至るところにRのアクセント。築40年・48㎡(平米)の中古マンションで叶えた、居場所いっぱいのひとり暮らしワンルームリノベーション
築40年、48㎡(平米)の中古マンションをワンルームにリノベーションしたお住まいです。お施主さまはウェブサイトやスマホアプリの開発会社にお勤めです。30歳を迎えたタイミングで、ご自身のためだけの住まいを購入されました。ひとり暮らしのワンルームというと、どこか居場所が少なく窮屈な印象を持つ方も多いかもしれません。しかしこちらのお住まいには、リモートワークも一人のくつろぎ時間も充実させる工夫が詰まっています。友人を招いてのひとときも、もちろん快適に過ごせます。見どころは、玄関からリビングまで空間全体に散りばめられた「R」のアクセントです。
靴もアウトドア用品もたっぷり。広々とした玄関
玄関は横幅約180cm、奥行き約115cmと、ゆったりとした広さが確保されています。来客時に2、3人が同時に靴を脱ぎ履きしても混雑しない広さだといいます。

収納はオープンな靴棚を採用。棚板の高さを変えられる仕様になっており、パンプスやブーツなど靴の高さに合わせて調整可能です。約20足の靴を収納できるほか、下段にはアウトドア用品やフェスグッズをまとめているそうです。
そして玄関からお部屋に上がる「かまち」の段差部分は、曲線を描くRの形状になっているのが特徴です。このRはリビングの丸みとリンクしており、住まい全体を貫くデザインのアクセントになっています。

床材には塩ビタイルを採用。汚れやすい場所や水回りの掃除のしやすさを重視して選んだといい、玄関からトイレ、キッチンまで同じ素材で統一感を出しています。
開放感あふれるリビング
リビングは角部屋で、二面が窓というロケーションです。さらに室内窓を設けていることで、より開放的な印象を受ける空間になっています。LDKの広さは約12帖ですが、窓が多いぶん体感としてはより広く感じられるそうです。

真ん中には大きなキャメルカラーのソファーを配置。

賃貸時代から大きなソファーに憧れていたものの、スペースの制約であきらめていたといいます。住まいを購入したタイミングで、念願を叶えたそうです。仕事終わりに映画や配信をくつろぎながら見るのが、お気に入りの過ごし方だといいます。
作業スペースにゆとりのある、グレーのキッチン
リビングの奥にあるのがキッチンです。サイズは225cmと大きめを採用し、作業スペースの広さが料理の頻度を上げるきっかけになったといいます。

キッチンにはLIXILの「シエラ」を採用。モデルルームで見たグレーのモルタルのような質感が気に入り、この色を選んだそうです。壁付けキッチンにすることで、背面のスペースを広々と使えるのもポイントです。収納量も豊富で、賃貸時代には収納しきれなかった量の調理道具をしまえるようになったそうです。
床材はリビングのフローリングから塩ビタイルへと切り替え、玄関やトイレと素材を揃えています。

隅田川を望む、Rが可愛いワークスペース
キッチンの床材はそのまま、お部屋をぐるりと囲むインナーテラスへと続いています。インナーテラスの一角には、造作のワークスペースを設けています。横幅は約350cmと広く、大きなデスクが欲しいという要望から造作でつくってもらったといいます。

このコーナー部分もRの形状になっており、玄関のRと図面上でつながるようなデザインが施されているそうです。

窓の向こうには隅田川が流れ、カフェのような雰囲気の中で仕事に集中できる場所になっているそうです。このスペースはもともと壁で仕切られた個室だったといいます。窓を生かしきれていないことをもったいなく感じ、デスクを造作して活用することにしたそうです。
この場所は天井高がやや低いエリアです。あえてワークスペースにすることで目線を低くし、圧迫感を感じにくいように設計されています。ブラインドの色も部屋のトーンに合わせて特注し、落ち着いて作業できる雰囲気を心がけたといいます。

扉のない、開放的な寝室
インナーテラスの延長線上にあるのが寝室です。寝室にはあえて扉を設けていません。

事例でよく見ていた室内窓をどうしても取り入れたかったといい、部屋を明確に区切らず、室内窓で緩やかに仕切る形にしたそうです。
壁は2色に塗り分けられているのが特徴です。以前使っていた壁紙の色に寄せたグリーン系のアクセントカラーを選んだといいます。色の切り替え部分には、寝室の照明とコンセントを設けています。
Rの開口部が印象的な、水回りスペース
リビングの一角にある水回りへの入り口も、この住まいのアクセントのひとつです。

開口部だけをRの形状にし、扉自体は四角い一般的なものを採用。開口部の色を塗り分けることで、扉全体がRの形をしているように見える仕上がりです。
洗面スペースは横幅約2m50cmとゆったりとした広さを確保しています。

洗面台と鏡はサンワカンパニー製で、グレーの素材がモルタルのような雰囲気を演出しているそうです。
リラックスタイムを大切にした、ゆったりユニットバス
水回りの奥にあるお風呂は、通常サイズよりも大きめの1416サイズのユニットバスを採用しています。

お風呂の時間もなるべくくつろぎたいという思いから、大きめのサイズを選んだそうです。週末は湯船にお湯を張ってゆっくり入浴することが多いといいます。
ひとり暮らしだからこそ実現した、リノベる。を選んだ理由
お施主さまが住まいを購入したのは30歳のとき、単身でのご購入でした。都内で暮らしていると家賃の負担も大きく、そろそろ住まいを買うタイミングかもしれないと考えたといいます。好きなテイストに囲まれた部屋づくりに憧れていたことも、リノベーションを選んだ理由のひとつだそうです。物件探しから資金計画、設計、施工までを一貫してサポートしてもらえたことが、大きな心強さにつながったといいます。
ワンルームでも、居場所がたくさんある住まいへ
引っ越してからは、リラックスモードと仕事モードを自然に切り替えられるようになったといいます。映画や配信をくつろいで楽しむ時間が増えただけでなく、友人を誘って食事をする機会も増えたそうです。「気持ちにも余裕ができたかなと思います」とお施主さま。ワンルームという限られた空間でも、Rのアクセントと素材使いの工夫によって、居場所がたくさん生まれる住まいになっています。


















