家を買う際の費用を「物件の種類ごと」に徹底解説

リノベーション住宅 リビングの風景
リノベーション基礎知識

家を購入しようと考えたとき、新築にするのか中古にするのか、戸建てにするのかマンションにするのかで物件にかかる費用は異なります。それぞれにかかる費用を知っておくことで実際に購入するための予算を立てやすくなります。この記事では、家を買う場合に必要となる費用を物件の種類ごと」に紹介していきます。物件購入のほかにもかかる費用が複数あるため、具体的な金額を把握したい方はチェックしておきましょう。

家を買う場合にどの種類の物件でも共通してかかる費用

新築・中古、戸建て・マンション問わず、「家の購入費用」と「諸費用」が必要になります。以下でそれぞれの物件にかかる費用を紹介します。

家の購入費用

国土交通省が2020年3月に発表した調査報告書によると、家の購入資金の平均は次のとおりでした。

  • 土地付き注文住宅:4,615万円
  • 分譲戸建て:3,851万円
  • 中古戸建て:2,585万円
  • 分譲マンション:4,457万円
  • 中古マンション:2,746万円

購入時には物件費用の一部を現金で支払う頭金が必要で、物件価格の2割程度を準備しておけば安心だといわれています。頭金なしで購入できる物件もありますが、その分ローン返済額が高くなってしまうため、将来的な負担は増えることになります。

物件の間取りを選んでいるイメージ

諸費用

諸費用とは、物件の購入価格や建築費以外に必要となるお金のことです。諸費用には以下の種類があります。

1. 申込証拠金(購入の意志を示す際に預けるお金。契約後は手付金の一部となる)
2. 手付金(売買契約時に支払うお金。購入が確定すると購入代金の一部となる)
3. 印紙税(契約書など特定文書の作成に必要な税金)
4. 不動産取得税(不動産を購入した際にかかる税金)
5. 固定資産税・都市計画税の精算(土地や建物を所有する場合にかかる税金)
6. 登録免許税・司法書士報酬(不動産の所有権の登記に必要な費用)
7. 火災保険料(火災保険にかかる費用。加入は必須。地震保険に加入する場合は地震保険料も必要)
8. 仲介手数料(不動産仲介業者を利用する際にかかる手数料)
9. 融資事務手数料(住宅ローンを利用する際に金融機関に支払う手数料)
10. 団体信用生命保険料(団体信用生命保険にかかる費用。住宅ローンを利用する際に加入が必須になっている場合も。契約者が死亡または高度障害状態になった場合、保険が適用され住宅ローンが弁済される)

新築・中古を問わず、物件購入の際には上記の諸費用がかかります。ただし、売主から物件を直接購入する場合は「仲介手数料」がかかりません。住宅ローンを利用しない場合は「融資事務手数料」と「団体信用生命保険料」が不要になります。

リビングの風景

新築物件を買う場合にのみかかる費用

新築物件を買う場合にのみかかる諸費用というものは特にありません。基本的に前述した「家を買う場合にどの種類の物件でも共通してかかる費用」が必要になります。なお、仲介業者を通さずに不動産会社が所有する物件を購入するような場合、仲介手数料は不要です。
新築の諸費用の目安は、戸建てで購入価格の6~9%、マンションで3~6%ほどといわれています。仲介手数料がかかる場合は、3%程度増えると考えられます。また、新築マンションの場合、修繕積立準備金が必要になります。修繕積立準備金の詳細はマンションの費用の話で解説します。また、新築戸建ての場合は水道加入申込金がかかることもあります。水道加入申込金については、戸建ての費用の話で解説します。

マンションのキッチンの風景

中古物件を買う場合にのみかかる費用

中古物件を買う際は、基本的に不動産会社を通して売主を探すため仲介手数料がかかるでしょう。そのため新築より諸費用がやや高くなる傾向があります。諸費用の目安は、戸建て・マンションともに購入価格の6~13%ほどといわれています。

リフォーム・リノベーション工事

リフォームやリノベーションをする場合は、解体費や改装工事費用が必要です。リノベーション費用の相場は、首都圏では1平米あたり10~20万円程度といわれています。ただし、工事の規模や内容により金額は変わります。具体的な金額を知りたい場合はリノベーション業者へ見積もり依頼するのがおすすめです。

リノベーション住宅のダイニングの風景

戸建てを買う場合にのみかかる費用

戸建てを買う場合にかかる諸費用の目安は、新築の場合で購入価格の3~9%、中古では6~13%程度といわれています。新築戸建ての場合は水道加入申込金がかかることがあります。

水道加入申込金

上下水道の管を新しく引く場合にかかる費用です。自治体によっては不要な場合があります。中古物件でもまれにかかることがあります。基本的に、水道加入申込金は物件価格に含まれている場合が多いです。

一戸建てのキッチンの風景

マンションを買う場合にのみかかる費用

マンションを買う場合の諸費用の目安は、新築マンションで購入価格の3~6%、中古マンションだと6~13%といわれています。なお、新築マンションの場合は修繕積立準備金が必要です。

修繕積立準備金

マンションの大規模修繕工事のための費用で、新築マンション引き渡し時に支払います。大規模修繕工事とは、約10〜15年ごとに行うマンションの性能維持や老朽化対策のための工事のことです。修繕積立準備金の相場は20~80万円ほど。修繕積立準備金だけでは大規模修繕工事費が賄えないため、マンション購入後も12,000円程度の修繕積立金を毎月支払うことが一般的です。

マンション 寝室のイメージ

中古マンション購入+リノベーションにかかる費用を具体的にチェック

物件を購入してそのまま入居する場合、「物件購入価格+諸費用」で物件購入時にかかる費用を算出できます。しかし、中古物件を購入してリノベーションする場合は、改装費用もかかるため計算が複雑になります。理想の住宅を実現するために、リノベーションする場合の具体例をひとつ試算してみたいと思います。前出の調査を踏まえて、中古マンションの平均購入価格を2,746万円、諸費用を6~13%、リノベーションの費用を1平米あたり10~20万円と考えてシミュレーションしてみました。中古マンションの面積の平均は国土交通省の同調査のデータから抽出して76.6平米としています。新築マンションの購入と、中古マンションの購入+リノベーションで迷っている方は費用比較の参考にしてみてください。

  • リノベーション費用:約7661,532万円
  • 中古マンションの購入価格:2,746万円
  • 中古マンション購入にかかる諸費用:約165357万円

中古マンションの購入価格と諸費用、リノベーション費用の合計額は約3,677~4,635万円となります。
新築マンションは平均購入価格が4,457万円です。諸費用を考慮すると中古マンション購入+リノベーションの方が安くなる可能性は十分にあると考えられます。
できあがった状態で購入する新築マンションに対して、中古マンション+リノベーションは、好みの間取りや内装にできるメリットもあります。理想のイメージがある方はぜひ検討してみてください。

マンションの洗面台のイメージ

まとめ

家を購入する際には、物件の購入費用のほかに諸費用がかかります。また、戸建て・マンションを問わず中古は仲介手数料がかかるケースが多いため、諸費用は高くなる傾向にあります。しかし、中古物件をリノベーションすると理想の住宅が実現しやすくなるため、新築を買うよりも安く希望の住宅を手に入れられる可能性が高まります。

今回、中古購入+リノベーション費用の試算に使ったリノベーション費用はおおまかな数値です。リノベーション費用を詳しく知りたい場合は、下記の記事もご覧ください。リノベーションにかかる費用を把握しやすくなります。
「リノベーションって、費用はどのくらいかかるもの?」>> 

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