築40年・66㎡(平米)の中古マンションを、3LDKから2LDKへとリノベーションしたお住まいです。全体をグレートーンで統一し、質感やディテールへのこだわりを随所に散りばめています。インテリアや照明が映える、家具と人が主役になる住まいづくりをご紹介します。
「その発想はなかった。」提案から生まれた、明るい土間玄関
玄関には、人を招きたいという思いからハンガーパイプを設置し、土間を広く設けています。奥のカーテンの中と玄関ドアの横には可動棚があり、収納量も十分。


お部屋側の壁には、窓からの明かりを届ける小窓が設けられています。
「ここから外の光を取り入れるという発想がなかったので、提案していただいてとても良かったですね」とお施主さま。

リビングに入るとすぐに洗面台があります。外から帰宅してリビングへ向かう動線上にあるため、使い勝手が良い配置。造作の洗面台はシンクの右側を伸ばし、収納付きの鏡を2つ設置。ふたりが並んで使えるようになっています。

生活感を隠す、壁付けキッチンと造作カウンター
キッチンは壁付けタイプを採用し、背面に収納を兼ねたカウンターを造作。「壁付けにカウンターをつける案をデザイナーが見せてくれて採用しました」とお施主さま。炊飯器やオーブン、トースターなどの家電は、カウンター下に隠す設計にしています。


天板には人造大理石を採用。「造作にお金を使った分、キッチン本体は最もリーズナブルなものにした」とお施主さまは振り返ります。キッチンは意匠にこだわるほど費用がかさむため、予算との兼ね合いでこの形に落ち着いたといいます。

奥にはパントリーを設け、冷蔵庫や食材を隠して収納。生活感を消す工夫が随所に施されています。

質感の違うグレーで魅せる、立体感のあるリビング
リビングは、床・壁・天井をそれぞれ質感とトーンが異なるグレーで統一しています。少しずつ質感の違う素材を組み合わせることで、立体的な印象を生み出しています。

一面には、一見して扉と分からない隠し扉を採用。取っ手をつけず、端の切り込みに手をかけて開閉する仕様です。奥には脱衣所やトイレ、ウォークインクローゼットが隠れています。

黒はアクセントとして絞り込んで使用。「大きい面に黒ばかり使うと安っぽく見えてしまう。フレームや小物、椅子、照明などピンポイントで使いたい」とお施主さま。

リビングと寝室をつなぐスライド扉
床には塩ビタイルを採用。寝室にも同じタイルを使い、空間のつながりを演出しています。「木の家具を置きたかったので、床がグレーの方が家具が引き立つと思って」とお施主さま。スリッパを履いて過ごすため、冷たさも気にならないそうです。

リビングと寝室の仕切りには、印象的なスライド扉を採用しています。「よくリノベーション物件で見る扉ですが、初めて見た時に可愛いなと思って。私の唯一の要望でした」と妻さん。「こんなにいいリビングなのに、お互い部屋にこもってリビングにいない時間が多いともったいない。」在宅ワークも多いの中で、扉越しにリビングが見えるつくりがよかったのだそう。
素材はアクリル製。アイアン製よりもコストカットを実現されています。
音楽制作にも集中できる、ワークスペース
寝室の隣の部屋は、夫さんのワークスペースです。自宅で音楽制作の仕事をしているため、個室が欲しいというのがご要望でした。「入った瞬間に空気が変わるので、気持ちの切り替えにもなります」とお施主さま。

「不安」を「できるじゃん」に変えた、リノベる。との物件探し
家を買うこと自体、ずっと先の話だと思っていたというおふたり。ローンの仕組みも、家の探し方も分からない状態からのスタートでした。「そのうちインテリアが好きだから家をつくりたい」という思いから、注文住宅や他社の事例を見始めたのがきっかけだったそうです。
リノベる。の決め手は、物件探しから資金計画、設計、施工までを一貫して任せられる仕組みに背中を押されたことだとか。「何もわからなくても全部やってもらえると分かって、楽だなと。月々の支払いも賃貸とそう変わらず、買えるじゃん!となりました」とお施主さま。
エリアも予算も大まかにしか決めていなかったものの、担当者と話す中で候補は数箇所まで絞り込まれました。「無限に選択肢があるなかで、こんなに絞ってくれるんだと思いました」と当時を振り返ります。比較検討した数件から、迷うことなく今の物件に決められたそうです。