ひとり暮らしのマイホームとして選ばれたのは、都内へ好アクセスのJR沿線にある中古マンション。
ポイントは、変形の活かし方
駅まで徒歩4分という立地で、お部屋は最上階の角部屋です。好条件の揃った物件でしたが、唯一の難点が、物件のカタチが「変形」していることでした。リノベーションでは「いかに難点を活かすか」がポイントだったと言います。
角部屋ならではの窓数を活かした間取り
窓側をL字に使い、採光がバツグンの気持ちのいいLDKに。浴室・洗面室の水回りはすべて壁側へ配置しています。また、リビングの床は1段下げ、他と比べて天井高が高くなるよう工夫されました。キッチン側と高低差を出すことで視覚的に広がりが感じられます。
トライアングル動線のコンパクトキッチン
料理好きだというIさんはキッチンの配置にもこだわり、Ⅱ型を採用しています。Ⅰ型と比べてキッチンスペースをコンパクトに収めることができる一方で、調理スペースを広く取れるのが特徴です。シンク・コンロ・冷蔵庫の間の動線がトライアングルになり、作業動線が短く動けるところが気に入っているそう。また、キッチン本体はWOODONEというメーカーのフレームキッチンに。黒の鉄と無垢の木が印象的です。
スペースを有効活用し、キッチン奥の鋭角スペースにはワークスペースが配置されています。料理好きのIさんならではのアイデア。新作レシピづくりもはかどりそう⁉
フローリングの貼り方で視覚的効果を
リビングに置きたい!と決めていた新調するソファに合わせて、内装の素材選びをおこないました。床材は、ナラ無垢材にチョコレート色のオイル塗装で風合いのある仕上げに。貼り方にも特徴があり、玄関の間口に対して平行になるよう敷き詰められ、リビングでは斜め貼りに見えます。斜め貼りは、視覚的に広がりを感じさせる工夫のひとつです。
タイル跡を活かした壁のデザイン
寝室は、壁に対してシングルベッドがぴったりはまるサイズに。元々は浴室だったところを寝室にしており、タイル壁の浴室を解体した際に現れた壁の独特な表情(タイルを剥がした跡)を活かしたデザインになっています。
細かな工夫を重ねることで、36.88㎡を実際の平米数以上にフル活用できる機能的なお住まいが完成しました。
面積 | 36.88m² |
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間取り | 2DK→1LDK |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2018年3月 |
完工時築年数 | 築44年 |
場所 | 埼玉県川口市 |
家族構成 | 単身男性 |
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