きな場所を確保して、勉強したり遊んだりしてくれたらいいなと」。お子様たちの自主性を育てる間取りです。
北側の部屋は、収納専用スペースに
以前は北側の部屋がほぼ物置状態。その北側の部屋をウォークインクローゼットとシューズインクローゼットにつくりかえて収納スペースにすることを希望されました。
「物が溢れないリビングが理想だったので、収納部屋を設けたかったんです。整理整頓しやすく、以前より多くの物が収納できるようになりました」と奥様。
また、リビング内にも物別の収納場所が。おもちゃは小上がりを使ってまとめて一括収納。リビングに散らかりがちな文房具や小物には、壁付けカウンター下の引き出しを用意しました。
シンプルな中に遊び心のある空間を
全体を通して物が少なく白とブルーグレーの2カラーでまとめられたシンプルなお住まいですが、奥様のこだわりで一か所だけ個性的なスペースが設けられました。それがトイレです。
「子供ふたりとも男で、夫も男。家に女は私だけ。中学生になる頃には家全体がきっと男臭くなるとはずだから、それに抵抗できる場所をつくっておきたかったんです(笑)」と奥様。照明に照らされて華やぐピンクには、奥様の乙女心が詰まっています。
細かな仕様も自分たちの暮らしにあわせてカスタマイズ
間取りだけでなく、高さや幅の設定、家電の設置場所、掃除のしやすさ等、細かく設計されています。
高身長の旦那様にあわせて扉の間口や棚の位置を設定したり、ハウスダストアレルギーがあるお子様のために「ルンバ」がスムーズに稼働できるよう床の段差をなくして充電基地も設置したり。以前はキッチンまわりの動線が悪く冷蔵庫の扉が料理する人の動きを阻害する…なんてことがあったそうですが、それもしっかり解消。
機能面での暮らしやすさを追求したお住まいになっています。
面積 | 61.48m² |
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間取り | 3LDK→1LDK+ウォークインクローゼット |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2018年11月 |
完工時築年数 | 築37年 |
場所 | 東京都江東区 |
家族構成 | 夫婦、お子様2人 |
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