リビングの壁紙を替えたい!選ぶコツや注意点、事例を紹介
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リビングの壁紙を張り替えると、汚れのないキレイな見た目になり、お部屋の印象が変わって気分転換になります。住んでいる家のリビングの壁紙を張り替えたくても、壁紙の種類が多すぎてどう選べばよいのか分からない方は多いでしょう。
本記事では、リビングの壁紙を選ぶコツや張り替えの費用相場などをご紹介します。壁紙を張り替えたリノベーション事例もご紹介するので参考にしてください。
※最下部にある「費用情報に関するご注意事項」をお読みください。
目次
リビングの壁紙を選ぶコツ
壁紙にはさまざまな機能、色、柄があり、選ぶときに迷ってしまうことも。家のなかでも長時間過ごすリビングは、家族みんなが快適に過ごせるように、機能やデザインを考えて選ぶことが大切です。次のようなポイントで選ぶとよいでしょう。
汚れ防止・消臭機能がある素材を選ぶ
リビングは家族やお客様が集まる空間です。料理や家事をするので、汚れや臭いがつきやすくなります。また、ペットを飼っている場合は体の臭いや排泄物の臭いが気になることもあるでしょう。
したがって、汚れ防止機能や消臭機能がついている壁紙を選ぶことが大切です。汚れ防止機能とは、水や油をはじく機能のことで、汚れがつきにくく汚れた場合もサッと水拭きするだけで落とせるのが特徴です。
また、消臭剤や光触媒、酵素など消臭効果のある材料を入れている壁紙を選べば、部屋に嫌なにおいが残りにくいメリットも。ほかにも、調湿効果やリラックス効果がある壁紙もあります。リビングを使うシーンに合わせて機能を選ぶとよいでしょう。
理想のイメージに合った素材を選ぶ
リビングの壁は面積が大きいので、壁紙によって部屋全体の印象が大きく変わります。壁紙は色や柄などデザインが豊富です。ナチュラル・シック・フェミニン・和モダンなどテイストに合った壁紙を選ぶことで、理想のリビングのイメージに近づけます。
壁紙を選ぶときには、どのようなテイストのリビングにしたいかをイメージし、壁紙を選ぶようにしましょう。イメージする方法としておすすめなのは、ネットやSNS、雑誌などで、インテリアや施工事例の画像を集めてみることです。家族が理想とするテイストをすり合わせて壁紙を選ぶとよいでしょう。
家族みんなにとって過ごしやすい色や柄を選ぶ
リビングは家族みんながくつろぐ空間です。ひとりの好みに偏るのではなく、家族の好みに配慮することで家族にとって居心地のよいリビングになります。ホワイト系とベージュ系の壁紙は、万人受けしやすい色です。リラックス効果や空間を見せる効果があるので、居心地がよくホッと落ち着くリビングを実現できます。
柄は一般的にはシンプルで飽きがこないものがおすすめです。無地以外であれば、柔らかい雰囲気の織物調や、高級感のある石目調ならほどよいアクセントになります。
一方リビングで避けたい壁紙の色は、赤や黒などの主張が強い色です。好みが分かれるため、家族みんなが好きな色でない限りは使わないほうがよいでしょう。
日当たりがよくない場合はホワイト系を選ぶ
リビングの日当たりがよくない場合、黒や紺など暗い色の壁紙を選んでしまうとさらに暗い印象の空間になってしまいます。
そんな場所におすすめなのは、ホワイト系の明るい色です。なかでも青みのあるホワイトカラーは反射率が高いので明るく見せるのに効果的です。
反対にリビングの日当たりがよすぎる場合は、真っ白だとまぶしく感じてしまう可能性があります。この場合はベージュやクリーム色など、少し色味のある壁紙を選ぶと明るさがほどよくマイルドになるのでおすすめです。
建具や窓枠、家具に合う色や柄を選ぶ
壁紙は建具や窓枠、家具に合う色を選ぶことが大切です。色が合っていないと全体的に統一感のない、ちぐはぐな印象になり、落ち着かない空間になってしまいます。居心地のよいリビングにするために、統一感を持たせることを心がけましょう。
特に窓枠は見落としがちで、壁紙を張り替えたあとに悪目立ちしてしまうことがあるので、同系色を意識してなじませるのが大切です。
天井よりワントーン暗い色を選んで奥行きを出す
家族が集まるリビングを広々とした空間に見せるためには、天井よりもワントーン暗い色の壁紙を選ぶのがおすすめです。天井と壁を比べたときに天井の色のほうが明るいと、高く広がりのある空間に見せることができます。特にリビングが狭い場合や天井が低く圧迫感がある場合に取り入れたい方法です。
一方、リビングの壁に柱や梁が多い場合は、天井と壁紙の色を合わせるとスッキリとした印象になります。
床の色とのバランスを考えて色を選ぶ
リビングは面積が広いため、床と壁の印象に全体の雰囲気が左右されます。そのため、床の色とのバランスを選んで壁紙を選ぶことが大切です。たとえばダークブラウンなどの暗い色のフローリングに暗い色やくすんだ色の壁紙を合わせると、全体的に重たい印象になります。
暗い色の壁紙を使いたい場合は、アクセントとして壁の一部に取り入れるのがおすすめです。床の色がもともと暗い場合は、壁紙を暗い色にして床を張り替えることも検討しましょう。
ダイニングやキッチンと調和の取れた色を選ぶ
ダイニングやキッチンがリビングと同じ空間にある場合は、壁紙を選ぶときに全体のバランスが取れているか確認することが大切です。
壁紙は種類が豊富で、同じホワイト系でもメーカー、型番によって実際に張ってみるとばらつきが出てしまいます。そのため、全体のバランスを取るためには、LDKすべての壁紙を張り替えるのが理想です。リビングの壁紙だけを張り替えたい場合は、ダイニングやキッチンの壁紙の色や柄とできるだけ合わせるようにしましょう。
リビングの壁紙を張り替えるときの費用相場
壁紙を張り替える費用は、選ぶ壁紙のグレードによって大きく変わります。壁紙には大きく分けて「量産品」と「ハイグレード品」のふたつのグレードがあります。
量産品とハイグレード品の大きな違いはデザインの豊富さです。ハイグレード品は量産品よりも多くの種類のインクを使って作られるためデザインが豊富です。また、防カビ機能はどちらにもついていますが、ハイグレード品は汚れ防止機能や消臭機能などプラスの機能がついているものがあります。
それぞれの壁紙の材料費の相場は以下の通りです。
- 量産品:1㎡あたり800円~1,100円
- ハイグレード品:1㎡あたり950円~1,500円
壁紙を張り替える費用は、材料費のほかに工事費、荷物運搬費、養生費、壁紙はがし費、下地処理費、廃材処分費などがかかり、6畳のリビングの場合は5万5,000円ほど追加されます。
リビングの壁紙を張り替える費用を試算したいときに注意したいのは、リフォーム費用の表記方法です。壁紙のリフォーム費用の表記方法は3パターンあります。
- 施工する面積1㎡あたりの表示
- 1mあたりでの表示
- 床面積での表示
施工会社によって表記方法は異なるので、見積もりを確認しないと想定よりも高くつくこともあります。事前に見積もりをとり、トータルでかかる費用を確認することが大切です。また、リフォーム費用はエリア(地域)、面積、施工業者、張り替え前の状態などの条件によって価格が変わってくることもあります。見積もりに記載していないケースもあるので、依頼するときは注意しましょう.
リビングの壁紙にアクセントクロスを取り入れる際のポイント
リビングの壁紙はホワイト系を使うことが多い一方で、壁の一部にアクセントクロスを取り入れる方法もあります。リビングは面積が広いのでのっぺりとした印象になりやすいですが、アクセントクロスを取り入れることで空間にメリハリができ、洗練された印象になります。アクセントクロスを取り入れる場所や色によっては、空間に奥行きができて広く見えるメリットもあります。
ここからは、リビングの壁にアクセントクロスを張る際のポイントをご紹介します。
大胆な色や柄を選ぶ
アクセントクロスを選ぶときには、思い切って大胆な色や柄を選ぶことが大切です。「失敗するのが怖いから」と、シンプルな柄やまわりの壁紙と同系色のものを選んでしまうと、メリハリがなくぼんやりとした印象になってしまいます。
アクセントクロスは色や柄のレパートリーが豊富です。リビングの壁紙がホワイト系なら黒や紺色などのダークカラー、黄色などのビビットなカラーなど、一瞬で目につく色をアクセントにするのもよいでしょう。また、アクセントクロスのなかには本物の木やレンガ、コンクリートのように見えるデザインのものもあります。全体の壁紙の色味を統一するのであれば、柄でアクセントを効かせることで洗練された印象のリビングになります。
面積は全体の2~3割にするとバランスがよい
アクセントクロスを取り入れる割合は、リビングの壁全体の2~3割にするのが大切です。それ以上アクセントクロスを使ってしまうと、部屋が暗く重い印象になったり、くどく感じたりとリビング全体のバランスが崩れてしまいます。
ベストなバランスは、リビングの壁4面のうち1面だけにアクセントクロスを張るイメージです。天井や棚、ニッチの背面に取り入れるのも空間に奥行きが出てよいでしょう。一部にアクセントクロスを張ることで、壁を作らなくても緩やかに空間を分けることもできます。
▼関連記事
「アクセントクロスとは?色の選び方や施工費用、居心地の良さを実現したリノベーション事例をご紹介」
https://www.renoveru.jp/journal/12561
壁紙のサンプルは大きめのものを取り寄せる
壁紙を検討するときには、小さなサンプルがたくさん載っているカタログを使います。しかし、カタログの小さなサンプルでは色や質感を正確に把握するのは困難です。実際にリビングの壁に張ってみて「想像していたのと違う」と思うこともあるでしょう。
色は面積が大きくなると薄く見えることがあります。また、日光や照明に当たると別の色に見えることもあり、小さなサンプルと実際に張った壁紙ではギャップがあることは少なくありません。「サンプルよりも実際は少し薄くなる」と想定して選ぶことが大切です。
また、カタログだけでなくA4サイズの大きめのサンプルを取り寄せるのもおすすめの方法です。壁に当ててみると、全体のイメージができるでしょう。
壁紙を替えて理想のリビングを実現したリノベーション事例
壁紙を張り替えることで、リビングの雰囲気を変えられます。もしリビングの壁紙の張り替えに合わせて部屋全体の雰囲気を変えたいのであれば、リノベーションするのもおすすめです。ここからは、壁紙を替えて理想のリビングを手に入れたリノベーション事例をご紹介します。
優しいグリーンのアクセントクロスが印象的なリビング
こちらのお部屋は、リビングの一面にご夫婦が好きな優しいグリーンのアクセントクロスを取り入れました。好きな色を使うことで、「飽きることなくどんどん好きになっている」と語るほど心地のよい空間になりました。
リビングは無垢材をたっぷりと使い、温かみのある素材感と優しいグリーンがマッチしています。全体的に世界観が統一されています。リビングと廊下をつなぐドアもグリーンで合わせており、別の空間とのつながりがあるのも特徴です。
▼このおうちの詳しい写真や間取りを見る
「優しいグリーンと無垢材のぬくもり。子供とナチュラルに暮らす家」
https://www.renoveru.jp/renovation/239
ブルーグレーの壁紙が爽やかな北欧スタイルのリビング
こちらは北欧系のインテリアが好きなご夫婦のお部屋です。リビングの壁には一面に淡いブルーグレーのアクセントクロスを取り入れています。爽やかな雰囲気は友人にも評判だそうです。
床はヴィンテージチークの無垢材を使い、モルタルでデザインされたカウンターキッチン、床と合わせた造作棚とブルーグレーのアクセントが組み合わさり、統一感のある北欧スタイルのリビングになりました。
天井はクロス張りにして北欧スタイルの世界観が際立つ上品な仕上がりにしています。LDKと廊下をつなぐドアや寝室のドア、室内窓の窓枠は壁紙と同系色のブルーにすることで、ほどよいアクセントになっています。
▼このおうちの詳しい写真や間取りを見る
「丁寧に選ぶ暮らしづくり。北欧スタイルが心地よい空間」
https://www.renoveru.jp/renovation/272
まとめ
採光や風通しを確保しやすく、家族のプライバシーも守れるなどメリットの多い2階リビング。デメリットもありますが、あらかじめ対策することで、満足度の高い住まいをつくることが可能です。 しかし、人気のエリアで新築、かつ注文住宅を建てるのは高額になる傾向があります。そのような点をネックに感じる場合は、「中古住宅購入+リノベーション」を検討するのもよいでしょう。新築よりも住宅取得の費用を抑えながら、リノベーションで理想の間取りをつくりやすくなるのでおすすめです。
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