ウォークスルークローゼットとは?ウォークインとの違いや間取りの事例を紹介

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インテリア

物件の間取りを見ているときに、「WTC」という表記を目にしたことはありませんか?この「WTC」とは「ウォークスルークローゼット」の略語です。限られた空間を最大限に活かせることから、ウォークスルークローゼットが注目を集めています。

今回は、ウォークスルークローゼットの気になるメリット・デメリット、配置パターンをわかりやすく解説。ウォークスルークローゼットに適した間取りの事例や、設置で失敗しないための注意点もご紹介します。

ウォークスルークローゼットとは?ウォークインクローゼットとの違いは?

ウォークスルークローゼットも、ウォークインクローゼットも、人が入ることができる収納スペースです。その2つの違いは、クローゼット内を人が通り抜けできるか、通り抜けできないかにあります。

ウォークスルークローゼットには、出入り口が2か所あるのが一般的です。2部屋をまたいで設置できるため、クローゼットとしてはもちろん、部屋同士をつなぐ導線としても使うことができます。

一方、ウォークインクローゼットの出入り口は1か所であることが主です。そのため、収納用の小さな部屋として使用されている場合が多いでしょう。家の面積は限られているけれど、人が入ることができるクローゼットを設置したい……。そんな場合は、ウォークスルークローゼットがおすすめです。通路として導線を確保しながらクローゼットとしても使えるので、スペースを有効活用できます。

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ウォークスルークローゼットのメリット・デメリット

住宅の収納と通路を両立させた、ウォークスルークローゼット。限られた空間を有効活用できる機能性から、リノベーションをする際に取り入れる人も増えています。ここからは、気になるウォークスルークローゼットのメリット・デメリットを見ていきます。

メリット

メリット1:回遊性の向上

ウォークスルークローゼットは、収納スペースと通路を兼ねた作りになっていいるため、室内での回遊性が向上します。生活動線に合わせて配置すれば、効率的な動線の確保につながり、無駄な動きを解消できるでしょう。

メリット2:高いインテリア性

ウォークスルークローゼットは「見せる収納」を演出できます。アパレルショップの内装を思わせる、おしゃれなレイアウトを楽しむこともできます。そのような高いインテリア性も、メリットのひとつとして挙げられるでしょう。

メリット3:採光や通気性のよさ

扉を設置せず、出入り口2ヶ所から通り抜けできるため、自然光や風を取り込みやすいつくりとなっています。そのため、衣類や小物を湿気から守り、収納の環境維持にも一役買ってくれるはずです。

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デメリット

デメリット1:収納スペースが狭くなる

ウォークスルークローゼットには、収納のほかに導線としての役割もあります。人が通り抜けできる空間を広めに取ると、収納する場所が減ってしまうことも……。生活動線がよくなる反面、同じ面積のウォークインクローゼットに比べ収納量が減ることもあります。

デメリット2:配置が難しい

配置の難しさもウォークスルークローゼットのデメリットに挙げられます。生活スタイルや家事動線をしっかりと考慮したうえで配置しなければ、不便で非効率なレイアウトになってしまうでしょう。

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ウォークスルークローゼットの配置パターンは4つ

ウォークスルークローゼットの配置パターンには、「I型」「Ⅱ型」「L型」「U型」の4種類があります。それぞれ、どのような特徴を持っているクローゼットなのか、解説していきます。

設置タイプ1:「I型」

「I型」は、通り抜ける通路の片側に収納があるタイプです。狭い空間を有効活用できるウォークスルークローゼットになります。

設置タイプ2:「Ⅱ型」

「Ⅱ型」は、通り抜ける通路の左右両側に収納があるタイプです。設置する場所や広さが必要となりますが、その高い収納力やインテリア性から人気があります。

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設置タイプ3:「L型」

主に住宅の角に設置される「L型」は、通路が折れ曲がる作りになっています。Lの字の形に沿って収納が2面確保できます。

設置タイプ4:「U型」

「L型」と同じく、折れ曲がるような作りになった「U型」タイプ。Uの字の形に沿って収納を3面設けることができます。

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ウォークスルークローゼットに適した間取りの事例

ここからは、ウォークスルークローゼットを設置したリノベーション事例や、間取りを見ていきます。

設置場所1:キッチンとバスルームの間に設置

約45㎡ある1LDKのお部屋です。ウォークスルークローゼットは、キッチンとバスルームの間に「I型」タイプを設置しました。家事のストレスを軽減するために動線を重視し、回遊性を向上させた作りに。リビングから寝室、ウォークスルークローゼットを通り抜け、キッチンまでの通路がひとつながりになっています。

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設置場所2:寝室とリビングの間に設置

コンパクトな空間を上手に活用した約56㎡のお部屋です。大きなワンルームを意識し、寝室からリビングまでを動き回れるようにしたレイアウトに。ウォークスルークローゼットは、その2ヶ所をつなぐように、「Ⅱ型」を設置しています。

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設置場所3:玄関と寝室の間に設置

約141㎡の敷地を誇る4LDKのお部屋には、玄関から寝室をつなぐ「Ⅱ型」のウォークスルークローゼットを採用。玄関側の出入り口には、目隠し用の「木製ルーバー」を設置。その下には、黒砂利を敷き詰めました。収納と動線を兼ねた高い機能性に、和のテイストを加えたビジュアル的な工夫が施されています。

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ウォークスルークローゼットで失敗しないための注意点

ウォークスルークローゼットを採用する場合、デメリットを考慮したうえで設置を考えなければいけません。ここからは、ウォークスルークローゼットで失敗しないために知っておきたい、いくつかの注意点をご紹介します。

注意点1:設置前に動線の検討をする

ウォークスルークローゼットを設置する前に、動線の検討が必要です。「通り抜けができる」「扉がない」といった特徴を活かす場所に作らなければ、室内を効率的に移動できないかもしれません。また、不便さを感じさせない通路の幅を確保できるか否かも、注意点のひとつといえます。

注意点2:整理整頓を心がける

「見せる収納」に適したウォークスルークローゼットなので、日頃から整理整頓を心がける必要があります。衣類や小物類を雑然と置いてしまうと、せっかくの回遊性やインテリア性も台なしになってしまいます。

注意点3:水回りの近くに設置する際は、換気を徹底する

浴室や洗面所、キッチンといった、水回りの近くに設置する際にも注意が必要です。湿気が溜まりやすくなるため、こまめな換気や、クローゼット用の調湿材、湿気・カビ取り剤で手入れをする必要があります。なるべくなら、通気性の良い箇所に設置することが望ましいでしょう。

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まとめ

ウォークスルークローゼットは、2ヶ所ある出入り口が別の部屋や通路につながっています。そのため、暮らしやすい生活空間を確保しながら、見せる収納も演出できます。限りあるスペースを最大限にいかし、快適な住まいを手にするためにも、ウォークスルークローゼットの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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