「そこに居るだけで想像力が広がるような空間で仕事をしたい」そんな想いからオフィスリノベーションすることを思い立ったといいます。グラフィック制作というお仕事柄、働く空間はなるべくシンプルで整った環境を求めていたのだそう。以前は賃貸のデザイナーズマンションの一室をオフィスとしていらっしゃいましたが、契約更新のタイミングを機に「他人に用意された場所ではなく自分が居心地いいと思える環境をつくりたい」とリノベーションすることを決めたそうです。
出来上がった空間は、直線とキューブでデザインされたシンプルさが特徴。玄関の上がり框の斜めラインを活かして無垢材のフローリングを斜め貼りにし、空間全体がシャープな印象に仕上がっています。
オフィスと会議室の間の壁は、スクエアに切り抜いてピクチャウィンドウに。照明にはルイス・ポールセンの『スノーボール』を用い、お部屋の中でも象徴的な存在になっています。デスクでの仕事中、ふと眺められるところがお気に入りなのだそうです。
物を表に出さないようにするため、デスク裏には通路兼ウォークスルータイプのクローゼット兼棚を配置。また、玄関横は一見すると壁のように見えますが収納棚を3面備えており、事務用品はもちろんプリンターまで格納しています。
ほかにも、空間全体をすっきりした印象に保つためのポイントがあります。リビングのカーテンレールは、壁に厚みをつくってカーテンレールを壁の内側に設置。一般的なカーテンレールは壁の外に付いているのでカーテンのボリュームが部屋に出るのですが、この部屋ではドレープのあるカーテンを使っても整然とした印象を保つことができます。
デザインのこだわりと過ごし方のこだわりによって、ミニマムなシンプル空間が誕生しました。
面積 | 41.56m² |
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間取り | 2DK→1LDK |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2016年9月 |
完工時築年数 | 築36年 |
場所 | 東京都文京区 |
家族構成 | オフィス利用 or シングル |
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