エコロジーをライフワークにされているS様が息子さんとお母様との3人暮らしに選んだのは、中古物件のリノベーションでした。
エコロジカルな家の買い方
環境保護に関わるお仕事のS様。「古い家を壊しては新しい家を建てるスクラップアンドビルドの考え方に共感できなかったので、家を建てるくらいなら賃貸でいいと思っていました」
Webで偶然見つけたリノベる。に興味を持ちセミナーに行ってみたところ「古いものを活かす」という考え方に共感。これなら家を持つのもいいかもしれないと検討を始められました。
素材と抜け感にこだわった部屋
森林保全を意識して木材の産地にこだわり、東北から取り寄せた木材を使用。リビングは栗の無垢フローリング、個室は杉の無垢フローリングにされました。
55㎡の2DKですが、個室は息子さんのお部屋のみ。寝室はカーテンで仕切り、ウォークスルーにしたクローゼットを通ってリビングへ行ける抜け感のあるつくりに。寝室からリビングまでを「大きなワンルーム」の感覚で動き回れるようにしたかったそう。
55㎡で75㎡を上回る収納力!?
75㎡あった以前のお住まいからすると少し小ぶりなおうちのため、収納力が心配だったというご家族。
抜け感のある寝室には壁面収納のクローゼットとウォークスルークローゼットがあり収納力抜群。リビングの一角には小上がり収納を、玄関や洗面スペースには有孔ボードを設置し、使い勝手のよい見せる収納に。
「前の家で使っていた収納ケースやたんすを手放すのは不安でしたが、捨ててよかったです!」とお母様。
変幻自在のからくり空間
ぐるりと歩ける家事動線のいい対面キッチンのすぐ横は脱衣所。キッチンまわりの動線をよくするために、ふだんは引き戸を開けているのだそう。開ければキッチン動線の一部、閉めれば脱衣所という、開閉により空間の用途が変わるからくり。開けっ放しにしても邪魔にならないよう1枚の戸を左右にスライドして開閉する片引き戸にされました。
キッチン背面のカウンターは実はダイニングテーブルを半分につくり直したもの。実際に置いてみたところ部屋が狭く感じたそうで、工事の立ち合いに来た妹さんの「切っちゃえば?」というひと言でカウンターに早変わり。大人数での食事の際には二つのカウンターをつなげればダイニングテーブルにもなります。
小上がりの半分は可動式。壁側は固定されていますが手前の半分にキャスターが付いているので自由に動かせます。ふだんはテレビが見やすいよう窓側に並べていますが、壁側に並べると、壁を背もたれに大人数で座ることができます。カウンターや小上がりを動かすことでリビングの使い方にバリエーションが生まれるユニークなしくみです。
「コンパクトなスペースをフルに使える、動きやすい家になって満足です!」とS様。お母様は「トイレが気に入ってます。ピンクの壁がとてもかわいいから」と話してくださいました。
からくりのようなユニークな工夫が満載の、楽しくて素敵なおうちです。
面積 | 55.67m² |
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間取り | 2LDK→2LDK |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2019年2月 |
完工時築年数 | 築23年 |
場所 | 東京都中野区 |
家族構成 | 3人暮らし |
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