『リノベーション賃貸物件』のメリット・デメリットと選び方をご紹介!

『リノベーション賃貸物件』のメリット・デメリットと選び方をご紹介!
リノベーション基礎知識

賃貸物件を探す際に、「できれば新しい物件に住みたい」と思う方が多いのではないでしょうか。ただ、築浅の物件に絞って探すと、地域などの条件によっては物件数が少ないケースがあり、選択肢が狭まってしまう可能性もあります。そこで、すでにリノベーションされた賃貸物件を検討してみるのも、ひとつの方法です。築年数が古くても、きれいにつくり変えられた内装の物件があります。今回は、リノベーション賃貸物件のメリットや選ぶ際のポイントについて、わかりやすく解説していきます。

リノベーション物件とは?

リノベーションは間取りや内装を刷新して、住宅性能や付加価値を向上させることを指します。古い間取りや内装を今の暮らしに合わせて改修された物件が、「リノベーション物件」と呼ばれています。なお、リノベーションは大きく分けると以下の2種類があります。

・部分リノベーション:壁紙や床材などの仕上げや内装を部分的に改修する ・フルリノベーション:住宅の構造部分だけを残して解体し、再構築する

フルリノベーションでは、間取りや水回りの位置を変更するなどの大幅な変更が行われます。

リノベーションとリフォームの違い

リフォームとリノベーションには、どのような違いがあるのでしょうか?リノベーションが「既存の物件に付加価値を足すもの」であるのに対し、リフォームは「マイナスをゼロに戻すもの」と考えるとよいでしょう。つまり、リフォームの場合は劣化、破損しているものを新築当初の状態に戻す工事となります。

リノベーション物件 イメージ画像

リノベーション賃貸物件のメリット

賃貸物件の中にも、築年数の経過した内装をリノベーションした物件があります。ここからは、リノベーション賃貸物件のメリットについてお伝えします。

内装がきれい

リノベーションされた物件は、内装部分が真新しくきれいなものも多くあります。外観とのギャップはありますが、室内の新しさやきれいさの点では新築の賃貸物件のような感覚に近いものがあります。

新築よりも家賃が安い

リノベーション賃貸物件は内装が新しくなった部屋を、相場より安い家賃で借りられる点がメリットのひとつです。新築の周辺相場より、10%~30%程度安く住める物件もあります。エリアを限定して物件探しをしていて、家賃の高さで悩んでいる方などにおすすめです。

デザイン性が高い

築年数が経過して人気がない物件も、デザイン性の高いリノベーションをすることで、再び入居者が決まりやすくなります。そのような理由で、ほかの物件にはない付加価値をつけるため、一般的に賃貸物件によくある内装とは異なるおしゃれな内装にしている物件も多く見られます。

即入居できる

リノベーションした家に住みたい場合、中古物件を購入して自分でリノベーションする方法もあります。その場合、中古物件を購入した後に、設計の打ち合わせをしてリノベーション工事をする時間が必要です。引っ越せる状態になるまでに数カ月かかります。

その点、リノベーション済みの賃貸物件の場合、契約後すぐに入居することも可能です。少しでも早く住み始めたい方には、リノベーション賃貸物件が適しています。

最新の住宅設備が整っている可能性がある

住宅設備は、日々新しく便利なものが生まれています。トイレやお風呂など、使い勝手のよさはもちろん、エコにつながる環境のことを考えたものや衛生的に保ちやすいものなど、進化し続けています。リノベーション賃貸であれば、最新の設備が整っている可能性も十分にあり得ます。

古い物件のよさが感じられる

リノベーション物件のよさは、新しいものと古いものを上手に組み合わせて、ほかにはない味わいが感じられることも大きなポイントです。レトロな雰囲気や使い続けられてきた懐かしい感じなど、新築では感じることのない独特のよさがあります。

リノベーション物件 イメージ画像

リノベーション賃貸物件のデメリット

一方、リノベーション賃貸物件にはデメリットもあります。

建物が旧耐震基準の場合がある

リノベーションされる賃貸物件は新築から年数が経った物件が多く、1981年の新耐震基準への法改正前に建築されたものも多く含まれます。旧耐震基準だから危険と単純に判断できるものではありませんが、気持ちの面でできれば旧耐震の物件は避けたいという方もいます。そういった方にとっては、建物の耐震基準がデメリットに感じられることがあります。 なお、旧耐震基準で建てられた物件でも、その後きちんと補強工事や耐震診断をクリアしているところはたくさんあります。現在の基準を満たしているかどうかは、管理者に問い合わせて確認されることをおすすめします。

電気やガス容量が少ない場合がある

一般的なひとり暮らし用の賃貸物件では、電気容量の契約は20アンペア、または30アンペアになっています。築古マンションでは、電気建物全体で20アンペアに設定されていて、希望しても電気容量を増やせない場合があるため注意が必要です。

見えない部分が劣化している場合がある

リノベーション賃貸物件は、見た目はとてもきれいで古さを感じることは少ないでしょう。一方で、壁や天井の内部の状態がどうなっているかはわかりません。そこまで確認するのは難しく、リノベーションした範囲が把握できない点をデメリットと感じる人もいます。

においが気になる場合がある

賃貸物件のリノベーションでは、配線や給水・排水管は変更しないことも多くあります。そこで問題となるのが、給水・排水管などがそのまま古い状態となっているケースです。水道管のサビや汚れを放置することで、下水のにおいが発生する場合があります。

躯体現しの部屋

防音性が低下している恐れあり

もともと防音のことも考慮して建てられた物件でも、リノベーションによって間取りなどが変わり、防音性が低下することがあります。たとえば、畳をフローリングに変えると、足音などがよく響くようになります。ほかにも、部屋と部屋の間に設けられていたクローゼットが撤去されることで隣の話し声がよく聞こえるようになったなどは、よく起こりがちな問題です。

お部屋の防音性は、家具の配置や防音グッズで改善することも可能です。特別に業者にお願いしなくても、ホームセンターなどで販売されている防音シートや防音カーテンの活用は誰でも簡単にできる対策のひとつです。隣の部屋に接する壁に、洋服タンスなどのたくさんモノを収納する大型家具を設置するだけでも多少の効果は得られます。

しかし、こうした手間をかけたくないという人にとっては、防音性の低下はデメリットです。リノベーション前の状態を聞き、どの程度防音性が低下していると考えられるのか確認しておきましょう。

目に見えにくい水回りのトラブルに注意が必要

リノベーション物件は、目に見えない部分の水回りに関しても注意が必要です。配水管が古いままの場合、劣化によって濁った水が出てきたり、異臭が起こることもあります。マンションの場合、水漏れによって下の階の人に迷惑がかかることも。トイレやバスルーム、キッチンなど、目に見える部分が新しくなっていたとしても油断はできません。どのくらいの間、交換がされていないのか管理者に確認されることをおすすめします。

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リノベーション賃貸物件の価格相場

リノベーション賃貸物件の賃料に関連する要素として、主に以下のような項目があります。

内装以外の要素

賃料に影響する大きな要素として、立地があります。生活しやすく都心へのアクセスがいいロケーションにある物件は、家賃も高くなる傾向にあります。一方で、アクセスが多少悪くても、住みやすいリノベーション物件を手頃な家賃で借りることもできます。

リノベーション後の要素

リノベーション後に決まる要素としては、改修規模があります。貸し出す側の心理として、リノベーション費用を家賃に上乗せして回収したい気持ちが働きます。壁紙を張り替えるといった小規模なリノベーションは、工事費も高くないため家賃もそれなりに安くなるケースがあります。

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リノベーション賃貸物件を選ぶポイント

ここからは、リノベーション賃貸物件を選ぶ際のポイントをご紹介します。

価格

新築の賃貸物件と比較した場合の、リノベーション賃貸の家賃のメリットは大きなポイントといえます。周辺エリアの同条件の物件と比較して、お得感があるかも確認してみてください。

メンテナンス履歴

建物の寿命には、定期的なメンテナンスの実施が大きく関わってきます。マンションの場合、長期修繕計画に基づいて適切に修繕が行われているかを確認できると安心です。

事故物件でないかどうか

リノベーション済み賃貸物件の中には、事故物件がないとは言い切れません。事故物件に関しては、告知義務がありますが定義があいまいで期間なども明確には定められていません。築年数が浅いのにリノベーションされている場合など、疑問に感じることがあれば不動産仲介業者に確認しましょう。

リノベーション物件 イメージ画像

リノベーション賃貸物件についてのよくある質問にお答えします

リノベーション賃貸物件に自分が向いているのか分からないのですが…

リノベーション賃貸物件は、個性的でほかにはないお部屋を見つけたい方におすすめです。ほかにも、家賃が控えめながら綺麗に整っているお部屋を探している方や、レトロなものが好きな方などに向いているのではないでしょうか。また、多少の想定外は自分で対応するから気にしない、という方にも向いています。一方、とにかく外観も内装も新しいほうがよいという方には不向きと言えるでしょう。耐震など、確実に現在の基準を満たし安心したい方や家賃に用意できるお金は十分にあるという方もメリットを感じにくいかもしれません。

築年数は考慮して選ぶべき?

リノベーション賃貸物件を選ぶ方にとっては、築年数はあまり気にならない方も多いようです。内装はもちろん、給排水管や電気、ガスなどはリノベーションのときに新しく交換されていたり、住宅設備は現代に合ったものへと変更されていることが多いです。しかし、特に築20年を超えた物件の場合は、しっかりと確認しておいたほうがよいでしょう。また、現在の新耐震基準が設けられた1981年以前に建てられた物件の場合は、補強工事を済ませているかどうか確認して検討するとより安心です。

和の格子窓

まとめ

リノベーションされた賃貸物件は、きれいな内装の状態で比較的安い家賃で住むことが可能な場合が多くあります。また、デザイン性も高く、即入居可能な点もメリットとなります。ただし、建物自体の古さや電気容量の面でデメリットがある可能性も認識しておきましょう。給水・排水管などの、見えない箇所が劣化している可能性もあります。ライフスタイルや予算に合わせて、選択肢のひとつとしてリノベーション賃貸物件を検討してみてはいかがでしょうか。

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