正方形の間取りに「R」を描いた、91㎡(平米)・築23年、4LDK→ワンルームの子育てリノベーション
面積:91㎡
間取り:ワンルーム
建物:マンション
完工時築年数:築23年
家族構成:ファミリー(お子様1人)
91㎡(平米)、築23年の中古マンションを、思い切ってワンルームにリノベーションした事例です。 正方形に近い間取りの内側に円を描き、「R」のモチーフで各エリアをゆるやかにつなげました。 お子様が生まれる前から子育てを見据えて設計した、圧倒的な解放感のある住まいをご紹介します。
「R」でつながる、玄関から始まるワンルーム空間
玄関は壁一面を収納にし、取っ手をつけずプッシュ式で開くようにしています。床にはモルタルの上にオリーブグリーンがかった塗装剤を施し、深みのある質感に仕上げました。


玄関からリビング、洗面まで壁をすべて曲線の「R」でつなぎ、部屋を仕切らずに一体感を演出しています。 素材には珪藻土を採用。「手仕事感のある塗り壁のテクスチャーと、湿度を調整できる機能面が決め手だった」といいます。

土間に設けた、屋根裏部屋のようなワークスペース
玄関の奥には、在宅勤務用のワークスペースを造作で設けています。 「リビングと一続きにしたかったが、子供が騒いでいてもこもって仕事ができる場所も欲しかった」とお施主さま。

物件の斜めの天井をそのまま生かし、屋根裏部屋のような雰囲気に仕上げたそうです。 勝手口からベランダに直接出られ、気分転換もできる造りになっています。
隠し扉の先に、大容量のウォークインクローゼットと洗面
リビングの壁の一部は、取っ手のない隠し扉になっていて、その奥がウォークインクローゼットです。 「子供の服が増えても対応できるよう、余裕を持たせて作った」とお施主さま。

その先の洗面スペースは、以前の住まいの3倍近い広さを確保しました。 「夫婦で取り合いになっていたので、2人並んでも余裕がある洗面所にした」といいます。 鏡越しにリビングが見えるため、身支度をしながら子供の様子を確認できるそうです。

シックなトイレと、家事がしやすい脱衣スペース
トイレは黒系の落ち着いた色でまとめ、扉は取っ手をなくしすっきりと見せています。 洗面ボウルや水栓は、いくつものショールームを回って選んだお気に入りのものだといいます。

脱衣所は家事がしやすい設計と、十分な収納を兼ねています。

「R」のキッチンを中心に据えた、回遊できるLDK
LDKの中心には、曲線のカウンターで囲んだキッチンを配置しています。 「象徴的な場所にしたかったので、他を白でまとめてコントラストをつけた」とお施主さま。


キッチンはキッチンハウスの「グラフテクト」を採用。複数のショールームを回って理想の素材感を見つけたそうです。

カウンターは造作のため、コンセントの位置も自由に配置できたといいます。 「キッチンに立つ時間が長いからこそ、リビングの子供を見守りながら家事ができる」と、配置のこだわりを話します。

こだわりのダイニングとセカンドワークスペース
ダイニングの家具は、ソファからテーブル、チェアまで木の色味を揃えて統一しました。


キッチン隣にはもうひとつの作業スペースを設置。将来は子供の勉強机としても使える配置にしているそうです。

余白を残した、フリースペースと将来を見据えた寝室
バルコニー側のフリースペースは、当初カフェのような空間として使っていたそうです。 子供が生まれてからは畳を敷き、ベビーサークルを置く子供のスペースに変えました。 「用途を決めきらない余白があることで、暮らしの変化に合わせて使い方を変えられる」とお施主さま。

寝室は「寝室らしく作りすぎない」ことをテーマに、あえて白い部屋にまとめています。 天井には下地を仕込み、将来2部屋に間仕切れるようにしているそうです。

正方形×4面採光。子育てを見据えた物件選びとリノベるへの信頼
物件選びの決め手は、正方形に近い間取りと、4面すべてに窓がある採光の良さだったといいます。 「担当者やデザイナーが子育て経験者ばかりで、今後いらなくなる工夫まで教えてもらえた」とお施主さま。 「街を気に入ってから物件を見てください」と提案され、実際にエリアの子育て環境を体感してから選んだそうです。 「夫婦だけの時間があるうちに、じっくり話し合って住まいづくりができたのが良かった」と振り返ります。
子育てを見据えて、家族みんなで育てていく住まい
この住まいは、お子様が生まれる前から、子育てのある暮らしを見据えて設計されています。 好きな素材や色味を自分たちで選んだからこそ、日々の暮らしに納得感があるといいます。 「R」でゆるやかにつながる空間は、家族の成長とともにこれからも形を変えていけそうです。


















