築26年・69㎡(平米)、4LDK戸建てから住み替えた1LDK。40代夫婦が叶えた「タイパ暮らし」のマンションリノベーション
面積:69㎡
間取り:1LDK
建物:マンション
完工時築年数:築26年
家族構成:ふたり暮らし(夫婦)
都内の中古マンション(築26年・69㎡)を購入し、1LDKへとリノベーションしたふたり暮らしの住まいです。 以前は4LDKの戸建てに住んでいましたが、娘さんの独立をきっかけにマンションへ住み替えました。 これが3度目の住宅購入だそう。 40代からのマンション購入、そして住み替え。 戸建てとマンション、それぞれのリアルと、通勤時短のための住み替えで叶えたタイパ暮らしの工夫をご紹介します。
「玄関を仕事場に」。オンオフを切り替える土間ワークスペース
玄関には広い土間スペースを確保し、ワークスペースを造作。 一緒に暮らす妻さんが室内に入ると仕事とプライベートの切り替えができない、という理由から生まれた発想だといいます。 計画の初期段階から玄関先にワークスペースを設ける方針で設計してもらったそう。 すぐそばに洗面所があるため、手を洗ってから作業に戻れる動線です。


以前の戸建てでは、使っていなかった10帖ほどの部屋をまるごとワークスペースにしていたといいます。 2階建てでリビングとは階層が分かれていたものの、ふたりで使うには広すぎると感じていたそう。 妻さんの要望から、IKEAのレターケースを収める大容量の棚を造作。 使い勝手のよさを実感しているといいます。
入ってすぐダイニングテーブル。大胆な間取りが叶えた「もてなし」空間
玄関を入ってすぐの位置にダイニングテーブルを置く、大胆な間取り。 設計担当から提案された3パターンのうちの1つで、この間取りを見た瞬間に衝撃を受けたそう。 来客が多いため、座ってもらってすぐに飲み物を出せる配置は使い勝手がよいといいます。


照明にはルイスポールセンの「PH5」を採用。 ダイニングテーブルの背面にはタイルを壁一面に張り、空間のアクセントに。 テーブルは丸テーブルを採用。 以前の家は作り付けキッチンで丸テーブルを選べなかったそう。 木材をオーク材で統一する方針のもと、この形にたどり着いたといいます。 椅子は前の家で使っていたBoConceptの椅子をそのまま活用しつつ、飾り用だったYチェアもダイニングチェアとして活用。 1脚しか持っていなかったYチェアは、インテリアサービスでもう1脚買い足したといいます。


ステンレスキッチンとパントリー。見せる収納と隠す収納のバランス
キッチンには、以前から憧れていたステンレスキッチンを採用。 ミラタップ(現:ミラタップ)のグラットを導入すると、計画の早い段階から決めていたそう。 排管の位置と勾配の関係で壁付けは難しく、独立させて置く形に落ち着きました。

ガスコンロは4口で、いろいろな料理を同時につくれるのが気に入っているといいます。 掃除のしやすさも決め手のひとつだったそう。 食洗機にはミーレのフロントオープン型を導入し、収納力・洗浄力の高さに満足しているとのことです。

見せたくない食材や道具をしまえるよう、パントリーを設置。 アーチのひとつをパントリー入り口に採用し、カーテンで目隠しできるようにしています。

床材で空間を切り替える、リビングと「セカンドリビング」
リビングでは、明かりの「33N」という照明を部屋の角にペンダントとして下げることを最初に決めていたといいます。 床材はキッチン・ダイニング側を塩ビタイル、リビング側をオーク材で切り替え。 水回りに近いタイル側はメンテナンス性を重視し、リビング側は無機質な家具に温かみのある木材を合わせる構成にしています。 前の家がウォールナット調だったことから、次はオーク材への憧れが強くなっていたそう。


ソファは前の家で使っていたBoConceptの2.5シーターをそのまま活用。 白黒グレーを基調とした無機質な色みのため、家具の統一感を損なわずに持ち込めたといいます。

リビングの隣には「セカンドリビング」を設置。 ピクチャーレールとコンセントを備え、ひとりの時間にウイスキーを飲みながら過ごす場所になっているといいます。

ガラス扉3枚とプロジェクター。寝室に生まれた「もうひとつの映画館」
寝室の入り口には、3枚扉のガラス扉を採用。 以前見たリノベーション事例で、ガラス扉の奥に寝室がある空間に憧れていたそうです。

ベッドに寝ながら75インチのテレビを楽しめる設計です。 隣接するセカンドリビングの白いアーチにプロジェクターを投影し、寝ながら映画を鑑賞することもできるといいます。 ヘッドボードには照明を仕込み、解体時に見つかった印象的な躯体現しを照らしているといいます。 ベッドフレームはACTUSの「Good%」を採用し、シングルからクイーンまでサイズ変更できる点が決め手になったそう。
サブウェイタイルと実験用シンク。「ザ・リノベーション」を楽しんだ洗面
洗面スペースでは、白いサブウェイタイルと黒い目地を選択。 王道からあえて外れ、「ザ・リノベーション」らしい空間をつくりたかったといいます。 実験用シンクを取り入れ、ミラタップ製のミラーは造作の棚と組み合わせて設置。 電球の色にはこだわりがあり、化粧の仕上がりが分かる照明を選んだそうです。

収納は「ここに集約」。WICとシューズインクローク。
洗面の奥にはウォークインクローゼットを配置。 廊下一面を収納にした分、以前の戸建てより面積は狭くなったそう。 それでも扉のないオープンな棚のおかげで、使いやすさは向上したといいます。 掃除家電の充電スペースもここに集約したそう。

玄関に近いシューズインクロークは靴以外の生活感が出るものをまとめて収納できるスペースに。 コンセントと照明を備え、道具の充電にも対応しているといいます。

戸建てからマンションへ。3度目の住宅購入で見えてきたこと
以前は娘さんと3人で4LDKの戸建てに暮らしていましたが、娘さんの独立を機に住み替えを決意。 大きな家は必要なくなったことに加え、郊外から都内への引っ越しで通勤時間を短縮したいという狙いもあったといいます。 往復の通勤時間が1〜2時間から30分、場合によっては10分になった仕事先もあり、時間の効率化を実感しているそうです。
これが3度目の住宅購入。 1回目・2回目は深く考えずに購入したものの、今回は資産性を意識したといいます。 将来売却する可能性も見据え、担当と細かくエリアや築年数を相談しながら物件を選んだそう。 ワンルームに近い間取りになったことで、お互いの気配を感じながら過ごせる安心感も得られたといいます。
住み替えで手に入れた、ふたりのタイパ暮らし
好きな家具や照明に合わせて内装をつくっていく過程そのものが、大きな満足感につながったといいます。 帰宅するたびに「おしゃれだな」と感じながら過ごしているそう。 4LDKの戸建てから69㎡のマンションへ住み替えたことで、掃除や洗濯の家事動線がまとまり、家事の負担も大きく軽減されたといいます。
通勤時短で生まれた時間を、ふたりで過ごす時間に。 3度目の住宅購入だからこそ見えてきた資産性への視点と、暮らしやすさを両立させた住み替えです。 中古マンション×リノベーションという選択が、40代からの新しい暮らし方を叶えた事例といえそうです。



















