タンクレストイレとは?メリット・デメリットと設置費用を実例と共に紹介

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トイレ

ホテルや商業施設で最近よく見かけるようになった「タンクレストイレ」が、いま人気を博しています。タンクレストイレとはどのようなものなのか、メリットとデメリットや気になる設置費用の相場を解説していきます。さらに、実際にタンクレストイレにリフォームされた方の事例もご紹介。導入を検討されている方は、参考にしてみてください。

タンクレストイレとは?

タンクレストイレとは、その名の通り「水を溜めるタンクのないトイレ」のことをいいます。よくご家庭などにあるトイレは、便器の後ろに水を溜めるタンクがある「タンク付きトイレ」が一般的ですが、現在ではタンクレストイレも見かけるようになりました。タンク付きトイレはタンクの貯水で便器を洗浄しますが、タンクレストイレは水道から直結で便器を洗浄する仕組みになっています。

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タンクレストイレのメリットとデメリット

ここからは、タンクレストイレのメリットとデメリットを解説します。トイレにはさまざまな機能があります。自分の生活スタイルにはどのタイプのトイレが合うのか比較して、それぞれの特徴を理解してから選びましょう。

メリット1:タンクがないぶんトイレが広々

タンクレストイレの1番の特徴としては、タンクがなくなったぶんトイレの室内を広く使えることが挙げられます。タンク付きトイレに比べて、高さにして約50㎝、奥行きにして約10㎝ほど室内を広く使えます。もともとコンパクトなスペースのトイレ内に、これだけのスペースが確保できるのは大きいメリットと言えるでしょう。空いたスペースに掃除用具やごみ箱を置いたり、おしゃれな雑貨を置いたりと有効活用ができます。

メリット2:作りがシンプルなので掃除が楽

タンクレストイレは「お手入れがしやすい」というのも特徴です。タンク付きトイレに比べて凹凸の少ないシンプルな作りのため、掃除がしやすく奥まで楽に掃除ができます。

メリット3:水を節約できる

節水機能がとても充実しています。タンク付きトイレはタンクに水を溜めて、その水を使ってトイレを流します。1回流すのに使用している水の量は約13リットルと、結構な量を使っているのです。それに対して、タンクレストイレは水道直結式でタンクに水を溜める必要がないので、1回で流す水の量は3~4リットル。従来の1/3以下の量ですんでしまいます。4人家族で1年間使用すると、水道代も節約できるでしょう。

メリット4:スタイリッシュでおしゃれ

タンクレストイレはタンクがないぶん、デザインがとてもシンプルでおしゃれな商品が多くあります。カラーバリエーションも豊富で、トイレをスタイリッシュな空間に変えられるでしょう。

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デメリット1:水圧によって設置できない場合も

タンクレストイレを設置する前に、確認しておかなくてはならないのが「水圧」です。タンクレストイレは水道管直結式なので、トイレの水を流すのに一定の水圧が必要になります。水圧が足りないとうまく流れなかったり、詰まりやすくなる原因に。必要な水圧は商品によって異なりますが、マンションの高層階などは特に注意が必要です。

デメリット2:手を洗う場所を別に設置しなくてはならない

タンク付きトイレには、タンク上部に手洗いが付いているので手を洗えますが、タンクレストイレはトイレ上部で手を洗うことができません。そのため、別途手洗い場を作る必要があります。洗面所が近くにあるおうちはさほど問題ありませんが、そうではない間取りのおうちは手洗い場の設置を検討しておきましょう。

デメリット3:部分交換ができない

タンクレストイレはウォシュレットが一体型になっているものが多く、ウォシュレットだけの交換が難しいという欠点があります。便器全体での修理、交換になってしまう点がデメリットといえるでしょう。

デメリット4:タンク付きトイレに比べて価格が高い

おしゃれで多機能なタンクレストイレは、タンク付きトイレと比べて価格が高くなってしまいます。価格の差としては、数万円のものから、10万円以上違うものもあります。しかし、必要のない機能を省き初期費用が抑えられれば、節水効果が高いため長期的にみてお得かもしれません。

デメリット5:停電時に使えなくなる

タンクレストイレは電気でバルブを開け閉めして水を流しているため、停電時は自動で水を流せなくなります。オプション部品をつけることで停電時に流せるトイレもあるようですが、いつもとは違う使い方になり不便さを感じるでしょう。

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タンクレストイレを設置する際の費用相場

タンクレストイレを設置するのに、どれくらいの費用と時間がかかるのか見ていきましょう。タンクレストイレといっても豊富な種類があります。ウォシュレットだけが付いたシンプルなものから、脱臭機能、人を検知して自動的にふたが開くものなど様々。本体価格も9万から40万以上といった幅があります。トイレの設置に加え、床や配管の修理交換が必要な場合や、トイレにコンセントがない場合には新設工事費もかかってきます。手洗い場の設置も検討するなら、別途手洗い場の工事にかかるお見積りが必要になるでしょう。

工期は、便器本体だけの交換なら半日。床や壁の張り替えを一緒にすると1日、床や壁の素材によっては2日かかることもあります。また、その他の工事が入るのであれば、それ以上の日数がかかるでしょう。しかし、これは交換のみにかかる日数ですので、その前に設置箇所や水圧の調査が入った場合は、調査後、日を改めての工事になります。

タンクレストイレの事例4選

タンクレストイレにリノベーションした事例をいくつか紹介していきます。上手にリノベーションした実例を見て、トイレの空間づくりの参考にしてみてください。

タンクレストイレを設置して広々とした空間に。

タンクレストイレ 事例1

白を基調とした清潔感あふれるトイレ内に、タンクレストイレを設置したリノベーション事例です。ご夫婦でお住まいのおうちで、新婚旅行で行ったバルセロナのホテルのイメージでおうち全体をデザインされました。シンプルな白の壁に木の温かみがプラスされた、上質な空間に仕上がっています。コンパクトなタンクレストイレを設置したことで、トイレ周りはスッキリしました。

▼このおうちの詳しい事例を見る
「思い出を日常に」
https://www.renoveru.jp/renovation/326

和の空間に取り入れられたタンクレストイレ

タンクレストイレ イメージ画像

外国人旅行者の民泊利用を想定してリノベーションされたこちらのおうちは、北欧っぽさと日本っぽさを融合させた戸建て住宅。築47年という日本家屋ならではの味をあえて残し、開放感のある空間に。トイレ内にはスタイリッシュなタンクレストイレが設置され、和の空間にも機能面の新しさを取りいれています。

▼このおうちの詳しい事例を見る
「おもてなしのJAPANDI(ジャパンディ)スタイル」
https://www.renoveru.jp/renovation/318

タンクレストイレで省スペースを実現

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「青が好き」というご夫婦で、家の随所にさまざまなブルーが使われています。トイレの壁は深いブルーにし、そこに木の棚を合わせてクールな空間に仕上げました。コンクリート打ちっぱなしの天井も、深いブルーの壁とマッチしています。

▼このおうちの詳しい事例を見る
「子育てと仕事の時間をつなぐ家。」
https://www.renoveru.jp/renovation/203

タンクレストイレでお掃除やお手入れも簡単

タンクレストイレ 事例5

リビングの窓からは海が一望できるオーシャンビューのおうち。外だけでなく、家の中までマリンテイストなお部屋になっています。トイレもマリンカラーで演出。陶器の洗面ボールをアクセントに、1年中海を感じられるさわやかで明るいトイレ空間となっています。コンパクトなタンクレストイレを設置して、お掃除やお手入れをしやすくしている点も真似したいポイントです。

▼このおうちの詳しい事例を見る
「マリンカラーがアクセントの、海を望む暮らし。」
https://www.renoveru.jp/renovation/190

まとめ

今回はタンクレストイレをご紹介しました。さまざまなメリットやデメリットがありますが、タンクがないぶんトイレの室内を広く使えて、お手入れをしやすいのが魅力。1回で流す水の量もタンク付きトイレの1/3以下と、節約できるところも嬉しいですね。機能的かつコンパクトなタンクレストイレで、おうちのトイレをスタイリッシュな空間に変えてみてはいかがでしょうか。

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