仲良し親子のN様と小学生の息子さん。子供に何か残してあげたいとの思いから住宅購入の検討を始めました。若い頃にチャンスはあったものの、購入に踏み切れなかったN様。今がベストタイミングと判断し、コツコツと頭金を準備して住まいづくりに臨みました。
自分好みを叶える難しさに直面
実家の一戸建てを建て直した際、海外生活で培ったアイデアを施工業者にオーダーしたところ、日本では難しいと突き返されてしまいました。
「完成したデザインは満足いくものではなく、自分の好みを叶えるのは難しいと感じました。よりデザインの自由度が高い中古マンションのリノベーションが、自分にとって一番いいと思いました」と話して下さいました。
「親子の時間」から逆算した物件選び
お子様との時間を大切にする。これを家づくりのコンセプトにし、物件選びの条件に落とし込みました。通勤時間、駅から徒歩10分、周辺環境。条件の一つひとつが、お子様と過ごす時間に繋がっています。中でも決め手となったのが、広いバルコニーでした。
「これほどの広さはレア。ちょうど、前からの夢だった望遠鏡を入手したこともあり、子供と二人で天体観測をするのにぴったりだと思いました」とN様。
希望の広さよりやや狭い物件でしたが、断捨離すると心に決め、購入を即決。
仲良し親子がぐるり走り回る家
白を基調にグレーのアクセントを効かせたシンプルな2LDK。二方向から柔らかな日差しがそそぐ風通しのいいお住まい。キッチンを囲むようにリビング、子供部屋、寝室が配置されており、扉を開けるとぐるりとつながる回遊性の高いつくり。
L字に囲んだバルコニーはまるでお部屋の一部。カーテンを開けると屋外と一体感があり、開放感と広さが感じられます。親子で、お部屋とバルコニーをぐるぐる走り回っているのだとか。
大きなバルコニーは野菜作りをしたり、夏はハンモックを出したりと楽しみが盛り沢山。「バルコニーに少しずつ手を入れて、第四の部屋にする計画です」と話してくださいました。
間接照明と鏡で奥行きを演出
海外暮らしで居心地がいいと感じた間接照明の光や鏡、アクセントウォールをうまく取り入れ、空間に奥行きを出す工夫もされました。トイレの間接照明は、特にお気に入りなのだそう。
子供部屋と寝室を仕切る鏡張りの扉は広く見せる効果のほか、親子のコミュニケーションにも一役買っています。扉を少し開けるとロフトベッドの息子さんと寝室のN様の姿が鏡に映るので、お互いの姿を見ながら会話ができる仕掛けです。
ぐるぐると走り回れるお部屋とバルコニー。仲良し親子の暮らしは広がって行きます。
面積 | 45.1m² |
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間取り | 2DK→2LDK |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
リノベーション完工年月 | 2019年9月 |
完工時築年数 | 築49年 |
場所 | 東京都世田谷区 |
家族構成 | 2人暮らし |
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