空き家をリフォーム・リノベーションするメリット・デメリットとは?費用相場や価格を抑える方法を紹介

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リノベーション基礎知識

実家を相続するなどしたものの、活用できず空き家になっているケースは意外に多いようです。空き家をリノベーションすることで、賃貸に出したり売却したりといったことも検討しやすくなります。本記事では、空き家のリフォーム・リノベーションについて費用相場などをご紹介していきます。

空き家をリノベーションする目的は?

はじめに、空き家をリノベーションするタイミングや目的についてご説明します。

空き家をリノベーションするタイミング

・実家を相続で譲り受けた
・放置していた家の売却を検討し始めた
・使用していなかった古民家を再利用することになった

このようなきっかけで、空き家のリノベーションを検討する場合が多いようです。

空き家をリノベーションする目的

・好みの内装に変えて自邸として住む
・生活しやすい状態に整えて買い手を探す
・アトリエや喫茶店などとして再活用する

家族と離れて住んでいたものの、親の不幸等で家を相続することがあります。その際、実家を住みやすくするために、リノベーションする場合も多いです。また、活用していなかった物件を売却する際、買い手がつきやすいようにリノベーションをする場合も。このケースでは、キッチンやトイレ、お風呂場をリノベーションすることが多いです。住む人がいなくなった古民家であれば、アトリエや喫茶店などの店舗利用を目的としてリノベーションするケースも考えられます。

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空き家をリフォーム・リノベーションするメリット・デメリット

ここからは、空き家をリフォーム・リノベーションするメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

メリット1:買い手、借り手がつきやすくな

特に実家を相続して空き家になったケースでは、建物自体が古いことも多々あります。そのままでは設備等が古く、資産価値がほとんどないような状態になっていることも多いと思います。

リフォーム・リノベーションを実施して設備などを新しいものに変えることで、売却や賃貸に出したときに古いままの物件に比べて、買い手、借り手がつきやすくなることが期待できます。

メリット2:倒壊のリスクを軽減できる

メンテナンスされていない家は老朽化が進みやすく、地震が発生したときの倒壊リスクが高まります。そこで、リノベーションで建物の耐久性や耐震性を強化することで、安心して暮らせるようになります。

デメリット

デメリット1:費用がかかる

一方、空き家のリフォーム・リノベーションにもデメリットはあり、費用はそのひとつです。特に古い住宅ほど、リフォームやリノベーションにかかる費用も大きくなります。

ただし、一度解体して建て直す場合に比べると費用が抑えられるため、リフォーム・リノベーションの目的を考慮しながら予算を慎重に判断する必要があります。

デメリット2: 売却や賃貸に出しても費用を回収できないことがある

空き家をリフォーム・リノベーションして売却や賃貸に出す場合、かけた費用を回収できるとは限らないことに注意が必要です。たとえば、立地が悪いなどの理由で、買い手や借り手が見つからない可能性もあります。リノベーションにかかった費用を売却金額や賃料に上乗せすると、相場よりも割高な印象を与えてしまうことも。あらかじめどのくらいの費用をかければどのくらいの収益につなげられそうか、目的を明確にして資金計画を立てることが大切です。

リノベーションできない箇所もある

住宅全体のリノベーションをおこなう場合、間取りの変更など幅広い改修が可能です。しかし、建物の構造により変更ができない箇所もあります。

マンションの場合、専有部のみが対象となり、玄関ドアや窓サッシの交換等は所有者が単独で判断することはできません。また、壁で建物を支える構造の建物の場合、撤去できない壁があったり、管理規約で使用素材や施工方法が制限されていたりします。

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空き家をリフォーム・リノベーションする際の費用相場

空き家のリフォーム・リノベーションには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここからは、工事内容と工事箇所に分けて費用相場をご紹介していきたいと思います。

工事内容ごとの費用相場

まずは工事内容ごとの費用相場です。空き家のリフォーム・リノベーションといってもさまざまな工事があります。ここでは3つご説明します。

壁紙張り替え:1,000円/㎡

使用する壁紙の種類によって費用は異なります。ビニール製の一般的な壁紙を利用する場合の費用相場としては、1,000円/㎡程度と考えておくとよいでしょう。張り替える壁の面積が広くなるほど、費用総額は高くなります。ただし、工事には人件費も含まれるため、工事する箇所が広くなると平米単価が安くなることはあります。

フローリング張り替え:10,000円/㎡

施工の方法や使用する素材によって、費用が大きく異なります。一般的な複合フローリングであれば、10,000円/㎡程度と考えておくとよいでしょう。なお、既存のフローリングを撤去して新しくフローリングを張り直す方法と、既存のフローリングの上から重ね張りする方法があります。後者のほうが、費用は安く抑えられます。

間仕切り撤去~部屋拡張:5万円~100万円

部屋の間仕切り壁を撤去したり、撤去と合わせて部屋を拡張したりする工事です。6畳間の壁を1か所撤去する場合(電気工事なし)、5〜10万円程度が一般的な費用相場です。部屋の拡張は施工条件により費用に違いがあり、10~70万円となります。

工事箇所ごとの費用相場

次は、工事箇所ごとの費用相場について見ていきましょう。

トイレ:30~70万円

どのようなトイレに変えるかによっても費用は変わります。一般的なトイレであれば、30~70万円程度の費用がかかると考えておくとよいでしょう。ただし、全体的にリノベーションしてトイレの場所も変更する際、配管の変更などが必要になるため費用はより高額になります。

キッチン:30~150万円

キッチンのリフォームには、おおよそ30~150万円程の費用がかかると考えておくとよいでしょう。「コンロだけ」「レンジフードだけ」など部分的に交換するようなケースでは、30万円程度が相場です。一方、キッチン全体を変更する場合には、50~150万円程度の費用を見込んでおく必要があります。

風呂:50~150万円

お風呂のリフォームでは、おおよそ50~150万円ほどの費用を見込んでおくとよいでしょう。ユニットバスの浴槽を変更するであれば、50万円程度の費用で済ませられることも多くあります。ただし、既存の浴室のタイプによっても費用が変動します。築古の住宅によくある在来工法のお風呂をユニットバスに変更する場合、100万円以上の費用がかかるのが一般的です。

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空き家のリフォーム・リノベーションの費用を抑える方法

空き家をリフォーム・リノベーションする際、費用を抑えるには以下のようなことを考えるとよいでしょう。

依頼する業者の比較・検討をする

リノベーションの依頼先には、設計事務所、工務店、不動産仲介会社、リフォーム・リノベーション会社、ハウスメーカーなどがあります。業者によりサービス内容や対応範囲に違いがあります。複数の業者に問い合わせて、リノベーションの目的や予算に合った依頼先を検討してみてください。

DIYで費用を抑える

部分的にDIYを取り入れることで、費用を抑えることができます。壁紙やフローリングの張り替えなら、ホームセンターに専用の素材が売られており、素人でも比較的挑戦しやすい箇所です。プロに依頼するのと比べると、仕上がりに差が出ることがありますが、部分的に上手に取り入れて費用を抑えるのがおすすめです。解体などが伴う大がかりな工事は、業者に依頼することをおすすめします。

補助金制度を活用する

最後は、補助金制度を活用する方法です。自治体により、リフォームやリノベーションに対して補助金制度を設けています。具体的な内容は自治体によって異なります。気密性や断熱性、耐震性を高めるリフォームでは、補助金制度が適用されることが多くあります。

なお、補助金を受けるには一定の要件があります。詳しい内容や申請に関しては、工事の対象となる住宅がある自治体に問い合わせてみてください。補助金の適用要件などの情報は、地元のリフォーム会社や工務店などの建築関係の業者が詳しいこともあります。身近に建築関係や不動産関係の方がいれば、相談してもいいでしょう。

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まとめ

空き家のリノベーションについて、メリット・デメリットと費用相場をご紹介しました。空き家はそのままにしておくと、倒壊などのリスクが高まる可能性もあります。売却や賃貸に出すことをご検討の方は、リノベーションの費用相場や助成金制度などを参考にしてみてください。

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