築27年・73㎡(平米)の3LDKを1LDK+WICに。ライフステージの変化を見据えた中古マンションリノベーション
面積:73㎡
間取り:3LDK→1LDK+WIC
建物:マンション
完工時築年数:築27年
家族構成:ふたり暮らし(夫婦)
神奈川県にある、73㎡(平米)の中古マンションです。夫さんと妻さんは、結婚式を終えてすぐに住宅購入を決断しました。3LDKだった間取りを1LDK+WICにリノベーションし、将来の家族構成の変化にも対応できる"プレーン"な住まいを実現しています。本記事では、土間玄関の使い方から物件探しの経緯まで、おふたりの住まいづくりをご紹介します。
「セカンドリビング」にもなる、将来を見据えた土間玄関
玄関を入ると、広い土間空間が広がっています。ゴルフバッグやスーツケースを置く場所が欲しいという思いがあったそうです。他の実例見学で、リビングとは別に空間があることに憧れ、取り入れたといいます。
現在はプロジェクターを設置し、映画やYouTubeを見てくつろぐ時間に使っているそう。椅子は、夫さんが以前から使っているコールマンのインフィニティチェア。妻さんはIKEAのオレンジの椅子を選びました。
この土間は、将来的に壁を立てて個室にできる設計です。床や天井の高さを室内側とそろえ、段差をつくらないことで、壁を足すだけで部屋に変えられます。「セカンドリビングみたいな」と、お施主さまは話します。友人を招いた際には、それぞれが好きに過ごせる空間として活用しているそうです。
開放感を保つため扉はつけず、空調のためにガラス戸を採用しました。全面を覆う扉だと圧迫感が出るため、視線が抜けるガラスを選んでいます。
ひとりの時間をつくる、ワークスペース付きウォークインクローゼット
寝室は、シンプルな空間にまとめています。夫さんは暗くないと朝早く目が覚めてしまうため、遮光カーテンを採用したそうです。
寝室の隣は、半分がワークスペース、半分がウォークインクローゼットです。ひとりで考えごとをしたり、家で仕事をしたりできる場所が欲しいという思いがあったといいます。リノベる。のモデルルームでウォークインクローゼットとワークスペースが一緒になっている実例を見て、採用を決めたそうです。

以前の1LDKでは、ふたりが常に同じ空間で過ごしていたといいます。ひとりで落ち着ける時間を持てるようになったのは、大きな変化だそうです。ウォークインクローゼットは、ハンガーにかけるスペースを長めに確保。洗濯後すぐにかけられるため、畳む手間を減らしています。
大きな窓と高い天井が生む、開放感のリビング
リビングは、天井を張らずに高さを活かした開放的な空間です。床から天井までの窓は、物件探しの段階からこだわって探したそうです。窓の高さに合わせ、カーテンレールはオーダーで製作しています。
「開放感のある家がいい」と、担当スタッフに伝え続けて出会った物件です。角部屋のため窓が多く、ベランダ側には視界を遮る建物もありません。田園都市線沿線で、通勤にも使いやすい立地です。
白を基調に、インテリアで彩る住まい
壁や天井、キッチンはあえて白でまとめています。色は家具やインテリアで加えたいという考えがあったそうです。白い空間には光がよく入り、部屋を広く見せる効果もあります。友人からは「ホテルみたい」という声をもらっているといいます。
ダイニングテーブルはHAYのもの。友人を招いてパーティーをしたいという思いから、8人程度座れる大きめサイズを選んだといいます。椅子はあえて色や素材をそろえず、HAYの青い椅子と楽天で購入した白・ベージュの椅子を組み合わせています。きっちりまとまりすぎない雰囲気をつくる工夫だといいます。照明もHAYのもの。インスタグラムで見つけたポンポンのような素材が気に入り、採用したそうです。
ソファはフランネルソファーのブランドで、ふたりで一緒に選んだといいます。クッションでアクセントを加え、季節に応じて色を替えられるようにしています。
テレビボードはIKEAで購入。配線が見えないよう、白でシンプルなデザインを選んでいます。
こだわりのキッチンと、使い勝手のよい収納
キッチンはLIXIL製で、マットな白い質感が決め手だったそうです。3〜4件のショールームをまわり、何時間も相談を重ねて選んだといいます。対面キッチンは、賃貸では叶わなかった憧れの設備だといいます。背面のガラス越しに視線が抜け、リビングとのつながりを感じられるそうです。
当初はカウンターにする案もありましたが、収納量を優先しています。
背面収納は、キッチンと同じシリーズの棚と無印良品のユニットシェルフを組み合わせました。高さを事前に伝え、ぴったり収まるよう造作してもらっています。
キッチン横にはベンチを造作。リノベる。のショールームで見た実例を参考にしています。朝食やコーヒータイムに使う、お気に入りの場所だといいます。
キッチンの床は、配管の関係で一段上げたタイル張り。色を濃いめにすることで、リビングと空間を分ける効果を持たせています。
「朝の争奪戦」をなくした、ゆとりの洗面まわり
洗面台は、ふたりが並んで使える広さと大きな鏡を採用しています。以前の住まいでは、洗面台を交代で使う「争奪戦」が日常だったそうです。同じ時間に身支度できる広さを、マスト条件として間取りに反映したといいます。
シンクは実験台シンクを採用。ボウルが広く使いやすい形状です。石けん置き場には磁石を使い、まわりをすっきり見せています。洗濯機はドラム式を選択。将来的にアイロンがけにも使える作業スペースを確保しました。
洗面横にはハンガーパイプを設置。洗濯後すぐに掛けられるようにし、ベランダへ運ぶ動線をつくっています。奥にお風呂、手前にトイレを配置した間取りです。
「不安」を「安心」に変えた、物件探しとエリア選び
夫さんはもともと下北沢エリアに住み、そのあたりで物件を探していたそうです。予算の兼ね合いから、エリアを見直すことになります。妻さんの家族が田園都市線沿線に住んでいたことから、このエリアを選んだといいます。何かあった時にすぐ集まれる安心感が、決め手のひとつだったそうです。
今後の開発計画や地価上昇の話に加え、マンション内で住み替える住人がいることも聞いたといいます。長く住み続けたいと思われている街だと感じ、購入を決めたそうです。住み替えも視野に入れながら、10年後を見据えた選択だといいます。
リノベる。を選んだ理由
結婚式を終えてすぐ、次は住まいだと考えるようになったそうです。将来子どもができた時に備え、賃貸ではなく購入を検討したといいます。新築だけでなく、他の中古物件も見て回ったそうです。
中古を購入してリノベーションする方法は、コストパフォーマンスの面で魅力的だったといいます。間取りを自由に変えられる自由度の高さも、リノベーションを選んだ理由だそうです。きれいな状態が手元に残ることも、大きな決め手になったといいます。
変化を受け入れる「プレーン」な住まい
リビングでくつろぐ時間、ワークスペースでひとりになる時間。このお住まいには、おふたりそれぞれの過ごし方が用意されています。
以前の1LDKでは、帰宅してもくつろぐ場所がほとんどなかったそうです。今は帰宅が楽しみになり、ソファに寝転ぶ時間も増えているといいます。夫さんも、ひとりでゆっくりできる時間が増えたと話します。
土間玄関には壁を足すだけで部屋になる仕掛けがあり、家族構成が変わっても対応できます。将来の変化を見据えながら、今の暮らしも楽しめる。中古マンションのリノベーションだからこそ叶えられた、おふたりの住まいづくりです。

















