神奈川県にある築25年・63㎡(平米)の中古マンションを、2LDKにリノベーションした住まいです。夫さんは金融系のお仕事、妻さんは美容室に勤務しています。白をベースにしたインテリアづくりと、日常のちょっとしたストレスを解消する工夫が随所に詰まっています。今回はその住まいづくりの背景をご紹介します。
子育ての負担を軽減する、広い玄関
玄関は奥行きをかなり広く確保。「子どもと一緒に、靴を隣に座って履けるので混雑しません」とお施主さま。ベビーカーは場所を取るため、この広さは大切なポイントでした。
正面の壁にはピンクブラウンのアクセントカラーを採用しています。玄関収納はオープンな棚で、パンプスは低め、ブーツは高めと持ち物に合わせて高さを調整が可能。狭くなりがちな玄関収納も、オープンにすることで広く感じらるそうです。
廊下がただの通路で終わらない。洗面所・ギャラリーとして活用。
玄関を抜けると廊下洗面が現れます。白を基調としたシンプルな作りで、鏡もあえて丸型を採用しています。横幅にゆとりがあり、朝は夫さんと妻さんが左右に並んで身支度ができるそうです。妻さんがメイクをしている間、夫さんが反対側でヘアセットをすることもあります。
廊下の床材は塩ビタイル。水がはねてもさっと拭けるため、通路でありながら多目的に使うことができます。
さらに進むと、壁にニッチ収納が。ハロウィンやクリスマスなど季節の飾りを置く「ギャラリースペース」です。「憧れていたので作ってもらいました」とお施主さま。Rの壁や洗面の張り出し、このニッチ収納があることで、廊下がただ歩くだけの空間ではなくなっています。
キッチンとパントリーで叶えた、料理が好きになる空間
LDKに入ると、まずキッチンが出迎えます。腰壁をRの造作にされていて柔らかい印象に。キッチンはLIXIL製のシンプルなものを採用し、調理家電も白で統一されています。

奥にはパントリー収納。棚を設け、約1帖ながら天井まで大容量の収納を確保することができています。パントリーやウォークインクローゼットの入り口には、扉の代わりにアーチ型の垂れ壁が採用されています。三角屋根形や角を落とした形などデザインの幅も広く、扉をつけるほどではない空間をゆるやかに仕切る工夫です。
「あまり料理は好きではなかったのですが、ここは自分の部屋みたいで、1日中立っています」とお施主さま。継ぎ目の少ないキッチンは掃除もしやすく、住み始めて1年たっても汚れが目立たないそうです。
白い壁・天井・床で統一した、広く見せる工夫が詰まったリビングダイニング
キッチンの隣はリビングダイニングです。壁も天井も白で塗装し、白みの強いフローリングで統一感を出しています。
ダイニング上部は、断熱材が必要な周囲だけ天井を造作し、中央は躯体現しを残しています。4人がけのダイニングテーブルはコンクリート調家具を扱うショップで購入。
当初の想定より、コンパクトな広さの物件に決まったため、随所に空間を広く見せる工夫を取り入れたそう。窓ごとに分かれがちなカーテンレールを1本につなげ、閉めると大きな窓ひとつに見えるのもそのひとつです。
「今はこれが好きだけど、明日は違うかもしれない」とお施主さま。今はピンクベージュ中心の配色ですが、将来は赤やオレンジ、水色などカラフルな色も取り入れたいと考えています。ベースを白にしているのは、そうした好みの変化にも対応するためです。
「不安」を「安心」に変えた、リノベる。との物件探し
賃貸ではなく、自分たちの好みでつくった住まいに住みたい。そんな思いから、都心に近いエリアでリノベーションを検討し始めたお施主様。
相談会では、どんな暮らしをしたいか、家族としてどうありたいかまで、丁寧にヒアリングを受けたそう。「ただ家をつくって終わりではない」と感じられたことが、依頼を決めた理由だったといいます。
「こだわりが強く、知識はあまりない人ほど、気軽に相談してほしい」とお施主さま。プロの意見をわかりやすく教えてもらえる点を、相談会のよさとして挙げています。