築19年・75㎡(平米)の中古マンションを購入し、3LDKから2LDKへ全面リノベーションした住まいです。夫婦とお子様2人のファミリーで暮らしています。夫さんは本、妻さんはカフェが好きで、「ブックカフェ&アートギャラリー」をテーマに設計しました。マンガ原画などのアート作品を美術館のように楽しむため、真四角の間取りを生かして2つの回遊廊下を設けています。玄関からリビング、書斎まで、アートと暮らしが溶け合う住まいをご紹介します。
自転車も置ける広い玄関と、アートが並ぶ2つの回遊廊下
以前の賃貸は玄関が狭く、お子様2人が出かける際によく渋滞していたそうです。新しい住まいでは玄関を広くとり、雨の日は自転車も置けるようになっています。壁には家族の絵やお気に入りのアートを飾りました。訪れた人に家族の雰囲気が伝わる、ウェルカムボードのような役割を持たせているといいます。


反対側にはオープンタイプの下駄箱と、コート掛けにもなるハンガーパイプを設置し、来客もすぐに使えるようにしています。

真四角の間取りを生かし、廊下を2つ設けているのもこの住まいの特徴です。デザイナーへ「アート作品を美術館のように飾りたい」と相談したところ、ぐるりと回遊できる廊下という提案を受けたそうです。妻さんが選んだ写真を飾る「ママ廊下」と、夫さんの好きなアートを飾る「パパ廊下」に分かれています。どちらからでもリビングへ抜けられます。2つあることで、すれ違うときにぶつからず「ノーストレス」とお施主さま。来客時や家族で出かけるときの混雑も解消したといいます。


天井から音楽が降る、ブックカフェのようなリビング
夫さんは本を集めるのが好きで、妻さんはカフェが好きだといいます。

「ブックカフェ」をテーマに、リビングの天井にスピーカーを埋め込みました。上から音が降ってくることで、カフェのような雰囲気を演出しています。この天井は、マンションの断熱材が入っている「折り返し断熱」の部分にあたるため、造作でつくったそうです。
ほかの部分は躯体現しになっており、造作した天井にはスピーカーを埋め込み、Rの曲線も取り入れています。小上がり側にも同じRの曲線があり、空間のアクセントになっています。

リビングにはずらりと雑誌や本を並べた棚があります。夫婦で好きな写真集や本、最新の雑誌を並べ、その都度入れ替えることでブックカフェらしさを出しているそうです。

生活感を消して、子供を見守れる向きにしたキッチン
キッチンは向きにこだわったといいます。もとの窓はキッチンの内側が見える形でしたが、生活感が出てしまうため、見えない向きに変更しています。結果として、子供が遊んでいる様子が見えるようになったそうです。

引っ越し当初はカウンターのみで、ハイチェアは設置していませんでした。あとからリノベる。のインテリアデザイナーに相談し、マッチするハイチェアを購入したといいます。「ダイニングテーブルで仕事をすると、リラックス気分になってしまう」とお施主さま。カウンターでは、コーヒーを飲んだり、少し何かをつまんだりしながら、仕事に集中できる場所になったそうです。
大人と子供の居場所を分ける、小上がりの遊び場と造作本棚
キッチンの反対側には小上がりがあり、今は子供たちの遊ぶスペースになっています。収納スペースが少ないため、おもちゃを下に隠せるようにつくったそうです。


以前の住まいでは、子供が遊んでいると大人がリラックスできる場所がないことが課題だったといいます。小上がりで段差をつけ、大人と子供の空間を分けています。最近は上のお子様がステージ代わりに使い、歌ったり踊ったりして楽しんでいるそうです。
小上がりには、夫さんの本を集めた吹き抜け型の造作本棚があります。妻さんはミシンをするため、座れる高さのワークスペース机も造作したそうです。向かい側に子供が座ってお絵かきをしたり、お店屋さんごっこをしたりと、対面で楽しめる場所になっています。


スポットライトで魅せる「パパ廊下」とファミリークローゼット
パパ廊下には、夫さんの好きなマンガのアートなどを飾っています。上にレールを敷き、スポットライトのように照らす演出にこだわったといいます。美術館や展示会場のような雰囲気を意識し、幅もデザイナーと相談しながら、飾るアートに合わせて細かく設計したそうです。

廊下の先には、家族全員の服をまとめるファミリークローゼットがあります。以前はそれぞれの部屋に収納があり、洗濯物をそれぞれの場所へしまいに行く手間があったといいます。ひとつにまとめたことで、この手間が解消したそうです。

アーチドアでつながる、家事がラクになる洗面室
洗面室には、アーチ型のドアを両面に設けています。2つの廊下をトンネルのようにつなぐ役割だといいます。洗濯物を畳んで取り込んだあと、そのままクローゼットへ向かえる動線になっています。

予算との兼ね合いもありましたが、タイルも希望どおりに取り入れ、好みの洗面所に仕上がったといいます。

アート作品に合わせてつくった、夫さんの書斎
書斎は、夫さんの仕事部屋を兼ねた趣味部屋です。リノベる。に相談した当初から「アート作品に合わせて家をつくりたい」と伝えていたそうです。壁色を変えることで、作品が映える壁に仕上がっています。
コロナ禍を経てリモートワークが広がったからこそ、趣味と仕事を兼ねた部屋をつくることができたといいます。壁一面にアートを飾ったこの部屋について、夫さんはウェブメディアで運営する記事の中でも紹介しているそうです。

予算内で理想のエリアを叶えた物件探し
もともとは自然が多く、子育てしやすいエリアに住んでいたといいます。お店へのアクセスも良い場所でしたが、予算の都合でそのまま住み続けることは難しかったそうです。近い条件のエリアを探すことになり、リノベる。の担当者に相談。
「住みたい街には予算の都合で住めない」と伝えたところ、環境は似ていて場所は違っても叶えられると提案を受けたといいます。
一度も否定されなかった、リノベる。とのカウンセリング
リノベーション会社は、全部で5社に話を聞きに行ったそうです。ほかの会社にも良いところは多くありましたが、多くは自社の強みを伝える提案だったといいます。リノベる。だけは、暮らしに合わせた住まいを一緒に探して一緒につくろうと伝えてくれたそうです。
物事を決めるときにワクワクするかどうかを大切にしているというお施主さま。ほかの会社では条件的に難しいという話もありましたが、リノベる。ではどうすればできるかを一緒に考えてくれたといいます。「一度も否定されなかった」とお施主さま。