リノベーションで、夢のハンモック生活。叶えるためには条件がある?!

「リノべる。」のお客様の中にはリノベーションをきっかけにハンモックを購入し、設置される方が多くいらっしゃいます。中にはハンモックを設置するために中古住宅のリノベーションを選択される方も。
なんとなく「ハンモック」がほしいなと思っていても、壁や床の耐久性や設置のためのスペース確保の問題など、意外と知らないことがたくさんあるのではないでしょうか。
今回はそんな、みんなの憧れ「ハンモック」を取り付けるためのポイントについてご紹介していきます。
ハンモックを設置するための3つのポイント
1. 十分なスペースがあること
ハンモックがどのように設置されているかご存知ですか?多くの場合、金具を壁や天井に取り付けることで固定されています。一般的によく見られる2点で支えるタイプのハンモックの場合、フックの位置は以下3つのポイントをおさえて取り付けましょう。
①高さは1.5mから2m
②設置幅は3.5m~4m
③ゆれ幅分左右1mずつくらいあける
金具の位置は手の届く高さ(身長より10cm程高い位置) に取り付けましょう。取り外す際に手間がかからず、下をくぐるときにも困りません。また、このとき注意したいのが、乗ったときにお尻が床 (地面)につかないようにすること。ハンモックは「乗ると沈み込む」ことを考慮したうえで高さを決めましょう。
2. 天井や壁が取り付け可能なものであること
ハンモックは、壁や天井にならどこにでも取り付けられるわけではありません。お子様が乗ることを考えると、強度や耐久性で不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで「リノべる。」の専属デザイナーに、ハンモックの取り付けが可能な天井や壁の特徴、取り付ける際の注意点について聞いてみました。
―ハンモックを取り付け可能な天井や壁はどのようなものですか?
壁の場合は躯体か壁下地に取り付けが可能です。ただし、躯体にはアンカー施工という、施工の際、音が大変大きくなる工事が必要となります。また、壁下地の木材は9cm角以上必要になります。そのため、壁厚は10cm前後に膨れる可能性があります。
天井の場合は躯体か天井下地に取り付けが可能です。ただし、下地に取り付ける場合は専用金物を天井材に貫通させて天井のスラブ(コンクリート部分)面まで固定する必要があります。ただし、マンションによってはスラブが大変薄いものもあるため、調査が必要な場合もあります。
―下地と躯体なら、躯体に取り付ける方がよいのでしょうか?
基本的には躯体でなくても取り付け可能ですが、躯体でない分、リスクもいくつか出てきます。躯体でなく、壁下地、天井下地に取りつける際、アンカー+アイボルトではなく、金具をビスで固定する方法もあります。ただ、ハンモックは揺れるので、このビス固定だと使い方によっては木軸が脆くなって外れてしまうリスクもあります。
―どのくらいまでの重さなら耐えられますか?
耐荷重は躯体の状況によるものなので、具体的な数字はわかりません。中古マンションの場合、場所によって躯体の強いところと弱いところがあります。なので、アンカーを使用したから大丈夫ということは絶対にありません。
リノベる。のお客様には「耐荷重はマンションの躯体状況によって変わる」「使い方によっては外れやすくなることもある」ということをしっかりと理解していただき、もし外れてケガなどをされても保証はできないということを事前に説明しています。
壁や天井の状態によってもハンモックを設置できるかどうかが異なるようです。また、構造としては問題がなくても、集合住宅では管理規約などで禁止されている場合もあります。現在のお住まいやこれから探すお住まいの状態がハンモックの設置に向いているものなのかどうか、大工さんやリフォーム会社さんなどのプロに一度チェックしてもらうと安心です。
3. 種類によって設置スペースが異なる
先ほどご紹介したタイプのハンモックの他にも、まだまだ様々な種類のハンモックがあります。
椅子型ハンモック
チェアタイプのハンモックです。身体を預けるようにして座るので腰への負担が軽く、長時間座っていても疲れません。緩やかな曲線になるような設計で編まれており、まるでゆりかごのような座り心地。モデルにもよりますが、ハンモックチェアの取付は取付部と床の間に215cm〜214cmの距離が必要です。天井が高すぎる場合には、延長ロープを使うことによって取り付けることができます。
自立式3WAYハンモック
自立するため柱に固定する必要がなく、賃貸物件でも簡単に取り入れられるハンモックです。なんとハンモック、ハンモックチェア、ハンガーラックの3WAYとして使えるオールマイティなタイプ。写真のモデルの場合、設置には幅2.5m、奥行き 1m程のスペースが必要となります。
ハンモックからはじまる素敵なおうちづくり
ハンモックは種類も豊富でインテリアとしても映えるようなものがたくさん。内装を決める際の主役として捉えてみるのも一つの手かもしれません。
ハンモックを選ぶ際は、それぞれの住まいの状況、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
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