築50年の味わいをフル活用。築年数の長いマンションで長く暮らすために心がけていること。

躯体あらわしの天井があるリビング
インタビュー

[リノベる。]のお客様たちの、中古を買ってリノベーションするまでの『ターニングポイント』をインタビュー。

家は人生最大の買い物だからこそ、悩んだり不安になったり期待が膨らんだり。先輩たちがどんな決断を積み重ねて、今のお住まいを完成させたのかインタビューをお届けします。

【今回ご登場の先輩】
2匹の猫と暮らすAさんご夫婦。3カ月かけて物件を検討し、築50年の中古マンションを購入しました。リノベーションでは、2LDKの間取りを1LDKに変更。インダストリアルをテーマにしたデザインで、おふたりが好きな音楽を聴きながら、猫と一緒にくつろげるお住まいが完成しました。

長期的な住宅費と猫との生活を考え物件購入を検討

きっかけは2年前。結婚を機に、当時お住まいだった賃貸物件の家賃を支払い続けるよりも、物件購入のほうが長期的にはメリットが大きいのでは?と考えるようになったのがはじまりでした。当時から2匹の猫と共に暮らしていたこともあり、賃貸だけでなく購入も視野に探してみようと、物件購入の一歩を踏み出します。

キャットタワーの猫二匹

ご夫婦の愛猫、大吉君と大福ちゃん。

憧れの中古リノベーションを叶えるためにセミナーイベントへ

「もともと雑貨など古いものが好きで、中古リノベーションは憧れのひとつだったんです」と語る旦那様。中古物件を探し始めたタイミングで、さっそくリノベーションの具体的な方法についてもチェック。様々なサービスを検討する中のひとつにあったのが、[リノべる。]でした。
さっそく[リノベる。]の中古物件の資産性に関するイベントセミナーに参加し、その流れで個別説明会にも応募。「イベントで聞いた具体的な事例が多かったことや、担当してくれた方が親身に相談に乗ってくれたことが[リノベる。]にお願いする決め手になりました」と旦那様は話します。

物件の決め手は、ずばり立地と眺め!

物件探しの条件で最も重視したのは、立地でした。賃貸に住んでいた頃、おふたりは横浜などに住んでいたそうですが、今回探すにあたって選んだエリアは、世田谷区。「三軒茶屋や渋谷へ気軽に遊びに行ける距離が心地よくて、ずっと忘れられなかったんです」と旦那様。過去にこの街に暮らしていた経験があり、物件を購入するならこのエリアで、と熱望されたんだそう。
しかし、ペット可の物件は想像以上に少なく、立地の条件を杉並区まで広げてみたものの、条件に合った物件は、わずかに5軒。そのうちのひとつで、5軒目に内覧した物件が、現在のお住まいでした。

躯体あらわしの天井と足場板フローリング

築年数なんと50年!第一印象は…

現在のお住まいについて、内覧時のおふたりの第一印象は「共用部も部屋もきれい!」約20年ほど前に改修が行われていたため、外装や共用部も非常に良い状態が保たれていたんだそう。「部屋はもちろん、玄関や廊下など管理が行き届いていることに安心しましたし、空き部屋が少なかったので、きっと住みやすいんだろうなと暮らしの想像がつきました」と旦那様は話します。
「決め手は立地と眺望でした。駅からとにかく近いですし、9階なので眺めも良いんです。窓が3面にあるので光も風も入りますし、生活しやすいだろうなと、一目見て惚れました」と旦那様。一方で、妥協したポイントについて尋ねると「高速道路がすぐ下にあるので、窓を開けると車の音がうるさいんです。夏の夜、暑くても開けられないのは少し残念なポイントだったかな」と語ります。

二面採光のベッドルーム

コンクリートの無骨さ×古い物の味わい

最終的に、築50年のマンションを購入。リノベーションのテーマは、インダストリアルに決定!全体的なデザインはインテリア好きの旦那様を中心に検討されました。空間のイメージを左右する天井や壁は、躯体あらわしに、白の塗装。床には足場板を使っています。

キッチン棚とリビング

「コンクリートの質感が好きだったので、躯体あらわしは絶対やりたかったんです。ポイントは、無機質な空間にあえて幅の広めの足場板を選んだところ。足場板なら多少の傷や汚れも味として生きてくると考えました」と旦那様。たしかに、猫の爪痕なども、足場板なら気になりません。

無骨な印象のインテリアの中に、ちらほらと見えるのがりんご箱や古道具の数々。経年を感じる天井や足場板の荒い質感と相性が良く、古い物ならではの質感が、クールになりがちなお部屋に温かみを与えています。

▼このお住まいの詳細はこちら
「音楽と猫、ぬくもりインダストリアル」

築50年で大丈夫?周囲からは心配されることも

おふたりは全く抵抗感なく現在のお住まいを決められましたが、一方で、周囲からは反対の声もあったんだとか。「私たちは中古物件に全く抵抗がなかったのですが、親や友人から中古物件で大丈夫?築50年はリスクも高いよ?と心配されることもしばしばありました」と奥様は語ります。
一方で、こんな想定外のできごとも。「実際に解体をしてみると、何度もリノベーションされてきたこともあって壁紙が何重にも層になっていたんです。躯体あらわしにするのに、壁紙を剥がす職人さんを手配したり、想定よりも少し費用がかさんでしまいました。こういったことも長い歴史のあるマンションならではのハプニングかもしれません」。
費用の面でもうひとつ。「住宅借入金等特別控除や不動産所得税が適用されなかったんです。築年数が50年となると、建物が古すぎて対象にならなかったんですね」と旦那様。

それでもこのマンションだからこその味わいに魅力を感じたおふたり。
「雑誌などで築50年以上の物件を買ってリノベーションした事例を見ると、ほっとするんです(笑)古いものが好きとはいえ、私たちもやっぱり悩んだり迷ったりしました」と奥様は話します。

グレーのタイルをあしらったステンレスキッチン

長く暮らし続けるために理事会に参加

現在、旦那様はマンションの理事会に入っているんだそう。「自分たちの資産だからこそ、マンションのことも、他人任せにしたくないと考えるようになりました。理事会では自分から積極的に意見を述べたり、他の住人の考えを聞くようにしています。参加してみるとすごくしっかりした人が理事会長をされていて、修繕計画もきちんと立てられていて…。そういう情報が見えるようになり、とても安心しました」とお話しされました。
理事会を通じて、同じマンションに住む人たちの考え方を知り、より長く住むためにどうしたら良いか、建物の管理に正面から向き合うようになったそう。こうしたコミュニティに参加することで、住まいを守っていくことも、築年数の長い中古マンションとの付き合い方において、大切なポイントなのかもしれません。

躯体あらわしの壁

建物と一緒に10年20年先も歩んでいく

今回訪れたお住まいの天井には、スピーカーが設置されていました。音楽好きのご夫婦は、リフォーム段階から天井の3箇所にスピーカーをつけることもリクエストされたんだそう。現在は、部屋のどの場所でくつろいでいても、大好きな音楽を楽しめるようになっています。
「今の住まいに引っ越してから、家でくつろぐ時間が長くなりました。猫と遊んだり、スピーカーで音楽を聴いて料理をしたり」と旦那様。「友だちが遊びに来ると、入ってすぐにわ〜っ!と驚いてくれたり、おしゃれだねとか、居心地のいい猫カフェみたい、お金払うよ〜!なんて言ってくれるんです(笑)」と奥様は嬉しそうに語ります。
古い建物の良さを生かした、味わいあるインダストリアルな空間。建物と共に、10年20年先まで、おふたりの生活のアイデアは広がっていきそうです。

 

ほかにもこんな記事が読まれています

ピックアップ記事

関連記事一覧