「サブウェイタイル」を取り入れた、海外カフェ風の空間づくり

「サブウェイタイル」を取り入れた、海外カフェ風の空間づくり
中古マンション

最近、間取りを変えるだけではなく、タイルやレンガなどの素材をセレクトして、自分好みの意匠を施す人が増えてきています。その中でも、最近特に注目されているのが「サブウェイタイル」。カフェ風キッチンや海外インテリアに憧れる方がこぞって選ぶ、いま人気のタイルです。

今回はリノベる。が手掛けたお住まいの中から、サブウェイタイルを素敵に活用したリノベーション事例をご紹介します。

目次

  1. サブウェイタイルとは
  2. 「サブウェイタイル」を取り入れたリノベーション
  3. 憧れのサブウェイタイルで、毎日の暮らしをもっと楽しく

サブウェイタイルとは

サブウェイタイルの壁

サブウェイタイルが生まれたのは、1903年、アメリカのニューヨーク。地下鉄が開業したときから駅構内の壁に用いられているタイルは、日本の陶磁器に魅せられた建築家が特別につくらせたものなのだそう。「サブウェイタイル」という名前は、アメリカのサブウェイセラミックス社がつくったものであったことが由来になっているようです。最近では国内のタイルメーカーでも似た形状のタイルが販売されており、人気を集めています。

ニューヨークの地下鉄では、モザイクタイルや正方形のタイルなど、形状も貼り方もさまざまなようですが、お住まいのアクセントとして取り入れる中で人気が高いのは、写真のような長方形のタイルを交互に貼っていくスタイル。

「サブウェイタイル」といえば、一般的に「白いタイルに黒目地」をイメージされることが多いようです。しかしそのカラーには、実は豊富なバリエーションが。たとえばブルーやレッドなどの鮮やかな色もあれば、ベーシックな「白」ひとつとっても、微妙な色味・風合いの違いで、さまざまな種類があります。目地の色も白、黒、グレーなどを選ぶことができるので、組み合わせにより、同じサブウェイタイルでも異なる雰囲気の空間を演出することができます。

実際にリノベーションを施したお住まいでは、どのようにサブウェイタイルを取り入れているのでしょうか。お手本事例、さっそく見ていきましょう。

「サブウェイタイル」を取り入れたリノベーション

1. リビングダイニング

サブウェイタイルのあるLDK

インテリア好きのご夫婦と、お子様が暮らすお住まい。リビングダイニングの壁に施されたサブウェイタイルは、お部屋全体のアクセントになっています。

キッチンとダイニングを照らし出す工業的なデザインのライトは、ご夫婦がイメージした「ブルックリンのカフェ」にぴったり。光に照らされることで、タイルの質感もより一層、際立ちます。

窓際に座ってコーヒーを飲んだり、家族との会話を楽しんだり……。サブウェイタイルを使った、とっておきの“おうちカフェ”空間ができあがりました。

▼この事例をもっと見る
https://www.renoveru.jp/renovation/229

2. キッチン

サブウェイタイルのキッチン

お料理が好きな方なら、一度は憧れるであろう広~いキッチン。こちらのご家族が暮らすお住まいでは、サブウェイタイルが施されたアイランドキッチンがトレードマークになっています。

料理人をされているご主人のこだわりがギュッと詰まったキッチンは、3人が並んでも余裕のある広さ。思い描いた空間を実現するために、理想の姿に近い写真をデザイナーに見せ、イメージをすり合わせながら住まいづくりを進めていったそうです。

シンプルな空間の中にサブウェイタイルを貼ることで、キッチンがお部屋全体のアクセントになっています。引っ越してから、お友達を呼んでホームパーティーをする機会も増えたのだそう。自宅にこんなキッチンがあったら、お料理が楽しくなりそうですね。

▼この事例をもっと見る
https://www.renoveru.jp/renovation/199

3. 洗面所

サブウェイタイルの洗面所

“大好きなハワイ在住アーティストが描く絵画の似合う家”がテーマの、リラックスムード漂うお住まい。

白いサブウェイタイルが印象的な洗面所は、奥様こだわりのスペース。明るい色合いの木材と合わせることで、ぬくもりあふれる空間になっています。

ゲストが使うことを考慮し、洗濯機はパントリーに移したのだそう。『見せる』ことを意識した、 鏡を見るのが楽しみになる空間ができあがりました。朝の支度をするときも、自然と気分が明るくなりそうです。

▼この事例をもっと見る
https://www.renoveru.jp/renovation/231

憧れのサブウェイタイルで、毎日の暮らしをもっと楽しく

シンプルで飽きの来ないデザインでありながら、お部屋のアクセントになってくれるサブウェイタイル。水や汚れに強いというタイルの特性を活かして、水回りの空間に取り入れる方が多いようです。

目地が黒だとレトロなテイストに、白いと爽やかな雰囲気に……といったように、目地の色味はもちろん、目地の幅やタイルの色合いでも印象は変わります。「こんなスタイルにしたい」と感じた事例の写真をもとに、理想のお部屋のイメージを膨らませていくのも楽しいですよ。

カフェ風やブルックリンスタイルなど、海外風のお部屋に住んでみたい!という方は、リノベーションの際にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

【記事監修】リノベる。設計担当安江浩(やすえひろし)

大学卒業後、設計事務所で戸建住宅の設計等を担当。様々な建築家とコラボレーションを経験後、オフィス什器メーカーにてオフィス設計に従事。
2012年リノベる入社後は設計担当として案件を担当し、現在は設計施工部門の管理職として現在に至る。


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